遊びをせんとや

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高島屋資料館 ~懐かしい時代の百貨店~

2023-09-05 07:36:44 | 美術館、博物館
所用があってまたでんでんタウンに行かなければならなかったのでその近くでお昼ご飯を食べて遊べるところを探すと以前から気になっていた旧高島屋別館がシタディーンホテルになってその横の1階がフードコートになっている。その3階に高島屋資料館がある。
入館無料となっていたので興味があったのだがその日は休館日であった。火・水は休館。

まず、先に用事を済ませ、秋の旅行に向けていただいたトラベルカードを使ってJRの切符を購入しにJTBに行った。
JTBでは海外のお客さんが列をなして並んでいた。横の窓口は空いていたので聞くとJRの切符のみの販売は乗車1ヵ月前よりとなるとのこと。

シタディーンホテルに戻り、併設されているフードコートでお昼を食べる。

お昼はアルコールを飲まないと誓ったのでサラダとピザを食べることにする。

お蕎麦やハンバーガーなどもあって外国人向けかな?


食べたかった前菜盛り合わせは売り切れということだったので、サラダ二種(シーザーと生ハム)マルガリータピザを注文する。

これで2500円。お水はセルフ。
人は少なかったのでゆったり静かに食べることができた。なかなかのお味だった。野菜は新鮮でピザの生地も好みだった。

この建物時代が重要文化財に指定されている。

 
外のファサードの床。


内部の柱。


天井の装飾。
ゆっくり観ればすごく趣がある。


「万博と仏教」という特別展開催。

入館する前にすごく丁寧な説明がある。
写真は一部NG。まず、常設展の高島屋の歴史について。
「高島屋」という屋号は初代が滋賀の「高島郡」の出身だったからだそうだ。最初は古着屋から京都烏丸でスタートした。
高島屋だけでなく、他の関西の百貨店にも触れてあった。まさに百貨店と衰退とリアルタイムに過ごした私としてはなんだかすごく感慨深かった。母は百貨店が好きで特に南の大丸やそごうに休みの日にはお出かけした。心斎橋商店街の白黒のうねうねした、まだらの道の白いところだけ両親の腕にぶら下がってよたって歩いた記憶が鮮明にある。

高島屋なんば店の模型。

別館東館の模型

歴代の制服
日本生まれのアメリカ人のデザイナー、ドロシー・エドガースがデザインしていたそうだ。

レトロな雰囲気。今でも着れそうなデザイン


資料館の中で一番目を引かれたのは顧客に向けて毎年お中元として大団扇を制作した。その原画が素晴らしかった。
その時代の旬の日本画家が描いている。会期によって作品は入れ替えられるそうだがなかなか見ごたえがあった。
高山辰雄の作品がいつもの100号とかではなく、団扇の中に納まっているのが不思議だった。
ここは写真NG。

歴代のローズちゃん

 

平櫛田中の大黒様

大黒様ローズちゃん


館内には昔のエレベーターの展示


企画展 万博と仏教展

 
全て模像だが(当たり前か)すぐ近くで観ることができる。万博開催当時の映像も流れる。
リアルタイムで観た懐かしい各国のパビリオンの一部が今でも色々な、お寺に使われているのを知った。
やっぱり70年の大阪万博は文化と知性の薫りがすごくした。

なかなか無料で楽しめたし考えられている展示だった。
高島屋資料館。穴場です。

用事を済ませ、布地を買いに船場センタービルへ。目指す布地はなかったが何だか呼ばれているように着物古着屋さんへ。いつも行くお店ではないお店。そこで出会ってしまったのです。その話はまた後日。

昨日の晩御飯は。久しぶりにお刺身、特売になっていた大山ハムのカントリーローストとペッパーシンケンのハム。
むらさき菜、ワカメのお味噌汁。焼き万願寺唐辛子。

義弟が送ってくれた日本産のスパークリングワインを開けて。