katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

ミモザさんの犬モザイク

2007-09-10 22:29:47 | 世界遺産をみんなでつくろ!
朝は公民館。11月の教室の為の広報に載る写真を届けに・・・勿論犬持参。
すると、館長と小笠原さんと、警備員さんがいらっしゃって・・・こんにちはぁって
声掛けて胸の前で作品を見せると・・・おぉぉぉぉって。

下絵の時とは明らかに反応は違う。俺にしては絵画の作家では無いから、このリアクションはとても喜ばしいのね。

その場ではいつも館長が質問なされる。技術的な事、考え方、作品に対する姿勢・・・・
答えられる範囲で、双方の時間の許される限り・・・・

今日はイメ-ジってお題。 俺は常に眼のある作品の場合、どこへ動いてもこっちを
見ているように・・・とか、夜動き出すように・・・とかリアル・・・って言う言葉を
こう比喩している。

人はリアルとかイメ-ジとかよく口にするが、果たして相手は理解しているのだろうか?
それ以上に伝えたい自分自身が判っているのであろうか?

俺達はいつもいつもそれについて繰り返す。ひたすら繰り返す。
するとどうだろう・・・良く変わって行くのならまだしも、最初に言った事を忘れ、
こだわる・・・・それを忘れて話し出す。

それではまとまる事の無い、たわいも無い話になる。初期のかぐやはそうだった。

例えば今回の犬の様な時に、リアルを追及する。って伝えたとしよう。
それについて色を語ったり、動き、向き、勿論トッピングになるアイテム・・・
ありとあらゆる事について話している最中に、でも可愛くないよねぇ・・・なんて

表現してしまう事がある。 これがばかちん。

リアルと可愛いを合い交わる作り方が出来るほど腕があるのかい?ばかちんな考え。
思い上がるのもほどがある。 でも消して本人は考えもせず、ただそう思っただけ。
それも判っているが、それでは永遠に見つける事は出来ないだろうな。

では劇画とギャグマンガで例えよう。 リアルを追求するなら、ゴルゴ13とか、バカボンド、宇宙戦艦ヤマト、ガンダム・・・何か引っ掛かってくれれば想像つくはず。

では、可愛いを追求しよう。 ハム太郎、アンパンマン、ドラえもん、・・・
判るよね、つまり簡素化して無駄な線を削除する。つまりデフォルメ。

普通は合い交じり合う事は有り得ない。 さていつも言う逆も真なりが成立した事で、
それでは例外探し。 この場合の例外とは何だろう・・・・?

それも答えは簡単。 つまり実写とアニメの融合。 昔で言うとバンパイア。
手塚治虫さんの代表作の1つ。 実写の人間がアニメによって狼になるのね。

今風で言えば、宮崎アニメ。 キャラはアニメなのに、バックは絵画のよう。
そしてこれはとても人気がある・・・・ではそれを少し変えないと、どこぞの国ぽい。

だから、本体の犬をリアルに。そしてバックのアニメ化。
葉っぱ、花、そして虫。明らかにデフォルメされている。それがマッチするか?
それがとても難しいのね。何故ならモザイクは色を混ぜられない。

当然テクニック的には、犬をよりリアル感を追求したいのだから、ここはタイル。
けれどただ細かく切る・・・そんな浅はかな事ではリアルになんぞならない。

メリハリ。大きいパ-ツはより大きく見せ、小さいパ-ツはより小さく見えるように。
色も同じ。より濃い色を使えば、薄い色はより薄く見える。

遠近感を出したいのなら、こうするべきだと思うのね。

しかも何故ならバックは薄いとはなから決まっている。ラムのバックは薄い。
ここも大事。逆では無理なのだ。決まった本体があって、バックのスペ-スが狭くて薄くする部分が少ないのだから。

犬は黙っていても濃くなる。そしてそこに茶のガラスが入る。バックも淡くガラス。
更に葦のような葉っぱ。ここにタイルを多量に使えば、犬にかぶる。

それも駄目。アトリエの打ち合わせの時に、モザイクの王道である作り方の作品を
お見せした時に、それは嫌と言われているから。

全体の3分の1ないし、4分の1の犬がそれよりはるかに細かい状態。これ以上細かくすれば
嫌って言うモザイク風味に近づいてしまう。

こんな事から、バックの切り方はデフォルメして作る事は決定してしまう。
しかもこの時点で、バックがガラスだらけになるのも決定する。

では、素材と切り方はほぼ決定。じゃ色だ。ガラスに決定した事により緑が手持ちに何色あるか?に掛かってくる。

ご存知な方もいるだろうが、大まかに言うとガラスはタイルより高い。
しかもどちらも色によって相当な値段の開きがある。

タイルであっても、1色1000円くらいから3.4000円。ガラスに至ってはとても買って
増やす状態じゃない。どの作品であっても。

そんなこんなで犬自体は、この先メドがついたので、バックも張って見た。

葦みたいな葉っぱ苦戦するのかな・・・・・まだまだだな・・・・










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寝ちゃったのね・・・そばや教室とミモザさんの犬のモザイク

2007-09-10 07:57:11 | 世界遺産をみんなでつくろ!
朝は勿論ミモザさんの犬のモザイクからスタ-ト。何しろ細かくて進まない・・・・
これについてはどうしても曲げられない理由がある。

それは、葉っぱをガラスで1枚モノみたいな切り方をしたいから。
それによって更に細かく見える事と、あくまで犬がメインである事で、これを見る人が
必ずこの犬を中心として眼が行くようにしたい訳で・・・・

メリハリの無いように作るのは、クラフトのようなモノの作り方だと思うのね。
つまり幾何学模様のようなものに、メインディッシュなんてのはいらない・・・・

後は、これがKatsuと名乗らなくとも気がついてもらえるかも・・・って作り方だから。
異常に繊細・・・やっぱ生き物作りは、夜中にこっそり動き出すように作りたいのね。

生きているんだか?死んでるんだか?半端なのは作りたくないねぇ・・・・

ならいっそ、思い切ってワッペンみたいなデフォルメしたいかなぁ・・・・?

まぁ意気込みはこんな感じなんだけれど、それにしても進まない・・・はぁぁぁあ

そんな中、夕方そばやの教室。シドさんと一緒に来るや否や・・・・可愛いぃぃぃ。
よぉぉぉぉぉぉぉしぃぃぃぃ。これは励みになる。

何しろご近所の住人が似ているって言ってくれたのだから、出口調査的ポイントが2票。
ならこのままをキ-プ。

それにしても、そばやは上手くなった。ただ切るって漠然にやるのなら、軽くこなすね。
たた流れを作ってこうした方が綺麗じゃない?って悩む事はあるにせよ、
100円ショップの道具でやってんのよ・・・余りに上手くなったし、こう熱心ならと

もしこの先続けるのなら、マイニッパ-を買った方が良いって・・・言った。
続ける気が無いのなら、無駄なお金は使わせたく無いし、でも続けるのなら・・・・

道具は専門の道具が必要なのね。限界があるから・・・興味はあるみたい・・・

それにしても、いつもながらこの集中力・・・シドさんに伝えたいもんだ。

そうそうよくこんな質問されたりする・・・話がかみ合うか?あははははは
それは簡単。相手がこっちを何らか興味orモザイクを楽しみにしてくれるような、
ほんの少しの信頼感さえあれば、それだけでいい。なら腕見せればいい。

これだけ来てくれると、生で何回も見せられるし、直接切る姿も見せられる。
本気であればあるほど、腕を認められれば信頼関係はおのずと成り立つ。

そしたら話はいくらでもある。相手に興味が湧かなくなったり、わかっている・・・
なんて馴れ合いにならないように、気になる事、感じた事、何故?どうして?を繰り返す

何回も何回も・・・するといつしかこっちも聞かれていたりする。
それを何回も繰り返すと、モノの価値観とか、習慣とか見えてきたりする。

ならもしかすると、こだわっているのってこの部分かなぁ?って先読み出来たりする。
慣れるより慣れろ・・虎穴は入らずんば虎子を得ず・・・いつも接し方は一緒。

来てもらった人には興味を持つ。よぉぉぉぉく手を見ていれば、何か違いが見つかる。
物作りって正直なもんなのね。 最後は流石に疲れてたみたいだったけれど、
安定感出てきたし、話もやりながら出来るし、やはり物作りに向いた人だ。

根気。 これは持って生まれた時に身に付いたもので、指導するもんではない。
それを持っている。 ニッパ-で切る日が楽しみだ。

その後、また作家活動。 ひたすら切る・・・・・新たな展開にならないと駄目かな・・
流石に単調で進み具合が悪い・・・・



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