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katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

ユ-ミンママの壁画のモザイク

2009-12-13 22:25:02 | 世界遺産をみんなでつくろ!
今日は来客からスタ-ト。知る人ぞのみ知るゴムおじさん。
以前、アトリエの前で下地を作っていたら声を掛けられて何回かアトリエに来て

話をするようになった。ゴムおじさんは80歳過ぎって言ったかな?
何かチュ-ブの細いのを体に巻くと痛い所が治るんだって。それを自転車に乗って

あっちこっち回っているんだって。どうやら俺は気に入られたみたいで、
今日はちょいと長めだった。

そもそも職人を辞めてからと言うもの、男の人と話す機会がメッキリ減ったから
苦手になってね・・・

必要以上に気を使うんだよね・・・俺はそもそも待つ身じゃない?
何せ自宅とアトリエを行ったり来たりしているだけだから、出向く事って無い。

と言う事はほぼ向こうからやって来る訳で・・・。当然話しなんかすれば、
質問のような問いがあったりする。これが厄介なのね。

聞かれりゃ答える。しかもまともにね。俺は18年タイル屋やったけれど、合って無かったから人様とは違う人生を見つけた。

結婚して子供が出来て、家を買って子供が結婚し孫を連れて来て死ぬ。
こんなシンプルな事が出来なかったから、俺はス-ザンボイルになりたいと願った

ただそんだけ。タイル屋やってる意味を感じなくなったから。俺が続けても
職人やっても親方になっても先細りして行く人生なんてシンプルなものがあって

それを守る為にやる事であって、自分の為だけで生きるのに先細りを待つ・・・
そんな事を続けては居られない・・・・

こんな事を単純に話ししたとするじゃない?すると場合に寄っては、じゃあ俺は
どうすれば良いんだ?なんて余りにくだらない質問返しする男の人がいるのね。

はぁ?ねぇあくまで俺は・・・って聞かれたから言ったのに、何で分かり合っている状況で無い先方の人生なんて答える事などある訳無いでしょ?

そんな義務も責任も無いのね。大人なら自分で探せば・・・ってそう言いたい所だけれど、そうも言えないし、だからあくまで俺自身の話だから・・・と

念を押す・・・こんな事を何度も経験すれば、話したくなくなる。うんざり。
これが相手を俺が今後も付き合って行きたい・・・と判断したのなら、

いくら時間を使っても惜しくない。そう考える。これが対、男の人との向き合い方

それがゴムおじさんは余り経験値の無い自分の親父よりも歳上。折角、アトリエに
足を運んで頂いたのにお構い出来るのは会話のみ・・・

ならば新作落語のような謎掛けありきの会話を試すのもこれも勉強。
なるべくタバコを吸って肝心な部分以外は相手の目を見ずに、考えたフリをし

悟られないようにする。相手の話すペ-スやリズム、声の強弱、動きを観察し
その様子から話をどう繋げて行くか?それを決める・・・

当然、ここに出向いて来たのだから、相手が話を切り出して来るのだから、
そのお題のどこの部分を広げて行くか?しっかり聞き分ける。

そして聞きたい部分を広げて、質問返しをする。答えてくれなかった場合は、
比喩を変えて、もう一度同じ内容の質問をする。会話の初歩。

すると、しばらくするとゴムおじさんが若旦那は面白いね・・・って言い出す。
だから、そうですか・・・?この位の事は昭和の初めの頃なら当たり前のように

いましたよね・・・?あはははは。時代遅れの古き昭和の残党ですよ・・・
ただ、そう言われては、こんな事を試しました・・・無礼をしましたね・・・

と言うと、流石にこう言う仕事をやるだけの人だわっ・・・と褒められるが、
まだ夢の途中なんで恥ずかしいです。ただ、そう言われたのは嬉しいです・・・

こんな会話をしたが、ただのご老人にしては随分と切れ味の良い話をなさる人だな
・・・と思うと、若い頃に何らかの芸事をしていたらしい・・・・

なるほどね・・・そりゃ経験者なのね・・・ならば俺はどうですか?と聞くと、
それだけ持ってて聞くのかい・・・みたいな言葉が返って来たと思ったら、

質問返しをされる。ならば私はどうかな?と・・・。参るね・・・そう来るのかい?

ならば、前回は元気で達者なおじさんってイメ-ジの人が、病気だったと言っていましたよね?通常なら年齢を考えるとそうそう治るはずが無い。

ならば今日も病気の続きの話で良いはずが、自転車に乗っていつも通りに戻った
ように見える・・・会話も前向きだしテンポも良い。普通に見える・・・

後は無理して通常を保っているのか?本当に調子が良いのか?いずれか?ってので
どうでしょうか?と言うと、あはははは。と笑って帰られた。

何とか逃げ切りって所かな?お互いにね・・・

良い勉強になった。そんな中、特に変化する事も無く作品作り・・・・
もう外枠に気持ちが移ってしまっているから・・・

そんな中、アトリエを眺める女性2人。声を掛けるとアトリエに入って来る。
興味を持ってくれたらしい。

口コミとネットのみだから、こうしてコツコツと布教活動。これも仕事。
地味にね、コツコツと・・・作品も布教活動もね。

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オ-ドリ-教室と下地のペンキ塗り

2009-12-13 02:13:16 | 世界遺産をみんなでつくろ!
昨日の晩、大きく振りかぶって・・・って野球アニメで非常に指導として勉強に
なる話を見た後に、すぐに寝て朝はメジャ-でスタ-ト。

そうね・・・前回と同じでそんなに得るものは無かったが、最後に主人公が言い放った言葉は中々のものだった。

さてアトリエに・・・

まずは下地のペンキ塗り。何しろ1枚でも多く仕上げないとアトリエ内では
置き切れなくなる・・・今後、延ばすと雨なんかも気になるし・・・

そんな中、オ-ドリ-がやって来る。早速だけど、実はこの髪の毛の下方が鯨にも
見えるように作りたいらしい・・・のね。

俺の今の作品のように・・・。普通に考えれば、そう見えるように作るのだって
そう見えない人もいる。つまりそれだけでも難しい・・・

それなのに見える人と見えない人を意識的に作る・・・これはかなり難しい。
しかし本人がやりたいのだから、こちらとしては何とかアイデアを考えなければ

ならない・・・って事で今度は逆に質問。じゃあ例えば10人の何人くらいが
見えるようにしたい?ここが非常に大事なのね。

ここで指導するものと指導されるものが一致しないと、とても理想には近づく事が
出来ない・・・・そこで更に比喩。

見えそうで見えないのか? 見え無そうで見えるのか?どちらよりなのか?
こう言う事が1つ1つ事細かに理解し合って行く事で、何がよりそう見えるか?

正直、まだまだ切るって行為は甘いが、そこは時間がいつか解決して行く。
だがやりたい事がしっかりしているから、理想を探すのは難しいながら

一体、何を指導すれば良いか?もはっきりして来る。
しかし内容が高度なので、こちらとしても油断は厳禁・・・・

常にオリジナルを作るって言うのは、こうしたやり取りの繰り返し。
少しそうしたくなったのは、髪の毛のパ-ツの細かさを見たから。

まずはそう言う事が出来るようにならないと、切る事だけでも四苦八苦している
状況では、こんなやり取りしてもそうそう出来るものじゃない。

だからまず慣れた・・・とか切る技術が上がったと判断したら、そろそろ少し
テクニック・・・こんな事を考える・・・

そんな事から、鯨の話にも触れ、更に目についての説明も始めた。
説明って言うのは聞いている方も話している方も実は疲れる・・・

何しろ伝わっているか?いないか?がはっきり判るし、相手も表情に出てしまう。
大事なのはそんな時・・・今の比喩判る?なんて聞いた時に、判らなかったら

ん・・・今のは判らない・・・今のは判った・・・とはっきり伝えてくれると
それを踏まえて、違う比喩で様子を見たりする・・・本当に伝わっているか?と。

こんな場合は非常にやり易い。しかし難しいのは、受け入れられない事や納得して
いなかったのに、まっ良いか・・・とか、何と無くとか、遠慮されたりして、

体裁なんてやり方を使われた時・・・一応こちらも良いんですね・・・と再確認して進むのだけれど、そこできちんと向き合う姿勢を怠った場合、

どんどんとその間違った方向に導く事になる。しかしそれは生徒さん自身が決めた
事であって、俺は常にどうしたいですか?どんな感じですか?と聞き方を変え

通常の会話の中からも傾向と対策を練って、本人が迷った時には、いつもなら
こんな感じだよね・・・どう?と明らかにいつもの自分って言う比喩なんてものを

使ってどうだろうか?と本人と向き合わせたりする。しかしそこに向き合う姿勢が
無いのなら、こちらも無理に向き合わせる事をするつもりが無いから、

聞かれるまで待つしか無い。だからオリジナルの教室って言うのは信頼関係が大事

そんな中、俺の感じたオ-ドリ-は自宅で無理はしない方が良いな・・・と考えて
いると、下地・・・これやりたいです・・・・と言う。



全く、かぐやがヤモリを選んでいたり、オ-ドリ-はタコって、マニアックな話だ。
しかし中々伝わっているのね。

そもそも、こう言ったマニアックな素材は最初から個性的だから、ここを素敵に
作るのは、それに負けない個性的な事を考えなければならない。

先日、ユニディさんが選んだトラの場合は、ペキペキタイルに慣れていないと、
きちんと出来ないって下地。それはそれで現状のユニディさんに合っている。

話を戻して、それなら今の作品をアトリエに置いて行けば・・・と提案。
これでこの下地しか自宅で本当に出来なくなる事になる。

本人も作品に向き合う1週間じゃない事を判っている・・・・ならば楽しむモザイク・・・タコ・・・ちょうど良いくらいの楽しさだろう。

長く続けるって言うのは、誰もが出来る事じゃない・・・しかもそう簡単でも無い

こつこつやっていたら・・・気が付くと続いていた・・・そんなもので、
頑張ってやって行くものじゃない。スポ-ツじゃないから特訓みたいなものじゃないと思うからね・・・・

習慣付けをする事。だから、やらない・・・って1週間では無く、大作とは向き合う事は出来ないが、軽くね・・・軽く。無理、ムラを無くす為にね。

1cmタイルからぺきぺきに戻る・・・気持ちも楽になるだろう・・・・

そんな中での俺は、ラスト15枚の下絵・・・猫が9つ出来た。犬を増やしたんで
バランスを考えて見た。これについては月曜日に・・・・


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