かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

「九重青少年の家へ」

2018年07月16日 | 大分県
九重青少年の家での教育合宿が明日から始まります。

すでにこの地点で標高935Mあります。

教員をしていて、何度もこの地を訪れて語りつくせぬたくさんの思い出があります。



学校は海抜114Mなので、9倍も標高が高いところで生活をします。


今は暑さが厳しいです。日中の暑さはあまり変わらないと思いますが、気候の違いにも気をつけなければなりません。

 


九重はたくさんの見所などがあります。久住山、タデ原湿原、長者原など風景が違います。


わずかな期間ですが、生徒たちには5つのことを「感じる」時間であって欲しいと思います。

 

かつては、夏の九重と言えば、久住山への登頂でしたが、今回は、チャレンジはしません。
青少年の家から近いところの山のアタックです。


それでも今の生徒たちは、山の登る体験が少ないので、細心の注意を払いながら下泉水、上泉水山に登っていきます。
 


教育合宿終わり、学校生活に戻った時に、行く前の力以上の学年の力を発揮していって欲しいと期待しています。
 


暑い夏ですが、熱い活動が展開できることを願っています。しっかりサポートしていきたいと思います。


〇自然を感じる
・久住高原の夏の空気にふれる
・久住の素敵な光景にふれる



〇仲間を感じる
・仲間の思いを感じる
 ・仲間の良さをあらためて感じる
・助け合う、励ましあう



〇きまりを感じる
・きまりを感じて、学校生活に生かす。
・生徒たちの自治力を高める




〇達成した思いを感じる
・山に登りきる
(下泉水山 1296M)(おにぎり山 1083M)
・長縄で記録に挑戦
・ウォークラリーでのゴール



〇心に感じる
・最高の思い出づくり



 


生徒たちは、九重でたくさんのことを感じる生活を送って欲しいですね。


「夏まっさかり」

2018年07月15日 | 大分県
今日は、子どもたちと北九州のイベントに行きました。
かつての生徒たちにも会うことができました。もう親になっていて、子ども連れでした。

しっかりパパやママをしています。
イベント会場は、人が多くてびっくりでした。
 



いろんな中で夏真っ盛りを感じます。今週の金曜日が1学期の終業式になります。
その前後にはいろんな夏の行事があります。
 

今日の朝は、8時から地区の夏祭りのお宮の掃除でした。途中まで掃除をしました。途中から抜けるので、地域の人が草刈り機でかった草を掃除したり、側溝にたまった枯葉の除去をしました。


本当は、午後からは、お祭りの抽選会の景品を買いに行くのですが、今回は、行けずじまいでした。
 


今度の土曜日が夏祭りです。夏のお祭り、冬のどんど焼き。2つの大きな地域のイベントです。境内が人でにぎわいます。
いろんな地域の子ども神楽などがやってきて、お祭りを盛り上げます。

暑いけれど、お神輿が地区をねったり、夏を感じさせる一日となります。
 


夏祭り以外にも、来週になってから、終業式までの間には、1年生の教育合宿があります。九重に行きます。


ひと昔前は、2泊3日の日程で、久住山にも登っていましたが、今は、その機会は減ってきました。



子どもたちもそんな体験がだんだんと減ってきています。

今回は、上泉水山の近くまで登っていきます。
少しでもいろんな体験の中から、生徒たちを育てていきたいと思います。
海に行く学校もあります。
 


体験活動が希薄になっていく中、体験を積みながら、たくましい力を体得してもらえたらと思います。
 


夏の県総体も近づいてきています。
 


夏本番になってきます。

「時代の変化の中のつながり」

2018年07月13日 | 大分県
昨日から、2年生は職場体験学習でした。

すべての生徒たちの様子を見学に行くことはできませんでしたが、いくつかの事業所での生徒たちの頑張りを見て、また学校の姿とは違った頼もしさを感じました。

そんな姿がうれしいですね。

かつては、職場体験学習などはなかったのですが、今、このような社会に出ていく体験をすることができる生徒たちがうらやましいです。
昨日の「3年生未来塾」も同様です。
その様子は、学校のホームページを見て下さいね。


学校の中ではどんどんと地域の中に生徒たちが出ていき、また地域の方が学校の教育の中に入ってくるような取り組みが当たり前になってきました。
これが「協育」「共育」なのでしょうか。
 


教育の在り方も、昔は、学校のことは学校でというような時代でした。社会のシステムが変わり、文化が変わり、地域の在り方が変わり、嗜好が変わり、グローバル化傾向になるなど子どもたちを取り巻く環境は大きく変化しています。


これからさらにその変化は加速していくことでしょう。
 


学校のことは学校でということではスムーズな学校の運営はできなくなっています。

もちろん主軸は、学校ですが、子どもたちの健全な育成を図るためには、より一層、学校と社会・家庭との連携が重要になってきています。
 


その中で、今日の夜は、退職された先生、現職の先生の意見交換会及び懇談会が開催されました。
 


退職された先生方の中には、見守り隊として活躍をしてくれている方、補充学習に参加してくれている方など、やめた後でも、地域の中で、子どもたちに関わってくれています。


退職されている先生の代表つまり会長さんであり、「かったか」の恩師でもあるうえの先生は、
「先生方、学校とのつながりを大切にしていきたいと思います。」
と会の中で話をしていました。


やめた先生方は、地域の中の一人として温かく子どもたちを見守ってくれています。
 


わたしたちもやめられた先生方はよき理解者でもあり、つながりを大切にしていきたいところです。
 

意見交換会、懇親会の中で「かったか」の近況、今の教育の近況などを報告をしていきました。やめられた先生方もいろんな活動に協力してくれることを話してくれました。
 


かつてはみどり先生もうえの先生も中学校時代の恩師でもあり、一緒に勤務をさせてもらいました。

恩師と一緒に勤務することって、縁であり、幸せなことでした。ひとはどこでどうつながって、そのつながりが、どう助けてくれるかわかりません。

つながりを求めていくのが希薄になっていく今の時代ですが、縁はたぐり寄せておきたいものだと今日もつくづく実感しました。


最後は記念写真で、来年の再会を誓いました。
しかし・・・来年の席は・・・逆になるのか・・・最後の現職の席でした。


わすれちょった。はい。

「未来を語る未来塾」

2018年07月12日 | 大分県
真夏の太陽が照りつける中、今日は、朝から晩までいろんなことがあった一日でした。

そんな中、2年生は職場体験学習、3年生は中津青年会議所主催で「未来塾」が行われました。




この事業では、「未来塾」のねらいを次のように示しています。


『中津青年会議所のメンバーが
・自身の仕事内容
・中学時代どのように過ごしていたか・・・
・これからどんなことにチャレンジしたいか
などを話しながら、中学生のみなさんが将来の夢や目標を考えるきっかけになればと開催します。多感で吸収力の高い学生時代に
様々な大人の価値観や考えにふれることで、興味関心の幅をさらに広げ、未来に向かって力強く羽ばたいて欲しいという思いが込められています。』





 
開会行事がおわったあと、宇宙開発をしている北海道の「植松電機」の社長さんの言葉などが映像で流されました。
〇夢を語ろう。できない理由を作っては成長がない。できる人は、できない理由は語らない。前向きに歩いている。目は、前についている。

〇夢を語ろう。たくさんの出逢いを創ろう。その中で、夢を理解してくれる、夢を助けてくれる人ができる。

〇ロボットの時代に、ロボットができないことがある。それは考えることだ。考える人になれ。

これから、仕事もロボットの時代、ロボットに負けるな。応援してくれる人ができる。

〇発明のことは、いやだと思うことが、なぜいやなのか考えることだ。いやだと思うことをなんとかしようとする気持ちが苦しいことを打開する。

〇「未来」は大人も経験したことないのだ。常識に負けるな。大人の常識で人生を決めるな。



 


宇宙開発の植松さんは、9月に中津にもやってきて、無料の講演会を開催します。


 

このあと、グループ討議に入ります。今回は、本耶馬渓中学校の3年生と共同の活動でした。



小さな学校は、狭い日常が常識になります。ふだんの生活とは違う同世代の人たちの交わり、意見を交換ができるのは大きな意義がありました。



グループごとに中津の若きリーダーたちの青年会議所のメンバー20人近くが入ってくれて、今の状況、進路について、生き方、夢などについて他校の生徒もいるグループで話をしています。


一人も下を向いている人がいなくて、全員が輝いて討論をしていました。生徒たちがすごく大人に見えました。


 

きっとたくさんのことが、心に残ったと思います。そして、仲間や会議所の方の思いを聴いたり、話をする中で、体や心の幹がまた一つ大きくなったのではないでしょうか。

まためったに体験することができない他校の同級生と一緒に学ぶことができたことも生きていく価値観を広げてくれる刺激があったと思います。
 

中津青年会議所の理事長さんをはじめ委員長さん、そしてメンバーの方々に貴重な経験を積ませていただいたことに心からの感謝です。

「みんなで夏を感じたい」

2018年07月11日 | 大分県
暑い一日でした。朝、山を見ると、霧がかかっています。それがきれいに感じました。

夏空です。

そんな美しい朝の風景とはうらはらで、今日も夕方、先生方と捜索に参加しました。一時情報が入ってきていましたが、それも1回だけで、それ以外はまったく情報らしい情報がありません。
 

1回の情報が三光方面にいたということでした。

三光、本耶馬渓方面から中津地区に向けて車で探しました。


本当は車から降りて歩いてさがすといいのですが、あまりにも範囲が広いので、それもまた難しいものがあります。


生徒の中にも家族で自転車で探した人もいます。みんなが心配をしています。
 


今日は、2年生の人権教育の研究会がありましたが、人権の根幹は「命」であると思います。人の命を、人のしあわせを大切に思える、できることだろうと感じます。
 
 


今日は、遠方から日帰りで探しに来たという方もいました。



暑い日が続きますが、明日は、明日こそはいいニュースが流れてくることを祈っています。
やってきた夏を楽しめる日をみんなが待ち望んでいます。

「みんなで命を守る」

2018年07月10日 | 大分県
たった一つしかない命。今回の豪雨が多くの命を奪っていきました。
多くの悲しみが被災地には残っています。
 

そして、今、友人のお父さまが、行方不明になっています。
今日は、先生方と捜索の一団に交じらせてもらいました。
ご家族の方がチラシを作ってくれていたので、いろんなところを探しながら、地域の方、小学校などに、

「もし、見かけたら、すぐにチラシに書いている警察署の番号に電話をかけて下さいね。」
と言いながら、配布して回りました。


「SNSで流しますね。」

など、チラシを受け取る人たちのみなさんがとても、温かく受け取っていただいたので、一緒に配る職員の方と、

「優しいですね。」
と言葉を交わしました。
みなさんが好意的でした。


「学校でもツイッターなどで回っています。」
「ファイスブックですでに知っています。」
「早く見つかるといいですね。」



などの言葉が次々に返ってきました。
 

コンビニにも行って、入り口に掲示していただくことをお願いに行きました。

数軒行ったのですが、すべてのコンビニでは丁寧に対応してもらいました。
貼ったり、貼ってもらったりと、来店してくれた方が、少しでも気に留めてもらえるように願いを込めました。
 


友人の方も、時間が経てば経つほど、一日の中では、夜になればなるほど、不安になってくると思います。

大切な家族が、大切なお父さまがどうしているか、人がいるところでは冗談をいいながらも不安に押しつぶされそうになるような気がします。
 


消防署、消防団、警察、地域の方など、「たったひとつの命」を守るため一生懸命に捜索している姿に、そこには「命の重み」をあらためて感じることができました。
今日は、ヘリコプターも警察犬も導入されていました。
 



無事に元気に見つかることを祈っています。

「梅雨が明けました。でも・・・」

2018年07月09日 | 大分県
今日は、教育会館の駐車場に咲いているひまわりにちょうちょが飛んでいる光景と青空を見ることができました。
美しさを感じました。夏の空でした。
すぐにデジカメにおさめました。 


一方では、テレビのニュースを見ていると、今回の豪雨災害のさまざまな角度からの映像が出てきます。

今は、スマホで簡単に撮影することができることと、SNSにすぐに投稿もすることができるので、いろんな映像を見ることができます。
「視聴者提供」という画像が多いです。


誰でも、ニュースのカメラマンになることができます。またドローンでの撮影も見ることができます。
現代の文化です。


 
ニュースでは、
「110人を超える死者 100人近くの行方不明者」
「平成最悪の豪雨災害」

などいろんな見出しを見ることができます。

岡山県倉敷市の洪水は恐怖を感じます。

また気になるところでは、愛媛県の野村ダムの事例です。

インターネットを見ると、
「ダム貯水を予定した以上の雨が降ると、ダムは機能を失うどころか、自然の摂理とは違うタイミングで洪水を起こす。」

と書かれています。

流入量と放水量のバランスが崩れ、豪雨の増水にダムの放水により、一気に水かさが増していきます。
ふるさとも2012年の時には、この影響があったとされています。

ふるさとも大きなダムがあるだけに、豪雨の時には心配です。


 
今回の豪雨では、雨雲の動きもずっとふるさとを通っており、いつ雨が止むかわからなかったことと、川の増水とうなる濁流を見たときに、避難をしました。


避難の「とき」を間違えたとき、また2012年の災害のために川べりが整備されて、もし、川の水が越えたときに、今までとは違った水の動きになるだろうと想像したときに、わたしも
「110人を超える死者 100人近くの行方不明者」
になっても不思議ではないと思いました。


 
今日は、あの豪雨がうそのように、「梅雨が明けたとみられる」と気象庁から発表がありました。
昔は、「半夏の水」が出てから、梅雨が明けるというようなことが言われていました。

あの豪雨は「半夏の水」だったかもしれません。しかし「半夏の水」と言ったような趣のある言葉では言うことができない、あまりにも経験することがない脅威の豪雨、濁流となりました。
 


この一週間で自然の恐怖と自然の美しさを感じますが、それは自然の過酷さを物語るのでしょうか。

「坂本義喜さんとO未来さんからの感動」

2018年07月08日 | 大分県
雨雲もちょっと薄くなった日中でした。間もなく真夏の太陽も顔を見せてくれることでしょう。
 

そんな中で、今日は、「中津市中学校一斉学校公開日」でした。


勤務する学校は、期末PTAも兼ねての学校公開日でした。
授業・講演会・演奏会・期末PTAと盛りだくさんの一日でした。
 



講演会は、
「仕事といのち」
というテーマで、熊本市より坂本義喜さんが話をしていただきました。


コンサートは、大分市よりピアノ演奏グループ「O未来」さんのピアノ演奏でした。


一流の方の贅沢な2つのイベントです。生徒はもちろんのこと、お家の方、地域の方の心を響かせ、心を潤していただきました。




 
坂本さんは、
「生徒たちに伝えていきたい」
ということで、昨日よりこちらの方に来てくれていました。

豪雨を心配して一日早くの来訪です。

すごく気さくな方で、生きていく中で、大切な「命」を時には笑いも交えながら、坂本さんの生い立ちから始まって、今の活動と生き方観を伝えてくれました。


坂本さんが持つパワフルな面と優しさの2つがいろんなところで見え隠れします。
 



坂本さんは、中学校時代は「人生をあきらめていた」少年でした。

夢もないから、努力もしない、成績も悪い、「なんで親がこんな仕事をしているのか」と環境に不満があるなど、中途半端な生き方をしていました。

大きなご両親の愛を受けていました。しかし、当時はわからなかったか知れません。

食肉の解体の手伝いを放棄して、大阪へと旅立って行きます。
そこからいろんな出会いをしながら、板前を経て、家業の業に戻ります。


3年前まで47年間従事しました。
 


わたしたちは、命あるものを食べて、命を育んでいます。
坂本さんが業に勤務した立場から、その仕事観について、命について話をしていただきました。

「最初は、娘のクラスに行って命の話をしたところから、講演活動も始まったのですがね。」

と笑顔で話す坂本さん。今は、全国を駆け回りながら、人が生きるために根幹となるものを伝えています。
 




そして、午後から「O未来」さんの演奏です。


6人の方が交互でソロ、連弾、6手連弾でメロディを奏でてくれました。強く、優しく、激しく、静かに・・・感動の演奏です。



2015年にも来校してくれ、演奏をしてくれました。2度目の勤務校におけるコンサートです。

モーツァルト、ショパン、ベートーヴェンのクラッシックから、前前前世などのJPOPまで幅広い曲を聴かせてくれました。



より身近なところにピアノを置いての演奏会だったので、演奏者の息づかいから表情、指づかいまでしっかり見ることができました。
生徒たちにとっても感動の演奏でした。
 

心に「音」が迫っていきました。6人とも同じ大学の出身者でグループを結成しています。そこに絆も感じることができました。
 

日頃は、生徒たちもコンサートやいろんな人が語る言葉を、ゆっくりと聴くことはありません。
言葉やメロディからたくさんの心を潤すものをもらいました。


心が揺れ、「音」に刺激をもらいました。
どこかでこのことを思い出すことがあり、生きる中での糧としてもらいたいと思います。

今日は七夕「記録的な豪雨」

2018年07月07日 | Weblog
今日は七夕の夜です。
さすが紫陽花も人々の生活を脅かす豪雨にもどかしく咲いているような感じです。


全国各地で記録的な雨量を観測しています。すでに40人近くの人が亡くなり、50人以上の人が安否不明となっています。全容がわかればわかるほど、被害が拡大していきます。
 

梅雨も終わり近くになっていますが、ここにきて、梅雨前線の動きが活発になっています。
昨日の夜は、こちらも避難グッズを持って、一時避難をしました。
 


昨日から学校などでも、生徒が「通常の学校生活を送っていくこと」と「危機管理の中での対応」のバランスをとるために情報収集をしていきました。関係機関とも連携をとりながら対応をしてきました。
 

状況も刻々と違ってきます。
 

昨日、学校は、朝、
「すべての授業が終わってから、部活動中止で一斉の下校、引き渡し」
という一日の流れを決めて、家庭にも連絡をしました。

その流れを12時で先生方とも再確認して、家庭にも生徒の様子と下校の確認の再連絡をしました。
 



連絡が終わった直後に、今度は、すごいサイレンの音で、避難勧告の放送。こうなると、また対応が違ってきます。


ここから、関係の機関とも連絡を取り合いながらの対応です。雨が止む気配がないので、帰るのは今だということで、下校体制に入ります。
下校できるという不安な生徒と喜ぶ生徒にも、その意味をしっかり学級指導で「落ち着いた行動」をとるという意味を伝えます。ここもポイントだと思いました。


口頭だけでは徹底しないので、文書も持って帰らせました。
 

下校したら、学校に連絡。自宅以外に避難したら、学校に連絡など体制もとりながらの時間も過ごしました。先生たちの安全な帰宅も考えるなど、危機管理時には、短時間に対応することがたくさんあります。
 


間違った情報なども入ってきます。それも精査しなければなりません。
よりよい情報とよりよい連携を大切にしながら「命を守る」という軸がぶれないようにすることの大切さを改めて感じました。


今日は、学校の点検と明日の市中学校一斉学校公開日の対応を決めていきました。

また、校区内も回りました。

学校公開日では、講演の2つのスパンの講師の方々とも連絡を取りました。機動力もある対応で、明日は、来校して下さるということになりました。


1つのスパンの講師の方は、今日、こちらに泊ってくれるということです。感謝です。


1日が充実して過ごせるように願っています。早く梅雨が明けることを願っています。



早く梅雨が明けることを今日は、みなさんで祈りましょうね。

「生徒たちのしあわせ」

2018年07月05日 | 大分県
かつての生徒たちが頑張っている様子、幸せに過ごしている様子を聴くことができるのは幸せを感じることができます。




昨日から3つのいいことがありました。
 


昨日、最初の勤務校だった生徒からの便りで、福岡県で小学校の先生をしているのですが、新任の先生の指導をしているという話を聴きました。

小学校5年生の頃だったので、あれからどれくらいの月日が経っているのでしょうか。小学校の先生になって、子どもと関わって、現在、次の時代の子どもたちを教えながら、次の時代の先生方の指導もしています。

いろんな出会いがあり、その中で、教員としてもリーダーになっています。うれしく感じました。




 
次の話です。

昨日、家に帰ると、封筒が届いていました。見ると結婚します・・・という手紙でした。

中学校時代は、スポーツクラブの主将としてチームを牽引しました。同級生や下級生にも慕われる優しい性格で友だちといい雰囲気で学校生活を送ったり、大学で栄養学などについて学んでから、ふるさとに住む人のために一生懸命に働いていきました。

結婚してからは、他県に移り住むことになるのですが、幸せな声も聴くことができ、新しい人生を歩んでいきます。
きっとこれまでの温かい関わりの中から、たくさんの方からエールが送られることでしょう。




 
今日は、中学校に勤務になってから生徒が来校してくれました。中学校時代は何かと奇想天外の行動をとっていました。波乱万丈ありながら、仕事のかたわら、よりよく子どもたちが成長していくためのサポートをしています。


今回7月に、3年生を対象に授業をしてくれます。10人近くの地元の会社・企業のリーダーとなっている方を講師としてよんでいただけます。その企画を中心となって取り組んでいます。
「自ら考え行動できる人」「自ら問題解決ができるようになる人」「社会人に大切なこと」
をねらいとして、将来に生きていくために必要なことをディスカッションしていきます。

打ち合わせをしながら、成長し、わたしをすべてのしっかりと追い越していることを感じることができました。

 


教員の幸せ・やりがいは、子どもから追い越されるように成長させていくこと、しあわせな生き方が追求できること、人に社会に貢献できる人になってもらえることなのかなと思います。
 


梅雨明け前の湿度が高い天候でしたが、爽やかな空気を感じることもできました。

「絆集会」

2018年07月04日 | 大分県
2012年7月3日。甚大な被害をもたらせた九州北部豪雨が発生しました。
今まで見たことのない濁流がふるさとを襲いました。

続けて10日後の7月14日に災害の片づけのめどがつき始めた矢先、2回目の豪雨に襲われました。
 


「心が折れました。」
という言葉がありましたが、まさに悲しみのどん底に多くの人が突き落とされました。
多くのものが濁流に流されていきました。


 

 
ふるさとで絆を大切にしながら、生きていこうと勤務する学校では「絆集会」を毎年7月3日に行い、「絆宣言」を策定して、毎年思いを確認していっています。
 
昨年、絆集会を開催した次の日、2017年の九州北部豪雨に見舞われました。生徒たちの自転車が流され、通学路も崩壊したり、流木に覆われたりしました。
 

昨日の7月3日にも台風7号が接近をしてきました。小学校は避難所となったところもあったようです。
7月3日を中心とした日は、ふるさとは、「災害と戦う日」となっています。
 
 


昨日は、台風7号接近のために、臨時休校となったので、「絆集会」は今日に延期され、4時間目に生徒会主催で開催しました。
 
絆宣言の輪読、生徒会長の言葉などの内容が盛り込まれました。


20分程度で話をということだったので、2012年の災害から今日の「絆宣言」の輪読までの歴史の話をしました。

 


①災害に襲われるふるさとのなかで「絆を深める」
②あの少年たちは今

という2点をテーマに話を進めました。
 


2012年の災害の様子を画像で見せながら、絆の大切さを伝えました。
 


 


 



当時、前任校にいたのですが、PTA会長さんをはじめ、兵どもの生徒たちと被災地域にボランティアで入りました。

兵どもも浸水した部屋の畳を外に出したり、真剣に床下の泥をどけたりしました。ボランティアに入る家に行く途中に、濁流でアスファルトがはげ、砂がたまっているところで、子どもたちが遊んでいました。
 
 


悲惨な状況になっている地区の中で、可愛らしく遊んでいる子どもの姿が印象的でした。いつもこの写真を見る時、どのように過ごしているんだろうか、どのように成長しているのか気になっていました。


あれから6年たって、たぶん、目の前の中学生の中にいるんだろうと思って尋ねてみました。
 


写真は、あまりにも幼すぎて、生徒たちはわかりませんでした。
 
 

前任校の生徒だけでなく、市外の中学生も知り合いの先生とともに、被災地に入って、作業を進めてくれていました。悲惨な状況から、絆へとつながる話と少年たちの話をしました。



絆宣言の一節に、
「私たちは自然の中で生きています。その自然に逆らって生きることはできません。しかし、私たちはお互いに助け合うことができます。」

という文章があります。
 

今年4月の突然襲われた土砂災害でもそれを学びました。


「あの日のことを忘れることなく、夢と希望のあふれる未来のために、仲間や地域の人と一層の絆を深めながら進んでいきたい。」

(絆宣言の一部)と思います。
 
 

 
あの日


 

 
今日の空


台風が通過した次の日の今日もあの日と同じように、青空が広がっていました。

「台風7号接近」

2018年07月03日 | 大分県
校舎の窓から外を見ると、今、学校の隣りの家のりゅうきゅう朝顔がきれいに咲いています。
その家の方がいつも手入れをされています。
「きれいですね。学校に向いてきれいな花が咲いているので、うれしいです。」
と作業をしているときに伝えると、
「励みになるねえ。」
と応えてくれます。


昨日は少し生徒にも紹介をしました。

りゅうきゅう朝顔がきれいに咲く中でも、今日は、台風7号接近のために臨時休校としました。
毎年この7月の上旬には、災害に襲われます。



 
忘れもしない2012年の7月3日の今日は、1回目の九州北部豪雨が発生をしました。

多くの家などが流され、甚大な被害がもたらされました。

今まではニュースなどで、
「自分のところではおこらない、おこるはずもない」的な思いの中で、他人事のように水害などの様子を見てきました。

あの日は、自分の家も全国ニュースに出ました。学校にいて、ニュースを見ながら、もしかして家が流されるかもしれないという思いの中で、大雨の対応をしていました。


先日も高台から水害の様子を見ていた方から、
「あの時は、かったかちゃんの家も流されると思った。」
と話していました。


あれからの復興で地域の様子も大きく変わっていきました。
 


そして、昨年の7月5日は、2017年の九州北部豪雨が発生しました。

災害の前日、絆集会を開催しました。絆集会とは、2012年の九州北部豪雨を経験して、お互いに思いやって生きていこうという集会です。あれから・・・毎年7月3日に生徒会を中心に開催されています。


「・・・わたしたちは、自然の中で生きています。その自然に逆らって生きることはできません。しかしわたしたちはお互いに助け合うことができます。わたしたち耶馬溪中学校の生徒は、あの日のことを忘れることなく、夢と希望のあふれる未来のために、仲間や地域の人と一層の絆を深めながら進んでいくことを誓います。」


という絆宣言もあります。


その絆集会の次の日の6日に九州北部豪雨が発生しました。

「やまない雨はない。」という言葉がありますが、本当にやまないのではと思うような雨の降り方でした。生徒と一緒に避難所に泊まりました。




『『空仰ぎ 恵みの雨となるように
 見えない星に 祈りを込めて』
 七夕の日です。彦星、織姫・・・そんなロマンチックな日ですが、今年の七夕は、災害の中で迎えました。彦星も織姫も厚い雲の向こうのどこかにきっといることでしょう。
「これ以上、災害がおきませんように。」
「早く真夏の太陽が出てきてくれますように。」
「ふるさとの復旧が早くできますように。」
など多くの人たちが見えない星に、祈りたいところです。』
                  (昨年のブログから)



『『災害がなかった如く朝が来て
  氾濫跡に胸しめつけられ』
 災害がなかったかのごとく一晩が過ぎ、いつものように朝がやってきました。時折、朝陽がのぞいていました。』
(2012年のブログより)




台風7号は、現在通過中です。被害がないこと願っています。絆集会は、今日、行なうように計画がされていました。明日に延期になりましたが、あのとき・・・を思い、絆を深めることのできる会にしていきたいと思います。


 
災害がなく、この時期が過ぎていくことを祈っています。
写真は昨年のものです。