青島みかんの収穫は残すところ、一園地となった。
その後ポンカンを収穫して心は落ち着く予定。
無農薬レモンはグリーンからレモンイエローになってきた。
今年はフルーツレモンになるのが早く、今日から予約開始となった。
無農薬レモンの研究を初めて32年、思い返せばその間に気候はかなり変化し、
培った技術は少しずつアップデートしなければならない状況だった。
なんとかアップデートの良策を6年かけて突き詰め、
数年ぶりにモヤモヤが少し吹き飛んだ。
今年だけ通用したということもあるので、まだまだアップデートは続くかもしれない。
こんなことも悩みではなく、解決への道筋を楽しみたいと思う。
また温室の中で寒さに耐え新芽の成長を続ける、
無農薬ライムもまたわくわく感いっぱい。
さて春までにどれだけ樹幹拡大出来るか、技術的勝負である。
今日、エンジンポンプが調子が悪くT農機具さんへ修理に行った。
さあ使おうと思ったところ、この有様なのが農家の常だけど、
本当は愛情を持って整備しなければいけないのは重々承知。
修理の待ち時間に日本農業新聞に目をやると、宇根豊さんの論説が・・・。
昔彼の本を読んで、農業の多面性や景観としての価値などを学ばせてもらった。
emCAMPUS低層階の屋上農園は景観としての農産物の価値という側面を、
企画の段階からしっかりと練り込んではいる。
私自身そのことを屋上農園見学会で、
広く知ってもらうために来園者に説明をさせてもらった。
車窓から目に染み入る田園風景もただではない。
きちんと景観として価値を認められるかが、文化としての物差しだろう。
修理で時間はとられたが、有意義な待ち時間だった。
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