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犬山古民家の最後の旅 番外編 ~家と物の始末~

2023-10-26 07:03:37 | 家の事
先輩が受け継がれた由緒あるお家は維持も大変で、遠方でもあることから処分されることにされた。
幸い近所の方がその建物をほぼそのままで購入されることにすぐに決まった。
今回が最後のフリーマーケットだったけれど訪れた方々がお家の中を見学されて「すごーい物を見せてもらった。」と喜んではったのはいいことだ。ここは古民家カフェのような形で蘇るようだ。良かった。
隣接して蔵もあるのでそこもコンサートなどで活用されたらいいなと思う。

まずは蔵にあった器や書画骨董などを業者に買い取ってもらう。
色々な調度、家具、食器は貰い手を探し、同じ時期に働いていた別の友人の娘さんが近くでアグリツーリズムを初めてはるのでお布団やクーラー、家具などは引き取ることになっている。
家の処分は物の処分がまず、前提にくる。本当に大変だ。
でもそうやって次の世代に受け継がれていくことは重要なことだ。

私がもらった網代の花籠

オレンジ色の菊が似合うと玄関に。
いい色の火鉢二個


菓子器2つ。

織部。左の器はすごく軽い。

私がフリーマーケットで持っていった衣料、雑貨は全部置いて行くことにした。
ここから必要な物はお家の管理を手伝っていらっしゃった方が選別して後は処分をしてくださることになった。
たとえ、売れなくてもこういうきっかけがあれば処分に踏み切れる。いいチャンスだった。
これだけの物が無くなったわけだ。

シミだらけの着物をほどいたり、要らない帯を処分したり、息子の冬物も了解を取って処分した。
かなり物は減って整理が付いた半面、やはり物を買う時は考えて買おうとつくづく思った。
気に入った物だったら多少高くても耐用性も高くいつまでも気持ちよく使えるというのが身に沁みてわかった。

価値観が振るいに掛けられたような気がした出来事だった。



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