今日は午前がリピーター中学生、午後からはリピータ―さんとそのお友達の2人。ただ午前の中学生は労作展に提出なんで画像は無しなんだけれど、破壊力抜群の良い作品になっているのね。後数時間で張り終わるのね。次回目地して額縁で、
完成なのね。見せられないのは残念だけど、何しろ凄い・・・とお知らせして、午後のリピータ―さんはフェルメールの方なんだけれど、お友達と一緒なんで、今日は楽しむモザイクって事で、アマビエの下地でやったのね。
そうなるとは思っていたけれど、このアマビエ中々難しいと思うのね。でもあのフェルメールを始めた人なのね。そうなるといつ終わるか?判らないような作品と向き合っている人なのね。それが1回で終わる下地。それをどう作るか?なのね。
これが仮に簡単そうだ・・・って始めていたら、きっとこだわりも少なく、本当にスイスイ終わっていたと思うのね。でも、それをフェルメールを作っているような気持ちで作ったとする。つまり油断なんかしないのね。じゃグレードが
下がる事は無いのね。となると、何が?となると、時間が掛かる・・・ってだけ。そして3時間ビッチリ掛けたら?・・・と考えれば、普通ならイベントなんかで初心者が1時間程度で作る事も出来るものなのね。それをリピーターが3時間・・・
でしょ?これで時間は掛かるがグレードは落ちない・・・ここまでは良いのだけれど、問題は気持ちなのね。それでは一緒にいらした体験の方は?と言うとそう言う下地よりも自由にやりたい・・・の方向なんで、鍋敷き位の大きさでスタート。
縁取りを張って、中身何を作りますか?の問いにウニッコ柄・・・って言うのね。これは選んだものが勝因なのね。このウニッコ柄って何しろ花びらを揃えない・・・って言うのが特徴なんだけれど、毎度の事なんだけれど、上手い人は、
安定的に同じパーツを切る事が出来るのね。つまりリピータ―さんのアマビエのウロコ・・・こう言う事が出来るのが上達している事なのね。でも初めてだと中々そうならない。つまり意識せずに揃わない初心者には向いているのね。
ウニッコ柄って・・・むしろ変に揃うよりは、意識して揃えない・・・を意識する事なのね。そんな事1つで上手く見えるのね。そうなると後はバック・・・みたいになり、一見すんなりに見えるのね。そう言う結果をリピータ―さんが、
自分の体験の時と比較して、初めてなのに上手いよね・・・私の最初の時より・・・みたいになると、気持ちが削られるのね。しかも方や鍋敷きの量、タイルを切った数も大きく違うのね。そんな事を後ろ向きになると、習っているのに
・・・みたいに卑下する気持ちになったりするから、何とかそれを回避しないとならず、それには比較するような話をしないとならないのね。その時に作ったモノを見ずに、切った破片を比較して見て・・・。体験の方は山ほどの破片。
そしてリピータ―さんは?と言うと、薄っすら白い粉状のものや、わずかばかりの切りカス・・・その差は何を物語ってるか?って言うのは、タイルを無駄にしない為に、必要だと思われるパーツの切り出しが上手いから。常にその最初の
切る時に必要な分だけ切り出せる上手さがあるのね。だから常に必要な分から最大限のパーツを切り出せる。それは上手くなった証拠なのね。でも結果ばかりに目が行く・・・勿論、一緒に来たのだから、様子が心配で見ている気持ちも
あるんだけれど。ただ体験の方が最初からウニッコ柄と決まっていたし、切る事も躊躇なく、迷いも無く切る事が出来て、全てが良い方向の条件が揃ったんで、結果が体験とは思えない仕上がりになったのも理由の1つだけれど。
と言ったものの、別に和気藹々で終わっているのね。ただリピータ―さんの話の中に、後ろ向きにも聞こえる言葉が何個も入っていたので、頑張れ・・・では無くて、説明して気持ちの問題だから、大丈夫って言ってたつもりなのね。
ただ、その説明は逆に体験の人には、破片いっぱいですみません・・・って事になっちゃうのね。あっちを立てればこっちが立たない的に・・・でもそれは初めてなのだから、誰でもそうなのね。こう言うのは残酷なもので、例えば仮に
リピータ―さんがフェルメールをやっていたとしたら?例えば、これを見た時にモザイクをした事の無い人が見て、初心者はどっち?・・・って言った時にはっきりこっちと言えるか?となった時、フェルメールならはっきりする。
もしその通りなら、まだその比較してこっち・・・と見分ける眼が無ければ、お世辞では無くて、本当に上手いと思ってしまう。何しろ自分の最初よりもはるかに上手い・・・と表現していたのだから。でも今はフェルメールなのね。
あの時とは違う・・・でも今日はお遊び。でもこれを常連さんのレベルで見て貰ったら、上手くなった事を褒めて貰える仕上がりなのね。以前、リピータ―さんはキウイと相席をした事があるのだけれど、あの時は自分の事で必死だった
・・・でも今日は何度も見ていたのね。それだけでも相手のを見る余裕があった事になる。でも見るって事は比較をしてしまうものなのね・・・これが相手の方が凄く上手かったら?差を感じる事無く進めるのね。何故なら絶対的な差を
感じるだけだから。しかもそれを受け入れると、気も楽になるし、話も聞けるし、アドバイスや体験談も入って来る。その事で私も上手くなりたいな・・・って刺激になるのね。そう言う点では、今日の相席は1.2年生って感じに思えた。
そんなリピータ―さんの感覚だと思うのね。でももっと差はあるんだけれど、その差の眼がまだまだだったけれど、その眼の練習として、今来ている労作展の2人の作品の画像を見せたのね。すると、えっ?これ先生の作品じゃ無くて?って
ビックリしていたのね。そうなのね、中学生だろうが、初心者だろうが、何百時間も掛けて作れば、それ相応の仕上がりになる・・・1人ならまだしも、こうして2人共に見事でしょ?つまりフェルメールも一緒。慌てないで何百時間を、
コツコツと3時間ずつ進めば、結果は後から付いて来るのね。今日はそんなフェルメール制作も夏休み。そんな感じ。まぁそんな気分になるのも無理は無かったのね・・・何しろ体験の人が上手かったから。そんな後は、次の新作の絵。
成田の健康ランド的な所からの依頼。内容は海外への行き来や、飛行機、和風・・・と色んな事を話しをした中で、ANAにカメの飛行機がある・・・って話で、それなら鶴があるし、鶴亀で和風で縁起も良いしになったのね。
そこでそんなのを踏まえて、カメを描くにあたり、最初の問い合わせの時に、1つの例としてこけしが飛行機みたいな絵が送られて来て、かなり責めてるなぁ・・・と感じていたのね。勿論更に話を聞いたしね。そこで、ただ鶴亀じゃ・・
となり、カメの和風ね・・・と考えて、半沢さんじゃ無いが、歌舞伎の人達の人気振り・・・歌舞伎な顔?って和風かな?と顔を歌舞伎にしたのね。責めたでしょ?それとジェットエンジン搭載で、ガメラよりも早く飛べそうだし・・・
ちなみに女風呂のカメは化粧して、その化粧自体が歌舞伎のメイクにも負けないメイクで、歌舞伎風味にしようと思っているのね・・・一応途中までは描いたんだけれど・・・三密じゃ無くて、壇蜜みたいなオヤジギャグで・・・。
妖艶な眼が欲しいのね・・・ってこっちも責めるつもりなんだけれど・・・