親との付き合い方 ～新しい網戸と「邪魔？」～

網戸の張り替えが終わって取り付けに来る日は週三回になった母のデイサービスの日
荷物の整理もあったので旦那と一緒に実家へ。
私は食料品の買い物をして遅れていくとなんと母が家で待ち受けていた。
「なんで？」と聞くと「あんた一人やったら網戸受け取るの大変やから。」という「はぁ～」という答え。
またまたベランダはきれいに片付けられている。

昼食の時に「このご飯どうも芯があるような気がする。炊飯器がおかしい。」と母が言い出す。
何回かこのフレーズが繰り換えされた場合は「対処せよ。」ということだ。
かなり使いこんでいるので完全に壊れているわけではないが買い替えようということになった。

時間通りに網戸の搬入の業者さんが来た。
搬出した人と違う人なので、なかなか大変そうである。真面目そうな腰の低い若者であった。良かった。
明るく対応しながら取り付けてくれている最中に母が自分の寝室のクーラーの中の網を取ってくれという。
なんでこんな時にややこしいことを言うのかと思うが、母に取っては「思いついたら吉日」なのである。
自分で椅子に乗りそうになるので旦那に頼んでクーラーの中の網を取って洗う。風の強い日だったのにまたベランダに干そうとするからあわてて旦那と共に止める。クーラーの内部がかなり汚くなっているのが見えた。
クーラー内部の掃除を外注することにする。
以前に我が家のクーラーを掃除してくれていた業者に電話するとすぐに日時が決まった。母の留守の日に設定した。
電話で弟にその旨伝えるが母にはそのことは黙っているように言う。

父の遺品の整理をしていてもすぐそばに来る。クローゼットの中にもあるので高いところからおろしたりするときに傍に来られては危ないのでつい「あっちに行っといて。」と大きな声で言う。（そうしないと聞こえないので）そうするとニヤッと笑って「邪魔？」と聞くからつい「うん、邪魔。」と言ってしまった。「あんたは元気やね。」と言うが母も今の私の年齢の時はもっと元気だった。
料理に取り掛かるとまた「置いといて、自分の好きにするから。」と何度も言うが、カレーをするはずのレッドオニオン、人参、ジャガイモはそのままでレッドオニオンは半分腐っていた。無視してカレー粉を入れる直前の煮込みまで完了する。
鱧、エビ、グリーンアスパラを湯がいて冷やし、しなびたプチトマトを半分に切る。ほんの一切れ残っていた長芋と蕪を味噌汁にする。なすびの煮びたしを作る。

帰り際に「週三回デイサービスには行きや。」と言うと「当たり前やん。行くわ。今日は網戸を持って来はるからあんた一人やったら大変やと思って休んだ。楽しいから行くわ。」という返事。

全室網戸もきれいになりまだまだ枠は大丈夫ということであった。
今度はクーラーの掃除をしてもらってきっぱり夏を迎えたい。
何だかまた元気になっている母であった。

帰宅して旦那曰く「完全に張り合ってるな。」ということだった。誰と？

昨日の晩御飯
オーソドックスカレー。牛すね肉。


週一でヨガを始めたので寝る時に背中と腕が痛い。
いつもは使わない筋肉を使ったから。でも気持ちいい。