katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

亀有カルチャ-とオ-ドリ-教室

2013-07-14 00:28:40 | モザイク教室
今日も定例のオ-ドリ-と2人で亀有カルチャ-へ。今日もいつもの3人。
では最初は、意気込みとしては今日張り終わりましょう・・・でスタ-トした、ぺきぺき

での鏡の方。結果としては少し残ってしまったが、当たり前と言えば、当たり前。
何しろバックのパ-ツ1つ取っても、1枚一枚合わせて切っているのね・・・・

拾って入れるような事をしないし、目地幅さえも合わせている。クラッシュと言えど、
狙って切ってしまえば、楽な部分が1つも無い・・・・・それでは時間が掛かる。

ただその分、グレ-ドは必ず上がって行く。終わらなかったのは残念だったけれど、
来月はいよいよ完成となる。



この方は自宅でも進めているので、毎回進み具合が驚かされる。
しかも、コロやエミリアと言った固いタイルで・・・となると、本来進み具合としては

当然悪くなる。何しろ2cm程度のタイルを切るのだから、必然的にパ-ツは細かくなる。
しかもここで月に1回のみでは、いくらも進むはずが無い。

当然自宅でやらないと、一体いつ終わるのだろう・・・・?となって来る。
だから進ませる為には、ここでの2時間で憶えた事を自宅でやる・・・もっと言えば、

自宅での時間の方が多いのだから、失敗する事だってあるかも知れないのだけれど、
意気込みが凄いんだろうね・・・実に丁寧にやってある。

だから、ここの2時間は自宅でやる為のアイデアや相談がこの方のスタイル。
なるべく自宅で進めるに当たって困らないように・・・悩み所の注意点を解説ように・・

もしかすると、この方も次回終るのかも・・・・?って、そんな予感もある・・・・
何しろ、この方は3人の中で唯一、自宅で張っている・・・それが凄いのね。

えっ?それって普通じゃないの?って思うだろうが、アトリエにいらっしゃる人は、
1回の教室で4時間程度やっていたりする・・・・つまりここの倍以上。

しかも、1対1。ここは3人の生徒で2人の先生。勿論それでも豪華と言えば豪華だが、
アトリエとはそれだけの差がある。そんな中で、アトリエの人と同じように、

自宅で進めるのだから、覚悟や勇気がいる。しかもこのグレ-ド。それはそれは頭が下がる。良く頑張っている・・・って。


この方は前回お休みしたので、やっと来られた・・・って待っていたんです・・・・と、
楽しみにして下さったらしいのね。それはそれはこのパ-ツの細かさで月に2時間・・・・

しかもさっきの方と違い、似ていないとならない自宅で飼っている犬・・・そうなると、
またハ-ドルは上がる訳で・・・だから、オ-ドリ-に1対1で教えさせている。

オ-ドリ-は初めて自分1人で教えた実績になるし、これだけのグレ-ドは、もはやアトリエと何ら変わり無い。ただその分、1人自宅でやればグレ-ドを下げるのは間違いない。

何故なら似ていないとすべてが終わってしまう作品だから・・・。
さっきの方の場合、自分自身のオリジナルだから、比べようが無いから失敗って言うのが

判りづらい。アトリエでのお教室でも、オリジナル、オリジナルって何度も言うのは、
そう言う理由。けれど似ているって言うのは、モザイク自体が混ぜられないタイルで

仕上げて行くとなると、限られたタイルで仕上げなければならない。つまりある程度、
決まり事のように、これはここに使って、これはここに・・・と決まって来るものなのね

つまりその選択をきちんとしないと、ここの色が無くなっちゃった・・・ってな事も
発生して来る。それがオリジナルなら、それがその色じゃないとって決まりはほぼ無い。

だからかなり自由になる。だから同じように見えるモザイクでも全く違って来るのね。
そうなると、この方が自宅で出来るのはタイルを切って置くのみ。

そしてそのパ-ツを2時間張り続ける・・・そうなると進行具合は限られている・・・・
とてつもなく果てしない・・・・。そんな中、もうちょっと簡単なのもやってみたい。

そんな話が持ち上がったので、それではこれからのスタイルは、ぺきぺきを使って
楽しめる下地をやるスタイルとこの犬を2つ同時に進めて行きましょう・・って話になる

すると、色々と調べてあって、以前公民館でやった焼いた杉板の表札を見つけたらしく、
あれをやって見たい・・・って言うのね。あれは非常に簡単なので、自宅でやるには

何にも困らないですよ・・・って話で、ご注文を頂いたのね。
すると、そんな中、私は世田谷key倶楽部みたいな時計・・・なんて話も出て・・・

少しずつ自分のスタイルを見つけて頂けると、何よりなのね。
何しろみんなが同じ作品を作る・・・そう言うカルチャ-教室をしたくないのでね。

みんなが各々好きなものを作る・・・それを見て私もあれを・・・ってな具合になれば、
先人の方と共有出来る話が出来るはず。ここは難しいよ・・・とか、この位で出来るよ。

とかね。そうやって同じように習っている人からのアドバイスは、非常に参考になるでしょ?まっ、高洲のサ-クルのような関係性になるのね・・・時間は掛かるけれど。

何しろここで顔を合わせた分だけの知り合いだから。それがサ-クルはご近所さんだったりする分も違うし、月に1回でも時間も倍だし、こことは違う。

ただこうして1作品を完成し始めると、みんながモザイクって?オリジナルって?って意味が少しずつ判って来ているようにも思われる。

しかも、ようやくスマ-トにお互い会話も出来るようになって来たし、勿論俺もやっと
慣れて来たので、どうしたいのか?って話も出来るようになって来た・・・そんな感じ。

何しろカルチャ-教室の本講座なんて初めてなのだから・・・俺も。
まっいずれにせよ、完成は間近になった作品があるから、みんなにも俺にも刺激になる。

さて、その後、アトリエに戻って軽くオ-ドリ-教室。


ここの所のオ-ドリ-は仕事が忙しいらしく、相当疲れている・・・そんな時は考えるような構想部分をやらずに、色だけ選べば進むような場所をやる事を進める。

何しろ進んだ事で、ちょっとでも張れた事で、気持ちが晴れるような気分を変える・・・
そう言う事を貯める事。

気分の良い事をね。アイスが当たる、稚魚が無事育つ、・・・こんな事でも、気分は
悪く無い。そんな事で良いから、ささやかに楽しい、嬉しい事を拾い集める。

勿論、こんな事が何になる・・・そんな人には用事が無い話だけれど、そこに余裕って
ものが出来る。しばらくやってないから・・・モザイクやろうかなってね。

何しろ大作なんて向き合えば、知らず知らず億劫にもなる・・・あれやるのかぁってね。
まっさっきの話では無いが、そんな時に楽しむお手軽簡単モザイクも良かろうが、

そもそも疲れているような状況では、それすら無理である。しかもキャリアも違う。
そうなると、逆にオ-ドリ-の場合、お手軽なモザイクでは無く、ここでダメ-ジを少なく

進められる構想抜きでやる事になる。さっきと違うのは環境や経験値・・・る

例えば、さっきの方達は経験値として切る、張るの行為自体が恐る恐るって感じ。
だから、逆に良くやった・・・って事になる。

しかしオ-ドリ-は弟子。それらに不安は一切無い。後は時間となると、さっきの方達は
経験値も上げたいから、簡単なモノを量産するスタイルも悪く無い。

何せ上手くなる為にも道具に慣れる、材料、素材に慣れる事、そう考えると、楽しむモザイク悪く無い。ただあれだけのグレ-ドをいきなり始めれば、簡単楽しむモザイクでも、

グレ-ドの良いものを・・・とついつい欲張ってしまうだろう。となると、どうしても
どうしようかな?不安だな?になってしまうから、先生が欲しくなったりもする。

そこで下地さえあれば悩まず、ぺきぺきで楽しむ・・・それで一石二鳥になる。
楽しめて、グレ-ドは下げずに、モザイクに慣れ、時間としても経験値が増える。

しかしオ-ドリ-となると、今は疲れ果ててしまうほど時間が無さそうだ・・・そこに
楽しむモザイクの入る余地は無い。そこで、やることは1つ。自宅では構想。

あれをこうするとこうなるのかな?・・・ってな具合。つまり具体的に何かを決めて、
それに見える様にするには・・・?ときちんと構想を立てる。きちんとね。

そこには片付けも掃除も、何にもいらないのだから、頭のみ。ただ、思いついたら、
ひとまずメモをする。そして翌日見て見る・・・もし、良いじゃんと思えるのなら、

ほぼ決定でも良いだろう。がしかし、えっ?はぁ?何だコリャ・・・って気持になったら、
単なる思い付き。大したアイデアじゃ無かった事になる。それを繰り返すのね。

次にアトリエに来るまで。そうしてそれを俺に話す。こうこうこうだから、こうしたいと
考えて来た・・・って具合にね。それで確認を取りさえすれば、悩むのはアトリエでは

無くて、日々の日常となり、アトリエはそれをまとめて、進める・・・となる。
何しろクリエ-タ-のような構想って人は、はい仕事・・・って机に向かったら沸いて来る

・・・そんなもんじゃなくて、日々考えていて、だからこそ日常にきっかけを見つける。
それをアトリエに来て初めて考えているようでは、ほぼ感に頼っているようで・・・。

もうオ-ドリ-も、人に教えてあれだけの結果を出せるようになったのなら、そろそろ
構想とは?今の自分に出来る事は?何をすべきか?こんな事を考えられるようになると、

教える側の準備って一体何?って意味が判るだろうし、上に行く意味も体感するだろう。
人に教える・・・人に時間を割く・・・人を育てる・・・大変さと、充実感。

それは、お母さん達ならみんな経験した、経験している事。俺も弟子と関わってそれを
やらせて頂いている訳で、人と真剣に向き合うって言うのは疲れるし大変な事である。

がしかし、結果が出た時、教えていた人の成長、それを体感できた時の充実感は、
それだけの労力を使ったか?が問われる。勿論、必ず満足する結果にたどり着く保障無く

、それなのに終わりが来るまで向き合う・・・・まだ若いオ-ドリ-には難しい話かも
知れ無いが、いずれにせよ、初めて本格的に人に教えているのだから、そこから得るもの

がある。それによって以前の自分と出会う事もある。それが初心ってものである。
あんな事から初めたっけなっ・・・ってね。

そんな中、朝、かぐやとの挨拶の中で、展覧会に出展していた龍を観た事が無い・・って
言っていたオ-ドリ-に、かぐやが、必ず観た方が良い・・・もしかすると、本当に師匠に

見えるだろうから・・・と言う話から、帰宅後に見せる事になった。
もう10年以上も前の作品・・・・今はこの作品も昔の腕となった・・・・。

それでもオ-ドリ-には新鮮だったのだろう・・・。今の俺には、この作品にも驚く事は
無い。今や普通である。ただサザンの勝手にシンドバッド・・・そんな作品であると良い

そんな気分ではある。そんな中、人に言うくらいだから・・・俺も・・・


わずかね・・・わずか。

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