かったかくんのホームページ

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今更ながらの感謝の思い

2013年06月04日 | Weblog
ただ感謝見えない力で支えられ
            信念貫く子どものためと




今日、Kさんが学校の危険な個所の修理に来てくれました。ちょっと金属が飛び出たところがあって、うまく除去してくれました。Kさんとは、かつて野球部を担当したとき、保護者会長としてお世話になった方です。




ほとんどの生徒が野球を中学校から始めました。つまり野球を本格的にできるのは、3年生が引退してからの1年生の夏から3年生の夏までのわずか2年間です。その2年間でチーム作りをしていかなければなりません。



小学校から少年野球で取り組んできている生徒をそろえた中津の強豪チームと互角に渡り合うためには、効率のよい練習と実戦的な練習が必要です。




厳しい練習と選手の間に入ってくれて、クッション的な雰囲気を作ってくれていました。またKさんは、練習環境を整えるために、朝早くか、夜暗くなってから毎日のように、グランドを車できれいに整備してくれていました。おかげで草も生えることがありませんでした。




「あのとき、全部で何万キロ走ったかなあ。」というくらい、徹底したグランド環境を選手たちのためにプレゼントしてくれていました。今でもあの時のことを思い出すと感謝の心でいっぱいになります。



夜の帳が降り、真っ暗なグランドの中、車のライトを照らしながら、車が動いているシーンを今でもくっきりと覚えています。



誰かから賞賛を受けようとかそんな思いではなく、子どもたちのためにという気持ちが強くありました。選手たちにもKさんの思いを練習のあとの話の中でもよく伝えました。

この子どもたちこそが、決勝戦。0-0、延長9回。ツーアウト満塁。ボールカウント、ツースリー。ここから選手がレフト前に劇的なサヨナラヒットを打ち、優勝とともに、県総体出場を決めたチームです。



そんな経験もあったので、できる限り自分も跡を継ぎたいと思い、再度三光中学校に舞い戻ってから、時々ですが、選手たちのためと思い、Kさんのあとを追っています。




広いグランドを回るとおよそ、1時間近くかかります。距離数でいうと、15キロから20キロ近く走ります。失敗したことがあります。ほこりを舞わせながら、車で整備をしていると、「ほこりが・・・。」と近所の方から指摘を受けました。失敗も成功のもと。

だから整備するには、雨が降った次の日がもっとも適しています。ほこりが舞わない日を選んで整備をしています。




やりはじめて思うことがあります。それは、整備の跡がサッカーや野球の部活をして消えているときのうれしさです。整備をして生徒たちがしっかりグランドで躍動した跡がある時は、なんとも言えない満足感があります。



線が残っているときは、もっとがんばってという激励の思いです。これは、野球場のグランドキーパーの方もきっと同じ思いなのでしょうね。総体まであとわずか。悔いの残らない練習をして欲しいです。