かったかくんのホームページ

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山あいのお寺のコンサート

2016年10月25日 | 大分県
文化の秋となっています。学校でも校内音楽会に向けて音楽の時間や放課後、いい歌声が聞こえてきます。お家の方も毎週2回、夜、学校でPTA合唱の練習をしています。


楽譜を見ながら歌っているのですが、ついていくのがやっとです。

あっち行ったりこっち行ったり音楽記号に振り回されている状態です。


「楽譜を見らんで歌いきるようにならんとつまらんよ==。」
と某PTA会長。

さすが、言うだけであって、歌うときは、楽譜なし。男性パートの超リーダーとなっています。さすが。そして、皆勤です。
 


そんな音楽が似合う秋。先週の木曜日に、校区内の永岩のお寺のお堂で、夕方から、「吉本友里コンサート」が開かれました。お誘いがあったので行きました。幼いころ、建材店を営んでいた父と配達して以来のお寺です。懐かしい。コンサートを紹介した県内の新聞には、



「バイオリンやギター、太鼓などを演奏し、舞いながら歌うシンガー・ソングライターのライブ。カリフォルニアの山奥での暮らしや出産などをきっかけに音楽活動の幅を広げているという。透き通った歌声や自然体のパフォーマンスなどで生きていることの喜びなどを伝える。」



と書かれていました。現在長野県の駒ケ根市に住んでいます。ツアーを展開しています。一人で車で運転してきています。すごい。境内の下に車を止めて、会場のお堂に行くために石の階段を登っていきました。


辺りの風景と夕方の冷たさが秋の趣を感じさせてくれます。
 

お堂は、いろんなところからコンサートに参加するために駆けつけていました。電気を少し暗くしたお堂でコンサートが行われました。バイオリンを中心とした演奏とともに、素敵な声が会場を包みました。
 


お子様を亡くされてまだ間もない吉本さんです。そんな中でのコンサート。つらい気持ちがあったでしょう。いろんな思いが張り巡らされていたと思います。声の美しさのもとに、吉本さんの詩に重さがありました。

「帰ろう」
♬あなたがあなたを満たすことが 周りのみんなを照らす足元から~~わたしはわたしを愛していいよ♬

「生きているそれだけで素晴らしい」
♬まん丸い君の寝顔 なによりの幸せを運ぶ 君と過ごす毎日 それだけで幸せ ありがとう生まれてきてくれて ありがとう 君の光ありまま愛おしい♬


 感動のコンサートでした。学校の保護者の方や子どもたちも何人か来て、コンサートを堪能していました。コンサートが終わった頃は、日も落ちて、外は真っ暗になっていました。


この後も吉本さんを囲んでの話があったのですが、後ろ髪をひかれながらもPTA合唱練習に戻りました。虫の声しか聞こえない階段を下りていきました。

この山あいの雰囲気がとても奥ゆかしいです。
 

父と一緒に来た思い出もよみがえってきながら、お寺での時間を過ごしていきました。