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自然へのいざない②~栗・梅~

2013年06月10日 | Weblog
父母と栗実る山に登りつつ
          広がる景色に秋風流る






今、栗の花が満開となっています。緑の葉にちょっと透き通る髭のような花です。あのいがのある秋の栗の実とはちょっとイメージがかけ離れているような気がします。これが花なのかと思う不思議な栗の花です。

生物学的には、雄花の穂の付け根付近に小さなこぶ状の雌花があります。雌花は3個の子房があり、受精した子房のみが大きくなって果実となります。6月いっぱいが花の開花時期です。




昨年は、虫の被害で葉が亡くなってしまいましたが、今年の秋はしっかりと栗の実をつけてほしいと願っています。今は、栗の木も畑だけに育っていますが、幼いころは、山に植えている栗の実をかごをかつい採りに行っていました。


秋にはすがすがしい季節の香りと山に登らなければならない少年時代のきつい季節を味わっていました。




で、畑には、栗の木の横には、今梅の実がしっかりと実っています。栗の葉、栗の花と一緒に、梅の葉、梅の実と・・・すべてが緑色に畑が染まっています。



よく母が、孫たちの入試などには、「合格しますように。」と短冊に書いて、この梅の木に結んでいました。



またこの季節になると、炊事場からプーンと梅エキスのすっぱい匂いが家中に漂っていました。梅エキスを作るのにはたっぷりと時間がかかります。それでも腹が痛くなった時にはなどと言いながら、姉などにも自家製のエキスを送っていました。



梅や栗には両親などいろんな家族の思い出があります。そんなノスタルジックな思いに馳せながらも、梅雨が本格的になってきます。