katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

ノアさんの下地作り

2013-12-06 07:27:27 | モザイク教室
色々とちょこちょこやる事があって、その中の1つがパエリアのノアさんの下地。
その額縁作りなんだけれど、一見いつもと何が違うの?って感じなんだけれど・・・

大きく違うのは、最近銘木と言われるような木を扱う店に行くようになった事で、昔と違って建築材だけじゃないので、厚みや重さを押えられたりする。

例えば今、下絵が描き写してある木はシナベニアって言うのだけれど、集成材と言って、
何枚もの層になっているのね。しかし裏と表だけは仕上げ面になっているので、

とても綺麗なんだけれど、側面が地層みたいに見えてしまうのね・・・そこを掘ると、
当然そこが見えちゃうから、ペンキを塗らないとならなくなる。

しかも強度がある分、重さもある。それを軽くするのがシナランバ-。
それは、表も裏もシナベニアと一緒なんだけれど、中身がオガクズみたいなものの圧縮。

だから厚みが欲しい時なんて言う時は、良いのだけれど、側面を掘ると、パサパサな感じになって、それを直すのが大変なのね・・・・。軽いけど。

更にツ-バイフォ-って住宅に使う材料が安くて丈夫で、以前はお教室の下地にも良く使ったんだけれど・・・・小物に使うには厚みがある・・・丈夫だけれど野暮ったい。

そんな中、例の仏像彫刻の方と出会って、ほおの木を知って、そこからアガチスって木までたどり着いたのね・・・・バルサやファルカタ材では安っぽいし、軽いがもろい。

こんな事を考えると、一番簡単なのは、値段は張るがシナベニアの2枚重ねが一番簡単。
でもね、そこで簡単を選ぶと進歩が無いのね・・・折角チャンスをくれるのだから。

こんな事も出来る・・・あんな事も出来る・・・って、少しずつ進歩して行ったのは、
こうして色んな事を拾い集めて、きちんと興味を持って、知らない事は聞く。

聞いた事は一番底辺に置いて、それを基本とするのなら・・・こんな事は出来ないかな?
・・・言葉は悪いが、すべてが実験になる・・・・。

こんな時にいつも言っている、良い事と悪い事は背中合わせ・・・が出て来る。
例えば丈夫なら頑丈で重い・・・とか、軽くてもろい・・・とか、

すべてがメ-カ-サイドとしては、家を作る前提・・・とか、バルサのように、小物を
作る前提とか、すべてがその分野の為のものだから、俺の為にはなっていない・・・

じゃ仕方無いと、どちらかに片寄れば簡単になるのだけれど、それをいかにギリギリの
折り合いを付けるか・・・・それが知らないって言うのは、恐ろしいもので、

場合に寄っては、角嶋の親父さんにそんな事が出来る訳無かろう・・・なんて言われる事も合ったりもする・・・今回の場合でも恐らく見られれば、かなりそれに近いものだろう

だけど、行っちゃう・・・知らぬが仏。

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