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「耶馬溪の過疎化の波に負けず

2016年10月07日 | 大分県
ふーっ。一週間が終わります。台風から始まり、秋に終わる一週間でした。

今日も出張やなんやかんやであっという間に一日が終わりました。10月に入り、進路のことなどの会議が多くなっています。入試がいよいよ近づいていることを感じます。
 

先日、あるお客さんが来て、生徒の数がどのくらい減っているのか知りたいということでした。

ちょうど、いいときで、「学校沿革史」という毎年、学校に残す資料を作っているときでした。
 
学校沿革史は、その年の生徒数や教職員などを掲載します。冊子をもとに時代をさかのぼっていきました。たしかに、自分たちの頃は、一つの学年でも200人近くいました。


写真は、昭和40年代の生徒の一つの学年の様子です。写真を見るだけですごい数です。
 

10年前は199人。5年前は、123人。そして今は、60人です。母校もすごい激減です。この5年間でも生徒数はおよそ半分に減っています。

これからの生徒数をみると、来年は77人、次の年は、74人、75人、55人、55人、52人と推移していく予定です。これから3年間は一時的に今よりちょっと増えます。


生徒数はかつてより大きく減ってきていますが、生徒が減少しても、よりよい教育環境を整えていくことが私たちの責任なのかなと最近つくづく思います。
 

先日は、校区内の津民地区や下郷地区の路線バスが廃止になり、コミュニティバスへと移り変わっていきました。
 

路線バスは、60年の役割を終えて、ついにラストランとなりました。10月、この地域から学校に通ってくる生徒たちの足も路線バスから、コミュニティバスになりました。


地域では長い間の労をねぎらって、ラストランのセレモニーが行われました。地域の人たちも寂しくバスを見送ったことでしょう。校区内の生活も様変わりしていきます。
 

よほどでない限りもう二度と、この地域の中を路線バスが走る姿を見ることはできないでしょう。
 
 

過疎化は進んでいきますが、その中でも人と人との繋がりやふるさとを誇りに思う気持ちを大切にしていきたいものです。