katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

リピータ―中学生とリピーターさんとご新規教室

2020-08-22 22:49:13 | モザイク教室

今日は午前がリピーター中学生、午後からはリピータ―さんとそのお友達の2人。ただ午前の中学生は労作展に提出なんで画像は無しなんだけれど、破壊力抜群の良い作品になっているのね。後数時間で張り終わるのね。次回目地して額縁で、

完成なのね。見せられないのは残念だけど、何しろ凄い・・・とお知らせして、午後のリピータ―さんはフェルメールの方なんだけれど、お友達と一緒なんで、今日は楽しむモザイクって事で、アマビエの下地でやったのね。

そうなるとは思っていたけれど、このアマビエ中々難しいと思うのね。でもあのフェルメールを始めた人なのね。そうなるといつ終わるか?判らないような作品と向き合っている人なのね。それが1回で終わる下地。それをどう作るか?なのね。

これが仮に簡単そうだ・・・って始めていたら、きっとこだわりも少なく、本当にスイスイ終わっていたと思うのね。でも、それをフェルメールを作っているような気持ちで作ったとする。つまり油断なんかしないのね。じゃグレードが

下がる事は無いのね。となると、何が?となると、時間が掛かる・・・ってだけ。そして3時間ビッチリ掛けたら?・・・と考えれば、普通ならイベントなんかで初心者が1時間程度で作る事も出来るものなのね。それをリピーターが3時間・・・

でしょ?これで時間は掛かるがグレードは落ちない・・・ここまでは良いのだけれど、問題は気持ちなのね。それでは一緒にいらした体験の方は?と言うとそう言う下地よりも自由にやりたい・・・の方向なんで、鍋敷き位の大きさでスタート。

縁取りを張って、中身何を作りますか?の問いにウニッコ柄・・・って言うのね。これは選んだものが勝因なのね。このウニッコ柄って何しろ花びらを揃えない・・・って言うのが特徴なんだけれど、毎度の事なんだけれど、上手い人は、

安定的に同じパーツを切る事が出来るのね。つまりリピータ―さんのアマビエのウロコ・・・こう言う事が出来るのが上達している事なのね。でも初めてだと中々そうならない。つまり意識せずに揃わない初心者には向いているのね。

ウニッコ柄って・・・むしろ変に揃うよりは、意識して揃えない・・・を意識する事なのね。そんな事1つで上手く見えるのね。そうなると後はバック・・・みたいになり、一見すんなりに見えるのね。そう言う結果をリピータ―さんが、

自分の体験の時と比較して、初めてなのに上手いよね・・・私の最初の時より・・・みたいになると、気持ちが削られるのね。しかも方や鍋敷きの量、タイルを切った数も大きく違うのね。そんな事を後ろ向きになると、習っているのに

・・・みたいに卑下する気持ちになったりするから、何とかそれを回避しないとならず、それには比較するような話をしないとならないのね。その時に作ったモノを見ずに、切った破片を比較して見て・・・。体験の方は山ほどの破片。

そしてリピータ―さんは?と言うと、薄っすら白い粉状のものや、わずかばかりの切りカス・・・その差は何を物語ってるか?って言うのは、タイルを無駄にしない為に、必要だと思われるパーツの切り出しが上手いから。常にその最初の

切る時に必要な分だけ切り出せる上手さがあるのね。だから常に必要な分から最大限のパーツを切り出せる。それは上手くなった証拠なのね。でも結果ばかりに目が行く・・・勿論、一緒に来たのだから、様子が心配で見ている気持ちも

あるんだけれど。ただ体験の方が最初からウニッコ柄と決まっていたし、切る事も躊躇なく、迷いも無く切る事が出来て、全てが良い方向の条件が揃ったんで、結果が体験とは思えない仕上がりになったのも理由の1つだけれど。

と言ったものの、別に和気藹々で終わっているのね。ただリピータ―さんの話の中に、後ろ向きにも聞こえる言葉が何個も入っていたので、頑張れ・・・では無くて、説明して気持ちの問題だから、大丈夫って言ってたつもりなのね。

ただ、その説明は逆に体験の人には、破片いっぱいですみません・・・って事になっちゃうのね。あっちを立てればこっちが立たない的に・・・でもそれは初めてなのだから、誰でもそうなのね。こう言うのは残酷なもので、例えば仮に

リピータ―さんがフェルメールをやっていたとしたら?例えば、これを見た時にモザイクをした事の無い人が見て、初心者はどっち?・・・って言った時にはっきりこっちと言えるか?となった時、フェルメールならはっきりする。

もしその通りなら、まだその比較してこっち・・・と見分ける眼が無ければ、お世辞では無くて、本当に上手いと思ってしまう。何しろ自分の最初よりもはるかに上手い・・・と表現していたのだから。でも今はフェルメールなのね。

あの時とは違う・・・でも今日はお遊び。でもこれを常連さんのレベルで見て貰ったら、上手くなった事を褒めて貰える仕上がりなのね。以前、リピータ―さんはキウイと相席をした事があるのだけれど、あの時は自分の事で必死だった

・・・でも今日は何度も見ていたのね。それだけでも相手のを見る余裕があった事になる。でも見るって事は比較をしてしまうものなのね・・・これが相手の方が凄く上手かったら?差を感じる事無く進めるのね。何故なら絶対的な差を

感じるだけだから。しかもそれを受け入れると、気も楽になるし、話も聞けるし、アドバイスや体験談も入って来る。その事で私も上手くなりたいな・・・って刺激になるのね。そう言う点では、今日の相席は1.2年生って感じに思えた。

そんなリピータ―さんの感覚だと思うのね。でももっと差はあるんだけれど、その差の眼がまだまだだったけれど、その眼の練習として、今来ている労作展の2人の作品の画像を見せたのね。すると、えっ?これ先生の作品じゃ無くて?って

ビックリしていたのね。そうなのね、中学生だろうが、初心者だろうが、何百時間も掛けて作れば、それ相応の仕上がりになる・・・1人ならまだしも、こうして2人共に見事でしょ?つまりフェルメールも一緒。慌てないで何百時間を、

コツコツと3時間ずつ進めば、結果は後から付いて来るのね。今日はそんなフェルメール制作も夏休み。そんな感じ。まぁそんな気分になるのも無理は無かったのね・・・何しろ体験の人が上手かったから。そんな後は、次の新作の絵。

成田の健康ランド的な所からの依頼。内容は海外への行き来や、飛行機、和風・・・と色んな事を話しをした中で、ANAにカメの飛行機がある・・・って話で、それなら鶴があるし、鶴亀で和風で縁起も良いしになったのね。

そこでそんなのを踏まえて、カメを描くにあたり、最初の問い合わせの時に、1つの例としてこけしが飛行機みたいな絵が送られて来て、かなり責めてるなぁ・・・と感じていたのね。勿論更に話を聞いたしね。そこで、ただ鶴亀じゃ・・

となり、カメの和風ね・・・と考えて、半沢さんじゃ無いが、歌舞伎の人達の人気振り・・・歌舞伎な顔?って和風かな?と顔を歌舞伎にしたのね。責めたでしょ?それとジェットエンジン搭載で、ガメラよりも早く飛べそうだし・・・

ちなみに女風呂のカメは化粧して、その化粧自体が歌舞伎のメイクにも負けないメイクで、歌舞伎風味にしようと思っているのね・・・一応途中までは描いたんだけれど・・・三密じゃ無くて、壇蜜みたいなオヤジギャグで・・・。

妖艶な眼が欲しいのね・・・ってこっちも責めるつもりなんだけれど・・・


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新作5のガーベラ

2020-08-22 07:28:46 | モザイク作家

今日はお教室が無く、丸々1日新作5のガーベラに・・・。ここまでの4つまでは何とか逃げ切ったんだけれど、最後の5つ目のガーベラは、今やり取りをしている娘さんで、彼女が小学生の頃に何度か会った事があって、他の4つと違って、

いつものような依頼主が見える。しかも故人から色んな話も聞いているから、それなりの情報も知っている。だから、こうしたい、あぁしたいと思う気持ちが沢山出て来る。ただそれは、故人はこんな事伝えたいのかな?とか、その情報を

踏まえた上での事で、俺の気持ちの押し売りでは無くて・・・今までもその花の種類の王道と言える色の選択は、作家katsuの好きにしたのでは無くて、割とフォーマル寄りで統一したのね。だからいつものようなそう言う情報からで無く、

その花に見える事と、遺影が隣に来ても、可愛い・・・みたいな表現にならないように、大人っぽくとか、綺麗とか、表現が安くならないように・・・を意識して作ったのね。所が5つ目だけは情報がある。それを使うのか?使わないのか?

他の4つとは悩みが違うのね。ただ白のパールのバックは統一する事にしている・・・これだけは公平感をキープする為にも抑えたんだけれど、そうなるとガーベラの王道の薄いピンクはバックと馴染み、ボヤッとする可能性が大。

けれどあえて選んだのね・・・本人の送ってくれた画像もピンクだったから、きっと好きなのかな?って。それとモチーフを本来なら2つのどちらかを全部丸々入れるべきなんだろうけれど、いつもあの子は・・・って故人が言ってたのね。

きっと心配だったんだろうね・・・確かにおとなしそうな子で・・・勿論、子供の頃ね。ただ個人が男勝りの人だったから、その人の子って比較するからであって、そんなに頼りなくは無いとは思うんだけれどね・・・。

それと割と年齢がいった時の子だったから、凄く心配だったんだろうね・・・だから老婆心がガッチリ入ってる。でも少しだけど、大人になった今も話したけれど、大丈夫だって・・・。

話は戻して、だから半人前って意味なのね。だからわざと花を切ったのね。そう見えたんだろっ?って。でもね、ちゃんと自分でピンクと選んだし、もっと言えば枠の中で見ていただけで、枠の外側に故人が見てない彼女があるんだよ・・

花が大きいから入んないんだよ。って言いたいのね・・・故人に。故人の老婆心は判るけれど、もう大人だよ・・・彼女は・・・ってね。でも、彼女には半人前だって・・・って言ってたよ・・・お母さん・・・って伝えて苦笑いして貰

いたいのね。いつまでも親から見ると子供らしいからね・・・俺は親やった事が無いから、子供側なのね・・・57歳なんだけれど・・・。いずれにせよ、そんな気持ちを踏まえて作っているのね・・・。

そんな中、今月中にこれも終わるだろうから、少し前になるけれど、成田へ打ち合わせに行ったあの話は続行かどうか?の確認の連絡を入れると、続行とすぐ帰って来たので、この作品が終わったら、下絵に取り掛かるつもりなのね。

そうね、モチーフはカメと鶴の飛行機とでも言って置こうかな・・・。


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