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「初夏に聴くショパンの曲」

2017年04月17日 | 大分県
『初夏の雨 木々の若葉に降りかかる
     風も輝く 萌えるこの季節(とき)』


 

朝からの雨。昼間はしとしとと初夏の雨は、大地を潤しています。夕方からはスコール的な雨。しかし、この雨も花を散らし、大地の命を芽吹かせ、大地の命を萌えさせてくれる雨となったことでしょう。



また明日からは天気がいいということで、大地に降らす初夏の雨と陽ざしが、これから、どんどんと1年の中で、一番「生命」あるものに息吹を与えていきます。



今日の朝日新聞の朝刊を見ると、熊本大地震の様子が書かれていました。阿蘇大橋が崩壊して、一人の青年が亡くなられたことについての記事でした。余震で心配して友だちのところに行き、その帰りに本震と遭遇します。

両親の必死の捜索、車の発見・・・そして・・・本人は若くして、命を熊本大地震によって奪われます。家族の、周りの友だちの人生を大きく変えます。そんな記事を読みました。 
 

せつなくなりました。もし、自分が本人だったら、親だったら、友だちだったら・・・いろんなことを考えさせられました。
 


それから、授業に回りました。命があり、こうして学校生活を充実させているような、一見ふだん感じることがない「平凡」なことが「幸せ」なんだと感じます。授業を見る中で、3年生の音楽の授業に行くと、ちょうど、音楽鑑賞の前でした。
 

ショパンの「革命」です。



「ショパンが演奏旅行でポーランドを離れていた際、ロシア帝国からの独立を目指した革命が失敗して、故郷のワルシャワが陥落したとの知らせを受けました。

故郷の家族や友人たちと連絡が取れなくなり、ショパンは絶望と孤独の内に陥りました。そのときに作曲されたとされます。」



などのような説明を先生が生徒に伝えていました。生徒たちも真剣に聞いています。
 

それから音楽室がコンサート会場になったように、曲が流れ始めました。
 

新聞の記事がまだ心にあって、この「革命」の曲を聴くと、本当に心がぐっと締め付けられるものがありました。新聞の記事も何人かの先生方と読みました。
 

3年生に会ったときに、「何ともいえない、心が揺れる曲だよね。」と言うと、「わたしは、ショパンの曲が好きです。」確かに。


音楽の先生が生徒に、「曲に気持ちをしっかり表現するショパン」と言っていましたが、その表現に聴く人の気持ちを惹きつけるものがあるのでしょう。

 

音楽の先生に印象を伝えると、「「共感」ができたのですね。」ある意味、ショパンの曲に自分の思いが共感できたのかも知れません。
 

たくさんのことを学べる生徒は「幸せ」です。