遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

所かわれば皿も回る  南仏、イタリアのたび④

2011-08-28 17:23:41 | 旅行
続いて食べ物の話
量が多い。
でも色々食べたい。
それをどう解決するか。
そこに立ちはだかる食事マナーと
言葉の問題

最初のホテルのレストランはスムーズだった。
私が片言の英語で「私たちは食いしん坊だが
胃が小さい。だからシェアしたいからお皿を
もう1まいずつ欲しい。」という事が
娘との合作英語で奇跡的に通じた。

ゆえに前菜と主菜2皿ずつ頼んで半ぶんこ
でちょうど良かった。

まずでも全員にアミューズが出てくる。
これは日本でもお通しということ。
次に前菜




これはニースのレストランのニース風サラダ
           


主菜が出て
フランスに入って初めてのきちんとした食事なので
デザートも頼んでしまった。
ガトーショコラ、
これはおいしかったんだけどなんせ大きい!

                                 


あとから思い返せばなかなかおいしい食事だった。

コーヒーだけ頼んでもとーってもおいしいプチフール



その後のフランスではなかなかこのお皿を持ってきてといことが通じなくて
こまった。
前菜3種、主菜3種頼むと「誰か食べないのか?」と聞かれたり
大変だった。


朝食ででてきたヌッテラというカカオ味のジャム

          

私は断然かの地の蜂蜜を押す。
尋常なおいしさではなかった。



         

テーブルクロスに刺繍してあるのはプロヴァンス地方のシンボルマーク蜂



たまには中華を食べようとガラスケースに入っている物を指差し「これ」という気安い店へ




                 

アンチーブの中華屋さんでした。
当地のカクテルという怪しげな飲み物



ライチの花(?)のような物が底に浮かんでいました

             


そして乗り物に乗ってるときの昼食なんかは駅で買って車中で食べた。
急遽アヴィニョンに行った時乗り換えのマルセイユの駅構内で見つけたマック

息子が喜んで注文で「えっーと、セットメニューってどうゆうんだっけ。」
そこで「ムニュ」というフランス語の定食という言葉を使えばよかったものの
つい「セット」と言ってしまった。
待てどくらせど注文の品は出来上がってこない。
フランスのマックは待たせるんだと思いきや遠くから大きな紙袋を抱えて
息子が「お母さーん!」と呼ぶ。
近づいて見るとハンバーガーが7つ。私が頼んだロールサンド1おじいちゃんの
頼んだハンバーガー1。計ハンバーガー8つ+ロールサンド1が
紙袋に入れられていた!セットってフランス語で7つのことだったんだ。
フランス語が多少わかる娘はコンビ二(モノプリ)でサラダを購入中。
食べました。行きと帰りで食べました。その日は夕食は部屋食にしました。


一番失敗したのが
ニースの海岸沿いの結構値の張るレストラン

フランス最後の夜だということで
気が緩んでいたのか疲れていたのか
「タルタルステーキ」を頼んでしまった。
ステーキなのに焼き加減を聞きにこないなと思って
ウエイターに「お肉はウェルダン」というと
顔色変わって英語が良くわかるウェイターが
慌てて来た。「タルタルはクックしない。」と
英語で言う。当たり前だなよな。タルタルって
生っていう意味だとわかっていた私。
なんで頼んだんだろう?疲れたとしかいいようがない。

で、私も「クックして。」と言ってしまった。
よく言うよ。相手は当然「No!]

あやうくキャンルしてもらって「キングサイズのステーキ」
に替えてもらう。

海岸沿いで真っ黒に焼けた超ウェルダンのステーキは
当然まずかった。


そこで食べた海の幸の盛り合わせも頼んだ



                

おなじみロブスターの塩焼き



日本人としては2日に1回はお魚が食べたい

後から考えたら結構おいしかった鮭料理
プロヴァンス、ボニューで食べた。


    

珍しく少量で付け合せもおいしかった。硬い赤米(ここの名物)がついてていた。
ゆでるのだそうです。この赤米
と言ってもフランスではサラダの野菜


今回非常に充実していた生野菜サラダ
昔はイタリアに入るとぱったり食べられない生野菜サラダが
どこでも食べられた。
これはエクスで食べたプチトマトとモッチァレラチーズのサラダ





ここで登場するのが日本人の味方
リゾット


フランスのリゾット2種


エクスのマッシュルームのリゾット



      



ニースのグレープフルーツのリゾット
これは主菜だったのよ。

                         

フランスのリゾットは米が硬い!どう考えてもサラダ固ゆでブロッコリーのサラダ感覚

おじいちゃんが一番口に合った。ベニスの魚介のリゾット(ちなみに2人前から)


                                



日本人おなじみに近づくローマで食べた海老のリゾット


                      


イタリアに入ると俄然注文が楽になる。
ほぼ出てくる物が予測できる。
お皿問題も「オールトゥギャザー」と言えばどんな注文をしても
取り皿も持ってきてくれる気安さよ。
料理も気安く、私たち好み。

相変わらずおいしかった。ヴェネチアのイカ墨


     

不思議だったのがその「悪魔と天使」というレストラン
日本人が多かったがそのうちのカップルが二人で
揃って食べていてその後
男の子がチケッティの盛り合わせ
                       

女の子が食べてたのはパンナコッタ
店の人もこのオーダーは出す順番をまよったんだよね。


でも量の多さはフランス人でも残していた。
ローマのレストランでは付け合せの
フライドポテトが冷めているということで
取り返させたアメリカ人(?)がいた。
そのフライドポテトはどこに行ったのか?

大いなる残飯の行方を思えば
スタバのようにスモール、グランデのような
大きさが選べればもっといいのにと思った。
これはお金の問題ではなく食べ物を残すという
ことに罪悪感がある日本人の気質の問題だ。
しょうがないので少量、色々食べたい日本人は
こっそり皿を回す。

最初前菜を食べていた人のところに主菜の
皿が置いてあっても気持ち良く「フィン?」
と聞いてほしい。