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katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

キウイ&タピオカ教室とユ-ミンママの壁画のモザイク

2009-12-22 01:18:04 | 世界遺産をみんなでつくろ!
キウイの予約してあった日だったけれど、タピオカがキウイに頼んで2人の教室に
なった。しかし、多少の時間差を作ったらしく、キウイが少し早めに来た。

文字をやるらしく、カ-ボン紙下さいぃぃ。はい。それで位置を決めて押さえたら
手が離せなくなって、すいませんセロテ-プありますか?はい。って渡すと、

そこに貼ってくれますか・・・・って。おいおい俺は助手かぃ。
でも気持ちは良く判る。やりたい事をやろうとしたら、後先考えずに両手が離せなくなった・・・・

まっこれだけモザイクが上手くなっても、モザイク以前のドタバタ・・・・
俺にも良くある。俺の場合は忘れ物・・・・

そうだなぁ・・・イメ-ジなら、カレ-を作るって決めて作り出す前に、やれスパイスだ、食材だ、そして時間を掛け煮込み、完璧で・・・いや一晩寝かすか?

まで考えて、さぁいよいよもてなそうと思ったら、ご飯炊くのを忘れてた・・・
こんな感じなのね。おっちょこちょいにも程がある。

まっそれはそれで挽回するしか無いんだけれど・・・

さて笑いはここまで。写し終わる頃にはタピオカ到着。そうねぇ、俺の記憶で
言えば、2人揃ったアトリエ教室って初めてじゃないのかな・・・・?

今の俺の教室の生徒さんなら、かなりの2人。それが両脇に座る。教える側として
とても嬉しいし、実に新鮮な緊張感がある。

しかも、タピオカはキウイさんは凄いなぁ・・・と実力を認め、キウイはタピオカさんの丁寧さは見事です・・・とお世辞では無くきちんとした評価をする。

本来、サ-クルではこうなりたかった。おのおのが自分のスタイルで作品を作り
みんながしっかりとした評価をし、そんな事がよりいっそうの進歩を生む。

昔の寺子屋のような。先輩は後から来る者に教えたり、それを後輩はマネしようとしたり目指したり・・・・しかしそれは旨く行かなかったけれど、

こうして理想としていた事が場所は変わったけれど、こうして目の前にささやか
ながらある。しかもその2人は生徒と言うだけで無く、一緒に働く事もある。

更にその場所まで作ってくれる。何もかもが弟子では無いけれど、こうして並ぶと
このままずっと続けられたらな・・・・としみじみ思う。

さて指導と言えば、キウイの場合は切る事は口を挟む必要は無い。
って事はそのパ-ツの並べ方。こっちの向きとこっちはどっちが美しい?とか

こっちとこっちはどっちが似合う?などの相談。だから俺の役目は、いずれの選択をした時の結果はこんな風になるのでは無いか?の先読み。

その結果を元にキウイが選択をする。この会話が指導内容。ではタピオカは?



こんなにじっくりタピオカを見る事は余り無いから、しばらく振りに見ていると
実に悩んでいる事が判りやすい。とても素直な人だ。

丁寧が性格のタピオカでも初見のコロは難しいらしく、一応硬さからかな?と、
喰い切りを長めに持ってみ・・・と声を掛けると、握力には問題が無いらしい。

姿勢も悪くないし、ならば思い切りが足らないのかな?とガンって感じで切って。
ん・・・・ガン・・・って感じじゃなく、ガンって。

音で言えば、イチ、ニィ、サン、ガン。これがイィチィ、ニィィィ、サァァァン
コツッ・・・って切ると切れ味の悪い形になってしまう。

これを直すのがとても大変になる。しかも硬いくせにもろい・・・中々難しい。
だから、最初は上手く切れたとしても、知らないうちに疲れて来て、後半に

そんな事が起こる可能性が高くなる。まっこの位の事は教えてあったかも知れない

他では、ピンセットを使って平行だの角度なんかを見たりしている・・・
何とも神経質になっている。ここがタピオカの丁寧な所であり、逆に遅くなる原因

本来、構想の下絵の時にそれをやれていれば、作っている最中に悩まなくて良い。
そこを指摘すると、当然ながら返って来る答えは、定規で引いた線みたいに

作るのでは無くて、絵画のような描き方をしたい・・・と言う。だよねぇ。
そう言うと思ってた。だてに付き合っている訳じゃないから。

けれど、ピンセットを定規に見立てたでしょ?それじゃ・・・ね。
だからこうするのね。って4つで1つの模様を1つずつ直すんじゃなくてね、

エックスみたいな状況の右なら右をずっと真っ直ぐの線として見て直し、今度は
左側を同じようにして直して、更に正面を向けて曲がって見える所を直す。

そうすると定規じゃなくて流動的ではあるけれど、程よく真っ直ぐになるよ・・・
これが切る事に問題の少ないタピオカへのアドバイス。

つまりどう並べるか?そして次はスパイス的なもの。

このまま終われば普通。そこで今、タピオカの作品は艶の無いタイルのみを選択しているでしょ?それはそれでも構わないんだけれど、もし少し照りが合ったら・・

じゃ二人とも俺の作品を離れて見て。しばらく見て覚えたら、キウイそこのスポットの電気付けて見て・・・・どう?

変わったよねぇ?艶つやしてる・・・そうね。つまり電気を当てた時に1cmタイルは艶がより加わる。すると質感の違いが出るのね。

じゃキウイの作品にも照らして見て。すると、綺麗ぃぃって反応。どう?これ好き
?って聞くとはいって言う。ならね、タピオカの作品なら、エックスみたいな

隙間の真ん中に緑か肌色のパ-ルの1cmを4分の一の丸を切って入れてみ。
同じ事が出来るから。

そもそもキウイもタピオカも好みはほぼ一緒。イメ-ジで言えば、キウイの娘は
黄色が好き。そしてキウイはそこに白を入れたような淡くした色が好き。

そしてタピオカはそれを少しシックにしたような色が好き。しかしベ-スはほぼ一緒。今回のキウイの趣旨は、タピオカさんみたいな大人っぽい作品に・・・だった

俺はそこでキウイにはいつもの好きな黄色っぽいのは使わず、ベ-ジュくらいに
押さえて、パ-ルで華やかにして行く事って教えた。

しかもいつもは躊躇する茶系を多用する事。何処まで濃い茶が使えるか?でかなり
タピオカの雰囲気が出ると思うよ・・・と言ってあった。

つまりそもそもキウイの作品自体がタピオカが好むと思われる事が満載なのである
それを見せて、光を当てて艶のある、無しを好むか?好まないか?を見れば

好まないのなら、そのままコロでやれば良いし、もし好めば後はその分量のみ。
おのずと答えは出て来る。

意外と理屈は簡単な事。後はいつもの丁寧って事だけで良いはず。
この位、人によって教える事は変わって来るのね。

そんな中、越谷のカルチャ-の1回目の現段階での人数の連絡が入った・・・・
どうやら1人らしいが開催するらしい。

まっ出来れば3人は集って欲しかったけれど、2人からの開催って話が1人でも開催
されるなら、それはそれでラッキ-だった。

勿論、10人集るに越した事は無いが、そうは簡単でない事は想像は付いていた。
そこで開催目標の1人多い3人が理想であった・・・・

俺はそこには慣れたけれど、かぐやにしっかり・・・と言われた事と、
たまたまキウイからの電話で伝えた時に、そっか・・・じゃいつも通りに・・・

と言われた事に、非常に自分自身に悔しい・・・そんな気持ちになった。
2人にそう気を使わせた言葉をまた、言わせてしまった・・・事が・・・・

ただ、先日の松井秀喜さんの移籍の話の時に、必要とされる所で働くだけ・・・
って言うのを聞き、その通り・・・と感じていたのも踏まえて、

ここからだ・・・と自覚するには非常に良いスタ-トとも思った。
売れていない時を楽しむ・・・・まだまだ俺には出来ないが、これも試練と

やる気になれるようにはなった。開催さえすれば活路はある。俺はいつも通りに
準備し遂行するたけ。



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おっsan教室とユ-ミンママの壁画のモザイク

2009-12-21 07:40:00 | 世界遺産をみんなでつくろ!
寒さが一段と増したんだろうなぁ・・・水が冷たそうで・・・餌の喰いが悪いのね
金魚。ただこの冬さえ乗り越えれば、何とかなっちゃうと思うんだけれど・・・

夏に買ったの。何しろ外だから自然のまま・・・・

そんなこんなの作品作り。左右対称の縁取り・・・・思わぬ時間が掛かっている。
半分まで折り返せば、同じ事を繰り返せば良いが、上の部分からしかやりようが

無くて・・・・鳥がいるから・・・下の部分の方が切れている部分も無く、
一旦デザインが決まってしまえば作りやすい・・・しかし切れた部分がどうなっているのか?って悩んでいる時間がこんなにも取られるとは・・・・

まっ時間が掛かるってのは、俺のモザイクのスタイルだから慣れてはいるものの
ここまでかぁ・・・・そんな感じ。



アピ-ルとしては縁取りに丸・・・・さほどじゃないが、何とも地味な手間が掛かる・・・

そんな中、おっsan教室。何処まで出来た?忘年会やら何やらで忙しいでしょ?と
声を掛けると、えぇ・・・と出した作品は地味ながら進んでいる。

前回、どんどん進んで良いですか?と質問されて駄目・・・と言ったものの、
じゃあと譲歩し、じゃ場合に寄ってはこの辺まで・・・と延長した所までは

やっていなかった・・・・これが通常の進み方だと思う。

そもそもここで初めてガラスタイルを切って、慣れたと言っても1回。
側に俺が見ている・・・ってだけでも失敗は無くなる・・・それだけでも安心。

しかもここでのペ-スが自宅で何倍も進むようでは、ここより楽をした事になる。
勿論、時間が増えたのなら別だが。

ならば、ここでの張った枚数が自宅とイコ-ルって・・・限りなくそうなる。
そこに悩んでも聞く相手がいるのといない・・・って差が出て来る。

まっ良いか・・・って鬼の居ぬ間に・・・とどんどん進めば、荒くなる。
悩めば泥沼なんて事もある。大事なのはそこを見極める目。

それをずっとアトリエでは言い続けている。例えば初心者なら、切っていると
脇が空いて来る。疲れて来ると喰い切りを手前の方を持ったりする。

そこを、ほらっバイクに乗ってるよ・・・とかちっちゃい喰い切り貸そうか?
などとキ-ワ-ドを言う。バイクに乗れば脇が空く。手前を持つ喰い切りなら、

小さいので十分。ボンドの蓋を開けたままなら、乾燥肌になりそう・・・だとか
いちいち説明するんじゃなく、ヒントで気が付くようにする・・・繰り返し・・

するといつしか、それを呪文みたいに自分で言ったりする。そうなると、自宅で
そんな事をつぶやいたりしてくれれば、そこに俺がいた事になる・・・・

それが伝承の基本。別にバイクには乗っていないが、脇が空くの・・・比喩。
それが説明で知識からでは無く、体に覚えさせる・・反応させるとでも言うのかな

所がおっsanくらいになると、こうして数回でもこうしてガラスタイルにも
これだけ出来るようになる。しかもただのクラッシュでは無く、目地幅が狭い。

それが難易度を上げる。それを1人で出来ると判断した今日なら、全部やっても
良いよ・・・と言える。そうなれば、長くここに来れなくても自宅で進む事も

選択として構わないが、前回の時のように初回で全部やっても良いですか?と聞く
時点で自覚無しの発言をする・・・その時点で駄目。

そもそも12月。働く女性。酒が呑める。こうしたキ-ワ-ドから時間がいつものように取れるはずが無い。聞かなくても想像は付く。

そうなると進み具合は悪くなる。しかもやった所で慣れないガラスタイル・・・・
更に進まない。そして最後に必ずここに引っ掛かる・・・掃除・・・

タイルならそのまま寝ても痛いで済む。けれどガラスタイルの破片は凶器と同じ。
目に見えない破片が知らぬ間に付着していれば、あくる朝シ-ツは血だらけ・・・

足に刺さって途中で折れてしまったら、そのまま一生体内に・・・・
仮に取れたとしても、傷口は小さいのに深く刺さった分、痛みは続く。

持っている手は血が出るほど切れていなくとも、シャンプ-や洗剤がしみたり、
いずれにせよかなりの覚悟が無いと、大げさだなぁ・・・と聞こえていただろう。

だからこそ、どうだった?の質問の答えの中に掃除・・・って話はそうそうに
出て来た。これで判って貰っただろうが、ガラスタイルを自宅で・・・と言うのは

そんなに甘いもんじゃない。使いたい・・・なんてだけではとても無理。
上手くなりたい・・・とか美の追求・・・とか余程の目的意識が無いとね。

しかもネットで調べて貰えばとても判るのは、恐ろしい値段なのである。
何と無く・・・なんて気持ちでやれる金額では無いのだ。

1色増える事に数千円アップと考えて貰っても良いだろう。しかも1枚なんて買い方
は出来ないのだから、これまたハ-ドルは上がる・・・

つまり何を使うか?どの位使うか?そしてどの位失敗するのか?こんな事もすべて
最初に決めなければ、追加するたびに送料が掛かって来る。

これもまた勉強。安いものじゃないからこう言う選択も上手くなって行けば、
当然必要になって来る。つまりおっsan はそろそろそんな事も考えてやる練習。

更に言えば、この作品がコロであっても、ガラスタイルであっても、1ヶ月位・・
と判断した事は明らかに間違いだった・・・・って事になる。

もう完全にその事を理解したようだったので、次なる質問となる。

では質問。この作品をぺきぺき、1cmタイル、コロ、ガラスタイルを使って完成させた時に、どんな大きさの下地が自分にあっていたか?説明して見て・・・・

すると、ぺきぺきならもっと小さくても平気で・・・・とスタ-トし始める。
この時点で間違いなのね。それでは説明。

まずペキペキタイルでは、毛並みの部分がこんな細かく細いパ-ツを安定して切る
事は不可能に近い。ならば更なる大きさが必要。

1cmタイルの場合、目や毛並みがこれだけ繊細に切れるのだから、もし頑張れれば
もう一回り小さい下地も選択出来たかも知れない。

ではコロ。これは繊細な事には余り向いていない。従って1cmタイルのような事は
無理。そして経験が無い。当然下地は大きめになる。

ガラスタイルは論外。だから更に大きくなる。これが俺の見解。

そしてこれを踏まえて製作の最初に戻る。そもそもこの作品はコロ多用してやるはずだった・・・そこから下地の大きさを割り出した・・・それを素材を変更すれば

当然、上記の事から物凄い大変になったり、場合によっては思い通りにはならない
箇所が出て来ても仕方ない。

ここまでは想像が出来る。問題はここから。思い通りにならなかった時に、
モチベ-ションが下がる・・・こんな事になるとどんどんと向き合うのが嫌になる

これが続かない人の理由の1つ。上手くなると言うのは、自分のやった事をいかに
フォロ-し、いかにグレ-ドを下げずに最後までたどり着くか?が問われる。

こんな例が良いだろう。オリンピック選手だったとする。当然みんな金を目指す。
しかし、はなから金など誰が見ても無理だと思うような選手なら、

銅でも満足だろう。しかし、本当に本人が金を目指していたとするなら、
決勝まで進めば、例え負けても銀。これなら勝負は時の運。決勝まで行けた事で

胸を張る事も出来るだろう。がしかし、誰もが認める金候補として見られれば、
プレッシャ-の掛かり具合も全く違うし、万が一そんな事で本来の力を出せずに

銅争いに参加しなければならない時に、自分の気持ちだけなら別にいらない・・・
金じゃないから・・・と簡単に諦める事が出来るかも知れない。

しかし、いや最低でも銅だけは守る・・・と戦えた場合、可能性は出て来る。
これが今、おっsanに問われる事なのだ。

ミスを取り返す。もっと言えばミスをミスに見せない・・・それが本当の上手さ。

元に戻って、選択をミスしてしまったのだ。コロの多用はいつしかガラスタイルを
多用に変わった。その事でやりづらい事が続出する。

しかも1ヶ月で終わると判断した事も、今では半年は掛かると考えても良くなった
更に、次なる大作の捨石作品にする・・・と判断したものの、まさかそんなに

掛かる作品になろうとは・・・・となると単なる捨石作品にするには惜しくなる。
当然な事。つまりモザイクとは?こだわりが果てしなく時間が掛かるものだと言う事になる。覚悟が必要なのだ・・・・上手くなりたい人は・・・・

そこで更に質問。1年間で何作作った?それがすべての答え。
沢山作ろうと、1作品だろうが、何時間?が大事なのだ。しかも常にチャレンジ。

そして更に、モザイクをやる時だけモザイクに向き合うのでは無く、構想は常に
考えて置き、向き合った瞬間は悩まず切る・・・これが出来るようになれば、

短い時間でも進む事が出来るが、向き合った瞬間、考えていては構想に時間を
取られ、場合によっては、1枚も張れなかった・・・なんて事になり兼ねない。

では、この作品の場合では?まずこの木馬はただの木馬では無く、動き出す木馬に
見せたいらしい。ならば本来材質は木であって、すべて同じ素材で出来ている。

けれどそう作ったら、ユラユラ揺れて見せるのが限界。ここで折角、コロの失敗がある。ここを逆手に取って、体をガラスタイルにする事で、弓型のコロとは分離

して見せる事が出来る。それにより離れ始めた・・・と見せられる可能性はある。
そしてバックに何処を走り回ろうとしているのか?とか、流れを作ったり、

風、波、草、グネグネ感、・・・何でも良いが動きあるアイテムを使って、
早さを表現する事が出来れば、更なる分離の手助けも出来るかな?と思われる。

そんなアドバイスをした。そして、指導のすべては俺の経験値から来るもの。
俺が以前そんな事に困ったから、気を付けてね・・・と言っているんだ・・・と

伝えた。出来る、出来ないに限らず、そうしたい事をきちんと伝えないと、
アドバイスはしづらいんだよ・・・・とも伝えた。

そしてそれが限りなく理想に近づけるようにするのが指導であって、理想の完全形
になるとは限らない・・・・そんな事も伝えた。

完全形の構想が必要となるのだから・・・・それは自分自身が語れないと、
自分にしか判らない事なのだから・・・・

こんな事がおっsanへの指導。しかしながら、切る事に関してはかなり上手くなった。初見の素材であっても、少しの時間でここまで切るのはあっぱれ。

流石に続いている人である。今後の展開に注目である。




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静かな1日・・・ユ-ミンママの壁画のモザイク

2009-12-20 00:51:11 | 世界遺産をみんなでつくろ!
当然、昨日あれだけ書いたのだから気は張っている。緊張感も程よくある・・・
そんな土曜の朝はメジャ-から。

マイナ-に所属する主人公の捕手が年齢的にもメジャ-に上がるのは無理だから、
せめてマイナ-優勝を味わいたい。が、若い選手はメジャ-に上がる事だけを目指し

勝ちにこだわらない・・・なんて話をされる。その時、主人公はその考え方を
直さずメジャ-になんか上がれるか?とその話に乗るも、チ-ムは連敗。

己の事のみだから無理しない、怪我しないように・・・そしてチ-ムプレ-は無い。
その時、押さえの主人公は同点の場面で志願し登板するも味方に足を引っ張られる。

それをベンチに帰って、今の1球、1球に打ち込めない者達がメジャ-で通用するか
・・・となじると、みんなの意識が少しずつ変わって行く・・・そんな話。

そもそもマイナ-と言えど、そこまで残れた実力者。しかし、観客数や所詮マイナ-などと言う気持ちの奴が、何万人の観衆の前で己の実力を常に出し続ける事が、

日々の姿勢の鍛錬から会得するものなのに怠る。それではそこに慣れる。
当然、こんな場合は1軍の故障者が出るまで出番は無く、機会があったにせよ、

レギュラ-が戻って来れば、当然2軍に逆戻り・・・その繰り返しで終わる。
当然過ぎる。何も得る事無く確認にしかならない。

そんなスタ-ト。それがオ-ドリ-が体調が悪いらしく、昨日もしかすると伺えない
かも・・・と言っていたのが、やはり無理らしく作品作りオンリ-となった。

しかし、ただでは転ばないみたいで次回の予約をして来た。まっ無理はすんなっ。

そんな中、郵便が来る。一つはユニディさん。出来たのね・・・展示販売作品。



これがね、自分の子供達3人に見せると、トラ、いのしし、ライオン・・だって。
おいおい、はぁぁぁげんこつだなっ。トラにしか見えないでしょうがぁ。

中々良い仕上がりなのね。とても。お疲れ様でした。

そしてもう一つは、赤坂の書類。ざっと目を通すと、ブ-スの間取りと出展者が記載されていて、俺の他にモザイクの人が1組いた。

参加するからには、ライバルとして見なされるように心して準備をより一層
確認し、かぐやと相談しないとならない・・・・

実に良い緊張感を貰えた。比較される・・・大いに結構。望む所。
常にチャレンジャ-なのだから・・・何処に行っても同じ事。

俺も1皮も2皮も剥けて、去年とは違うkatsuでいないと・・・と考える・・・
先頭を走りたいのだから。





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さくら教室とユ-ミンママの壁画のモザイク

2009-12-19 01:06:48 | 世界遺産をみんなでつくろ!
しばらく振りに何だかかぐやと朝話した・・・って感じ。教室ラッシュがお陰様で
続いているからね。こう言う日は少なくなったから、色々と大事でね。

業務連絡のみでは味気無いし、作品の感想も聞きたいし、
勿論かぐやの作品の感想も伝えたいし、アイデアならたわいも無い話から見つけるものだから、

そんな普通の会話もしてみたい・・・・でもそんな事が短い時間でも少しずつ
出来るようになりつつある。それはそれでまた新鮮で馴れ合いにならないように

・・・と言う点では、日高氏では無いが仕事が無いと会う機会が無い・・・
ってスタイルもそれはそれで悪い事では無い。

そんな中、もう一人の弟子さくらがやって来る。どうやら相当調子が悪いみたい。
熱湯に手を付けたりして、それでもタイルを切っている。

今日はかぐやとさくらと俺の3人で一緒にモザイクをやった・・・・
かぐやぁ、さくらが調子悪いんだとさ・・・良く聴いて置けよ・・・

俺達は調子が悪かろうと、良かろうと別に関係無い。むしろ調子が悪いのなら、
調子が悪い事を露呈。・・・・だとさ・・・って伝わればそれで良い。

調子良い時だけ付き合う気が無いから・・・困るのは知らなかった・・・だけ。
電話の向こうのかぐやにもここに居るのと同じように臨場感が伝わって、

調子の悪いさくらが、携帯酸素を吸って、手が自由に動かなくて、辛そうなのが
判るように・・・俺達は同情なんてしないし、可哀想とも思わない。

ただそれでも一緒にいたいだけ・・・さくらとね。大事なのは一緒にいられる事。
そもそも可哀想だの、気の毒だの、上目線で自分の方が有利なんて立場で、

相手と接するなんてのは優しさの押し売りみたいで・・・・相手の望んでいる事が
自分に出来るかどうか?が常に問われている・・・そんな接し方が俺達のスタイル

何も出来ない癖に口を出し、あぁしろこうしろと押し付けの愛情を振りかざす・・
本当にそれが相手が望んでいるのだろうか?

最悪なのは、しっかりとした目で相手を見ないから、思い込みだけで判断する。
さくらの周りの人達が、もしこんなに具合が悪いのに・・・可哀想だとか、

具合が悪いのをひけらかすなんて・・・とか、タイルを切れないから磨っている
とか、訳の判らん根拠の無い事を思い込んでいる人達・・・・いわゆる老婆心。

それが一番、奴を苦しめている・・・と言う事。

ただ見ているだけなのに、自分が辛いから無理してやるな・・・
なんて言った人達は、さくらがモザイク辞めると幸せなのだろうか?

本当にやりたい・・・と思っているさくらにモザイク辞めさせた責任を背負って
生きて行けるのだろうか?

さくらは今までそんなみんなに甘え、みんなは言ったように動くさくらに甘え、
馴れ合いごっこの付き合いやってた・・・俺にはそう見える。

俺もかぐやもさくらも所詮、生きている間だけの付き合い。
死ぬまでに何回逢えるんだ?一緒にとは?後何回あるんだ・・・・?

こうして教室が増え、着々と人が集って来るになって来た。当然、弟子の2人と
接する時間は減って来た。

益々、3人が揃うには仕事として成立させなければならなくなった。
ならば、この時間はそんな大事な時間となるはず。

そんな中、さくらはどのプレ-トやるんだ?一応ふくろうは作って置いたけれど。
すると、やれない・・・と言う。じゃあ、やって頂けませんか?と聞くと、

自分の作品を進めるのに、こんな状況で余裕なんか無い・・・と言う。
かぐやぁ、俺、お願いしたのはさくらだけだよなぁ?・・・はいぃぃ。

じゃお願いしても無理って事か? はいぃ。そっか・・・じゃあさくらは辞退なっ

それも良いなっ。弟子のさくらが辞退・・・って言うのも、生徒さんみんなが
やらなきゃ・・・ってプレッシャ-に感じなくても良くなる事になる。

あくまで自主参加なのだから。ただこんな事をいつまでも続けられるものじゃない
出来る時間を無理して作ってやっているのだから・・・・

そんな時間を過ごした・・・すっかり日も暮れた頃にキウイがやって来た。
少し話をしてかぐやとキウイがいなくなって、さくらと2人になった。

帰り際、さくらがしばらく来なくても良いですか・・・?と言う。
どちらが大変なんだ・・・?来るのと来ないのは・・・・?と俺は質問した・・・

こんな時は言うだけ言ったら考える・・・まずは俺の気持ち。そりゃ弟子だから
来た方が良い。それは伝えた。ならば、それは捨てる。

かぐやの気持ち。それも俺と同じ。これも考える必要無かろう。

ではさくらの気持ち。さくらが俺達の事を考えていたとしたら・・・・
俺には、私の時間を新規の生徒さんに使え・・・と取れるし、かぐやには、

貴方もここに来れないのだから、私も・・・とも取れるし、そしてここに来るのに
子供を預けプレッシャ-が掛かるから・・・なんてのもあるだろうし、

一人で出来た・・・ってチャレンジしたいのかも知れない。
一つだけ間違い無いのは、痛くて辛いから辞めたい・・・では無い事。

しばらく来なくて・・・そうしばらくだから、一生とは言っていない。
だから、さくらには好きにしろ・・・と伝えた。

ただし、教室の忙しさは気にすんな。いつでも時間は空けるから。
それが一生付き合う・・・って言った弟子の特権。

さくらが決めたのだから受け入れた。ならば公平にするには、いつでも来い。
本当の仲良くするとは? プレッシャ-の掛け合い・・・・

可愛い子には旅はさせるものらしいから・・・親って大変なんだなっ・・・

一皮剥けて返って来るのを待つかぁ・・・・奴は弱く無いのだから。







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リピ-タ-さんの教室とユ-ミンママの壁画のモザイク第二幕

2009-12-18 01:13:29 | 世界遺産をみんなでつくろ!
いきなりだけれど、シクラメン増えたのね。花は全部自宅でやって来た。
前回アトリエで1つ完成を見たので、出来ると判断してどうぞ・・・と言ったら

こんなに進んでいた。相当頑張っただろうな・・・?無理し過ぎて無ければ良いんだけれど・・・。

それが娘さんに綺麗なチュ-リップ・・・って言われたらしい。こらぁぁぁぁ。
どう観てもシクラメンでしょうがぁ・・・。

ただ娘さん5年生って言ってたから、馴染みが薄いかもなぁ・・・。
ひょっとすると、シクラメンって言っても、布施明って言っても判らないだろうな

まっそれはそれとして、きっともっと人に見て貰えば確率は上がると思われる。
中々グレ-ド良いからね。

しかし今日見た様子では、随分と丁寧に切るようになった。だいぶペキペキタイル
に慣れて来た・・・って感じになった。

それと年明けの教室の予約を入れて下さった際に、例の出張床モザイク教室の為の
下見に教室後に伺う事になった。

変わったモザイク仕事はkatsuって言って貰うには、こう言う新しいスタイル、
大いに有難いのね。何が出来るか?俺も楽しみ・・・

そうね、今日は他にはタピオカ主催の新春子供教室の件で連絡があった。
すでに20人弱集まっているらしい。有難い話だ。

それとユ-ミンママから。先日の下絵・・・気に入ってくれたらしいのね。
そこでユ-ミンに伝えて下さい・・・と伝言を頼んだ。

ユ-ミン、約束は守ったぞぉ。鳳凰は判りやすかっただろうけれど、もう一つの
アイテムは、ヤモリだよぉ・・・。俺は結構真に受けて約束守るのね・・子供でも

それと、す-さんが大理石の幅木を持って来てくれた・・・加工までやって。
これ持って来週また行く予定。


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す-さんとユ-ミンママの壁画のモザイク第二幕へ・・・

2009-12-17 01:12:26 | 世界遺産をみんなでつくろ!
朝、す-さんが自宅に迎えに来てくれたのが8時半。俺の車から先日Unidyで切った木を積み込み、更にアトリエに行き、作品を積み、その足でUnidyへ。

金具なんかの買い物をして準備万端。いざ出発と高速に乗ろうとした瞬間・・・
あっシナベニアを1枚買うの忘れてた・・・・やっちまった・・・・

完全なる俺のミス・・・全く持ってお恥ずかしい。最悪、そこは俺がやるしかない

そんなこんなで到着。すると初見のす-さんが下地を見て、こりゃ材料が足らないな・・・って事でママにホ-ムセンタ-を聞くと、割と近くにある・・・ラッキ-。

それで俺のミスは帳消し。ほっとする。

そんな滑り出しも何とか6時前に終える事が出来た。まっ思いの他、上出来になった。お陰様で。

す-さんのご好意で幅木って下の部分に大理石を頂ける事になった。こりゃ豪華。

アトリエに戻って、今後の展開の下絵に入った・・・第二幕の始まり・・・
かなり厳しい状況になった・・・・がまだ余力があると信じたい・・・俺。

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みどりさん教室とユ-ミンママの壁画のモザイク仕込み終了

2009-12-16 01:06:14 | 世界遺産をみんなでつくろ!
ひとまず作品は順調に進んでいる。切るって行為は間違い無く上手くなっている。
ここまではとても良い。問題はそろそろ大作の終わり方に差し掛かる・・・

一見、えっ?終わり・・・って見える人もいるだろう。けれど今のように切れれば
狙って切る事も全く問題が無くなっているのだから、難易度は飛行機だけ。

つまり1枚のタイルを大きく切る・・・これだけだろう。
となると、すでに時間で解決・・・に向かっていると言う事なのだ。

本来のオリジナルってスタイルなら色選び等、まだ悩む事もあるだろうが、
下絵がある以上、それほどでは無い。ほぼ決まっている・・・むしろこっち・・・

当然、大作に望んだ人の最後の気持ちって言うのは、誰もが経験者なら判る。
バタバタする・・・・ここを乗り越え落ち着いて最後を迎える姿勢を作る事。

その位、ナ-バスなものである。

向き合った時間が長くなればなるほど、当然こだわりも多かったはず。
しかも初めての大作の場合、切り方が最初の頃より上手くなる。

振り返れば直したい所が多く見えたりする。それも上手くなったからこそ、
目も上達していると言う事。するとそんな事から、まるで終わらせないかのように

更に細かくしたり、許せない箇所を責めたり、はがす訳にも行かず、これからは
そう言う事の無いように・・・と残り少ない余白に挑んだりする・・・・

すると益々、左右対称のような下絵の場合、グレ-ドが変わって来る・・・・
益々許せない・・・・こんな事が起こった後は・・・・そこから離れたくなる。

そして時間が掛かって行く。こんな事が良くある。しかし、みどりさんの場合は、
例外で、自宅に作品を持って行ってないので、むしろやりたくてもやれない・・・

そんな所だろう。コ-スタ-を自宅で作ったくらいだから。

こう言う場合なら、折角出来ないのだから、きちんと大作はアトリエで・・・
自宅で遊びのモザイク・・・と割り切ってしまえば良い。

と言うと、こんな答えなんかが返って来たりする・・・遊びなんてモザイクなんか
出来ない・・・と。ここで言う遊びとは? 冒険・・・・

前者の自宅の人の場合は、悩んでいるのに相談する・・・って言う事をしない。
後者の場合、一人でモザイクをするのに慣れていない・・・つまり不安・・・

みんな比喩は違えど同じ内容を人によって進み方が違うので、分量を変えながら
伝えているのだけれど、熱心な人はこのブログを観て他人の作品と比較してしまう

本人に自覚の無いまま・・・・脳が・・・。すると焦ってしまったりする。
かと思うと、以前言った事と違う・・・と比較したりする・・・・

本人が進歩している自覚の無いまま。つまり進歩していれば、当然ワンランク上を
目指せば、その時は無理と判断し、この位までだろう・・・とこちらが判断。

しかし、向上すればそこは当然厳しくなったりする。指導とは相手の上達で
いくらでも変化するもの・・・1つのやり方を押し通す・・・それはどうかな?

こう言う事が起こるのは、アトリエの個人教室に多い。そして上手くなっている
道中の人・・・。何故なら俺としか向き合えないから・・・

これがもう一人第三者がいると、ねぇどう思う?と聞く事が出来たりする・・・・
これが利点。しかし、当然そこで指導内容等が筒抜けになったりする。

どちらにも有利、不利は付きまとう。すべて本気で取り組んでいるからである。
目標が高ければ高いほど、こう言う事の繰り返し・・・・

かぐやや最近のキウイの目覚しい進歩はこう言う事を経験したからである。
腕はある程度、携わった時間で解決するけれど、心構えとは?本人の自覚・・・

単なる老婆心ならそれはそれで構わないと思うが、誰もが1度は経験するだろう。
気を付けて欲しいものである。

そんな中の俺はいよいよ明日、す-さんと現地の下地作り・・・第二部の始まり。

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Unidyで色々な下地作り

2009-12-14 23:58:24 | 世界遺産をみんなでつくろ!
今日しか下地をする日が無いのね。何しろ水曜日にす-さんとユ-ミンママの所に
現地の下地を作りに行く。まずはそこで使う下地のパ-ツ作りと教室の下地を

15枚切らなければならない・・・・こりゃかなり掛かるなっ・・・そんな感じ。

さてさてアトリエで準備して、いざUnidyへ。まずは作品用の木を選ぶ。
何を触ったって1800mmx900mmで3000円以下なんか無いのね・・・・ん・・・

最近使っているのは、シナランバ-かシナベニアって結構良い木使ってるのね。
鳥の部分が12mmの厚さ何だけれど、9mmのシナベニアを選択。段差を付ける為。

そもそも一見いつもの下地作りと同じように見える人もいるだろうが、全く違う。
例えばモザイク屋の場合、丸い形を切ったりする。

しかし、タイル屋なら丸く抜く事はあっても、丸くは切らない。こんなに違う。
今回の下地は抜く。いつもとかってが違うのね。

そんなこんなで1枚目を切っていると、おっ・・・角嶋の親父・・・何してんの?
材料買いに来た・・・そうなんだ・・・見られると進まないよ・・・・

大工さんに見られていちゃね・・・・すると、くすっと笑って黙って見ている・・
やりづらいのねぇ・・・。まっそれでもやるけれどね・・・・

そしたら、ボソっとアドバイス・・・おぉそれとても有難いのね。
そうそう、冷やかしじゃなくてそう言うのはとても有難いのね。

そんなこんなで何とか終わる頃、社員さんからお客さんまで、ちょこちょこ見て
くれて、凄いですね・・・と褒めて貰うのだけれど・・・・

同じ褒めて貰うなら、木を切っている所じゃなくて、モザイクをやっている所で
評価されたいのね・・・・・・・正直な話・・・

まっお陰様で無事終了。今度はお教室下地の15枚・・・・今回のこの下地の凄さは
かなりの確立で1点ものなのね。

それも終わる頃、店内は蛍の光が掛かっていた・・・・9時5分・・・
それからアトリエでペ-パ-掛け・・・・

明日ペンキを塗れば、80枚完成。それから組み立てしてガラスタイルを張れば、
完璧に終わり。いよいよ作品に専念出来る。



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ユ-ミンママの壁画のモザイク

2009-12-13 22:25:02 | 世界遺産をみんなでつくろ!
今日は来客からスタ-ト。知る人ぞのみ知るゴムおじさん。
以前、アトリエの前で下地を作っていたら声を掛けられて何回かアトリエに来て

話をするようになった。ゴムおじさんは80歳過ぎって言ったかな?
何かチュ-ブの細いのを体に巻くと痛い所が治るんだって。それを自転車に乗って

あっちこっち回っているんだって。どうやら俺は気に入られたみたいで、
今日はちょいと長めだった。

そもそも職人を辞めてからと言うもの、男の人と話す機会がメッキリ減ったから
苦手になってね・・・

必要以上に気を使うんだよね・・・俺はそもそも待つ身じゃない?
何せ自宅とアトリエを行ったり来たりしているだけだから、出向く事って無い。

と言う事はほぼ向こうからやって来る訳で・・・。当然話しなんかすれば、
質問のような問いがあったりする。これが厄介なのね。

聞かれりゃ答える。しかもまともにね。俺は18年タイル屋やったけれど、合って無かったから人様とは違う人生を見つけた。

結婚して子供が出来て、家を買って子供が結婚し孫を連れて来て死ぬ。
こんなシンプルな事が出来なかったから、俺はス-ザンボイルになりたいと願った

ただそんだけ。タイル屋やってる意味を感じなくなったから。俺が続けても
職人やっても親方になっても先細りして行く人生なんてシンプルなものがあって

それを守る為にやる事であって、自分の為だけで生きるのに先細りを待つ・・・
そんな事を続けては居られない・・・・

こんな事を単純に話ししたとするじゃない?すると場合に寄っては、じゃあ俺は
どうすれば良いんだ?なんて余りにくだらない質問返しする男の人がいるのね。

はぁ?ねぇあくまで俺は・・・って聞かれたから言ったのに、何で分かり合っている状況で無い先方の人生なんて答える事などある訳無いでしょ?

そんな義務も責任も無いのね。大人なら自分で探せば・・・ってそう言いたい所だけれど、そうも言えないし、だからあくまで俺自身の話だから・・・と

念を押す・・・こんな事を何度も経験すれば、話したくなくなる。うんざり。
これが相手を俺が今後も付き合って行きたい・・・と判断したのなら、

いくら時間を使っても惜しくない。そう考える。これが対、男の人との向き合い方

それがゴムおじさんは余り経験値の無い自分の親父よりも歳上。折角、アトリエに
足を運んで頂いたのにお構い出来るのは会話のみ・・・

ならば新作落語のような謎掛けありきの会話を試すのもこれも勉強。
なるべくタバコを吸って肝心な部分以外は相手の目を見ずに、考えたフリをし

悟られないようにする。相手の話すペ-スやリズム、声の強弱、動きを観察し
その様子から話をどう繋げて行くか?それを決める・・・

当然、ここに出向いて来たのだから、相手が話を切り出して来るのだから、
そのお題のどこの部分を広げて行くか?しっかり聞き分ける。

そして聞きたい部分を広げて、質問返しをする。答えてくれなかった場合は、
比喩を変えて、もう一度同じ内容の質問をする。会話の初歩。

すると、しばらくするとゴムおじさんが若旦那は面白いね・・・って言い出す。
だから、そうですか・・・?この位の事は昭和の初めの頃なら当たり前のように

いましたよね・・・?あはははは。時代遅れの古き昭和の残党ですよ・・・
ただ、そう言われては、こんな事を試しました・・・無礼をしましたね・・・

と言うと、流石にこう言う仕事をやるだけの人だわっ・・・と褒められるが、
まだ夢の途中なんで恥ずかしいです。ただ、そう言われたのは嬉しいです・・・

こんな会話をしたが、ただのご老人にしては随分と切れ味の良い話をなさる人だな
・・・と思うと、若い頃に何らかの芸事をしていたらしい・・・・

なるほどね・・・そりゃ経験者なのね・・・ならば俺はどうですか?と聞くと、
それだけ持ってて聞くのかい・・・みたいな言葉が返って来たと思ったら、

質問返しをされる。ならば私はどうかな?と・・・。参るね・・・そう来るのかい?

ならば、前回は元気で達者なおじさんってイメ-ジの人が、病気だったと言っていましたよね?通常なら年齢を考えるとそうそう治るはずが無い。

ならば今日も病気の続きの話で良いはずが、自転車に乗っていつも通りに戻った
ように見える・・・会話も前向きだしテンポも良い。普通に見える・・・

後は無理して通常を保っているのか?本当に調子が良いのか?いずれか?ってので
どうでしょうか?と言うと、あはははは。と笑って帰られた。

何とか逃げ切りって所かな?お互いにね・・・

良い勉強になった。そんな中、特に変化する事も無く作品作り・・・・
もう外枠に気持ちが移ってしまっているから・・・

そんな中、アトリエを眺める女性2人。声を掛けるとアトリエに入って来る。
興味を持ってくれたらしい。

口コミとネットのみだから、こうしてコツコツと布教活動。これも仕事。
地味にね、コツコツと・・・作品も布教活動もね。

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オ-ドリ-教室と下地のペンキ塗り

2009-12-13 02:13:16 | 世界遺産をみんなでつくろ!
昨日の晩、大きく振りかぶって・・・って野球アニメで非常に指導として勉強に
なる話を見た後に、すぐに寝て朝はメジャ-でスタ-ト。

そうね・・・前回と同じでそんなに得るものは無かったが、最後に主人公が言い放った言葉は中々のものだった。

さてアトリエに・・・

まずは下地のペンキ塗り。何しろ1枚でも多く仕上げないとアトリエ内では
置き切れなくなる・・・今後、延ばすと雨なんかも気になるし・・・

そんな中、オ-ドリ-がやって来る。早速だけど、実はこの髪の毛の下方が鯨にも
見えるように作りたいらしい・・・のね。

俺の今の作品のように・・・。普通に考えれば、そう見えるように作るのだって
そう見えない人もいる。つまりそれだけでも難しい・・・

それなのに見える人と見えない人を意識的に作る・・・これはかなり難しい。
しかし本人がやりたいのだから、こちらとしては何とかアイデアを考えなければ

ならない・・・って事で今度は逆に質問。じゃあ例えば10人の何人くらいが
見えるようにしたい?ここが非常に大事なのね。

ここで指導するものと指導されるものが一致しないと、とても理想には近づく事が
出来ない・・・・そこで更に比喩。

見えそうで見えないのか? 見え無そうで見えるのか?どちらよりなのか?
こう言う事が1つ1つ事細かに理解し合って行く事で、何がよりそう見えるか?

正直、まだまだ切るって行為は甘いが、そこは時間がいつか解決して行く。
だがやりたい事がしっかりしているから、理想を探すのは難しいながら

一体、何を指導すれば良いか?もはっきりして来る。
しかし内容が高度なので、こちらとしても油断は厳禁・・・・

常にオリジナルを作るって言うのは、こうしたやり取りの繰り返し。
少しそうしたくなったのは、髪の毛のパ-ツの細かさを見たから。

まずはそう言う事が出来るようにならないと、切る事だけでも四苦八苦している
状況では、こんなやり取りしてもそうそう出来るものじゃない。

だからまず慣れた・・・とか切る技術が上がったと判断したら、そろそろ少し
テクニック・・・こんな事を考える・・・

そんな事から、鯨の話にも触れ、更に目についての説明も始めた。
説明って言うのは聞いている方も話している方も実は疲れる・・・

何しろ伝わっているか?いないか?がはっきり判るし、相手も表情に出てしまう。
大事なのはそんな時・・・今の比喩判る?なんて聞いた時に、判らなかったら

ん・・・今のは判らない・・・今のは判った・・・とはっきり伝えてくれると
それを踏まえて、違う比喩で様子を見たりする・・・本当に伝わっているか?と。

こんな場合は非常にやり易い。しかし難しいのは、受け入れられない事や納得して
いなかったのに、まっ良いか・・・とか、何と無くとか、遠慮されたりして、

体裁なんてやり方を使われた時・・・一応こちらも良いんですね・・・と再確認して進むのだけれど、そこできちんと向き合う姿勢を怠った場合、

どんどんとその間違った方向に導く事になる。しかしそれは生徒さん自身が決めた
事であって、俺は常にどうしたいですか?どんな感じですか?と聞き方を変え

通常の会話の中からも傾向と対策を練って、本人が迷った時には、いつもなら
こんな感じだよね・・・どう?と明らかにいつもの自分って言う比喩なんてものを

使ってどうだろうか?と本人と向き合わせたりする。しかしそこに向き合う姿勢が
無いのなら、こちらも無理に向き合わせる事をするつもりが無いから、

聞かれるまで待つしか無い。だからオリジナルの教室って言うのは信頼関係が大事

そんな中、俺の感じたオ-ドリ-は自宅で無理はしない方が良いな・・・と考えて
いると、下地・・・これやりたいです・・・・と言う。



全く、かぐやがヤモリを選んでいたり、オ-ドリ-はタコって、マニアックな話だ。
しかし中々伝わっているのね。

そもそも、こう言ったマニアックな素材は最初から個性的だから、ここを素敵に
作るのは、それに負けない個性的な事を考えなければならない。

先日、ユニディさんが選んだトラの場合は、ペキペキタイルに慣れていないと、
きちんと出来ないって下地。それはそれで現状のユニディさんに合っている。

話を戻して、それなら今の作品をアトリエに置いて行けば・・・と提案。
これでこの下地しか自宅で本当に出来なくなる事になる。

本人も作品に向き合う1週間じゃない事を判っている・・・・ならば楽しむモザイク・・・タコ・・・ちょうど良いくらいの楽しさだろう。

長く続けるって言うのは、誰もが出来る事じゃない・・・しかもそう簡単でも無い

こつこつやっていたら・・・気が付くと続いていた・・・そんなもので、
頑張ってやって行くものじゃない。スポ-ツじゃないから特訓みたいなものじゃないと思うからね・・・・

習慣付けをする事。だから、やらない・・・って1週間では無く、大作とは向き合う事は出来ないが、軽くね・・・軽く。無理、ムラを無くす為にね。

1cmタイルからぺきぺきに戻る・・・気持ちも楽になるだろう・・・・

そんな中での俺は、ラスト15枚の下絵・・・猫が9つ出来た。犬を増やしたんで
バランスを考えて見た。これについては月曜日に・・・・


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