遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

刑事モース ~オックスフォード事件簿~

2022-10-23 07:07:46 | 舞台、映画、DVD


某国営放送で昔放送していた「主任警部モース」

の続編。
モースの若かりし頃を描いた「刑事モース」ずっと見続けてきた。

ウィキで調べてみると最初の「モース」シリーズは1987年のイギリスで放映開始。2000年まで続いた人気シリーズだった。
この続編がスタートしたのが2012年。
主任警部モースは赤いスポーツカーを乗り回し、お酒と女好きという設定だ。
シーズン6が始まる前に2作品を繋ぐスピンオフまで制作された。

これ、まだ観てないけれど。

シーズン5が終わってからご無沙汰で、とても寂しかった。
今回Amazonprimeで配信。シーズン6全4話。

一話1時間30分。某国営放送の時は半分ずつ放送だったのでドキドキしながら前編を観て後編が待ち遠しかった。
今回は一息に観ることができる。

時代設定は主に1960年代のオックスフォード。
複線貼りまくりの複雑な殺人事件を解決していく若き日のモース。
原題は「Endeavour」モースのファーストネームである。努力と言う意味だそうだ。
彼はこのファーストネームが受け入れらない設定になっている。
原作のコリン・デクスターは2017年に死去している。

毎回複雑な複数の殺人事件が起こり、終了10分前にやっとこのセリフはやっぱりとか回収されていく。
その起こっている複数殺人事件とオックスフォードのカウリー署が閉鎖されてしまった署に勤めていた人達の群像劇が同時に進行する。
登場人物相関図

同僚の死によってオックスフォードの校外の制服警官に降格されたモースは髭が生えていた。あまりに合わないなーと思う。
モースは頭脳明晰、クラシックとビールをこよなく愛する。
上司のフレッド・サーズデーやその元上司のレジナルド・ブライド、優秀な警察医マックス・デブリン。
そしてかつての同僚の今は事務仕事に就いているジム・ストレンジ。などその家族も登場しながらストーリーは進んでいく。
余談ながらこのジム・ストレンジ。いつ見ても私は「トイ・ストーリー」のバズに見えてしまう。(笑)


全て写真はWebからお借りしました。

毎回陰惨は殺人事件が起こるが、どこがどの複線で、どのセリフが効いているか。だれが犯人かを考えながら観るにはなかなか楽しいし、観た後味はいい。きっと脚本が上手いのだと思う。
イギリスミステリーの伝統を感じる。
ビジュアル的にもオックスフォードの景色もきれいだし、1960年代のインテリアやファッションが細部まで再現されていて興味深い。

とそんなわけで毎晩観たらあっと言う間に終わるやんの4話ですが、本国イギリスではすでにシーズン9まで制作されている。
楽しみだ。