遊びをせんとや

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おもしろがりながら楽しみたい。
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所かわれば食前酒  南仏、イタリアのたび③

2011-08-27 22:18:44 | 旅行
当然習慣というものは国ごとに大きく変わる。
言葉も違うし、食べ物は違う。
食事習慣も全く違う。

食事習慣というかマナー。
フランスはあくまでも一皿ずつ
前菜、主菜、デザートとこだわる。
前菜の前にスターターと言うものも
つく場合がある。

                    

最初のホテルのアミューズ とても凝っていた


                  


子どもたちに不評だったが私にはおいしかったエクスのスイカアミューズ

   


      
でも一般的にこれがまた量がこれでもかと多い。
だいたいにおいて。

アペリティフという習慣もある。
これが今回意外に良い習慣だと
気が付いた。

メニューを見ながら何を食べるかを
検討する。言葉がストレートにわからない
物だから(英語併記が圧倒的に増えた)
何とか娘の電子辞書を用い、できるだけ
材料が何かくらいは当たりをつける。
その時何か飲み物を頼むのである。
お腹はとっても空いている

今回は色々飲んでみた。
無難な所でビール





                        ベニスのビール
           


     ローマのビール

  


エクスのホテルレストランで頼んだキール
ベニスのグランドカナルを観ながら飲んだ
氷のすぐ解けるジントニック
ローマの路地裏のテラス席で飲んだカンパリ

ボーイさんに「アペリティフ?」と言うと
とたんに少し見直した顔をされたり
「このおばさん本当にキールなんかのむんかいな」
と言った感じで「キール?」と聞きなおされたりしたが
料理の注文に続いて小さなボトルのワインや
グラスのハウスワインを頼むと納得顔になる。

あてはフランスでは
小さなカリカリのフランスパンにタブナートと言って
黒オリーブを刻んだペーストのような物(でも味は漬物)
をつけて食べる。
イタリアではおきまりのグリッシーニ
小さなリングのよく塩味の効いたタラッリ  


                             



これだけで当座のひもじさは我慢できる。

この「どれ食べる~?」と言った時間が
なんとも豊かで良かったような気がする。

ふと思ったこれって私がいつも夕飯を
作りながら飲んでるビールやジントニックと
一緒だ。

キッチンドリンカーは食前酒だったんだ。


過酷な季候  南仏、イタリアのたび②

2011-08-27 19:17:11 | 旅行
私のヨーロッパ旅行のスケジュールのスタイルは
(ていうほど回数は行っていない。ほんの2回目)

大都市に降り立つ。その国のエアーでまずダイレクトに
入国する。関空からの直行便はたいがい夕方着くので
入国してすぐは心がちっこくなってるので
動かないでその空港の直結したホテルに一泊。

今回は次の日に他国に飛ぶ。
そしてまずは田舎でのんびり旅の疲れを取る。

そしておもむろに街を移動していく。

最後は回り回ってもとの都市に戻って
きて(今回はローマだが)じっくり
観光するというパターンだ。


目指すはマルセーユ。
少し寂しい気持ちもマルセーユで日本語
ドライバーに迎えに来てもらって
バンでプロバンスのボニューという村に移動する。

ボニューの村は本当にのんびりしていた。
見所といってそうなくて
村の一番高い所のホテルの最上階の部屋から
ぼーと村を眺めたかった。


                                   

その通りだった。
素敵なテラスがあってそこで日がな一日
本でも読んでと思っていたが、、、。

おっとどっこい日がな一日
強風が吹き荒れる。
といっても天気は上々。
晴れ渡った空に雲がその風に乗って移動する。
でもじっとしていられないくらい風は吹く。

なるほど、この村は写真で観るのが一番
そそられるようだ、、、。


                            

水もかなり硬いらしくて口のはたが切れたり
肌もがさがさになる。
息子にも「見るとこないやん。」
ぶーぶーいわれる。
エクスまで行く道すがら寄ったゴルドや
ルールマランの方が泊まるのは良かったと
言われる。

でも帰ってきて写真を観ると
やっぱりこの村に2泊して良かったんだと思わせる村である。


                                  



旅の初めの憂鬱   南仏、イタリアのたび①

2011-08-27 19:00:30 | 旅行
旅の初めに着いたのは大都市
初日は相変わらず、どぎまぎして
余裕のない気分で1泊目をすごす。

それが雨だったり、夕暮れだったり
空港が薄汚れていたりしたら
余計に心の容量が減る。

何とかならない物だろうかと
いつも思うが、
毎年のようにヨーロッパを訪れる
わけでもなく、記憶が薄れた頃に
また、このどぎまぎした初日が
訪れる。

あっしまった来ちゃった!
という感じ。

有名チェーン店のホテルの快適な一室



眠れない夜をすごす

明日は一息に南仏、地中海
天気がいいことを願って、、、。