遊びをせんとや

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吉例南座顔見世 昼の部

2024-12-10 07:52:40 | 歌舞伎
師走、楽しみにしていた南座の顔見世である。
まずは、昼の部
この公演の練習でなんと愛之助が大けがをした。
なんと、全公演、休演。本当に残念。

まず、朝からお弁当を作って、着物を着つけていざ、出発。
お弁当は前日の天ぷら、卵焼き。梅干しのおにぎりといういたって残り物。

なんだか茶色。中くらいのペットボトルにお茶。ミニのペットボトルに半分くらいの日本酒。

お友達から一時預かりの橘の花の柄の紬の付け下げ

帯も一緒に譲り受けた物。しつけついてました。九谷焼の帯留。

銀座結びにしたが、曲がってますね。


暖かそうだったので、カシミヤのオレンジ色のショール。

フェンディのピーカブーのバッグの持ち手がすでに割れてきている。なんで?6年しか経ってないのに。
結局、京都に着いた時は寒かったが、館内は途中暑いくらいで、帰りは暑かった。


 
   
    

お席は三階一番前、東より。一番見やすい席だ。ありがたい。

ここから写真はWebよりお借りしました。
序幕

蝶々夫人 一幕
これは初めて観る。壱太郎の蝶々夫人がピッタリで立ち姿が美しい。
最後の幕切れで本当に悲しかった。

三人吉座

うーん座組からこの演目を一幕だけ持ってきたようだ。ちょっと中途半端な感じがした。

次の大津絵道成寺。これ、私が思っていたのと違って、ほんまに早変わりしながら娘道成寺の踊りを全て躍る。

最後の幕切れの写真だが、これが茶色の筋ぐまで鐘に巻き付くのだが、壱太郎は凄く頑張っていたが、やはり、愛之助で観たかった。
彼のドンピシャのはまり役の舞踊だったのだ。
大津絵を題材にとって藤娘はもちろん、途中の若衆やいなせな船頭など
また座頭など老若男女を踊り分ける。

私の好きな鞨鼓の踊りの海老ぞりの時に上から雲形のセットが降りて来る。これにあたったんだなと思った。
痛ましい。早くの回復をお祈りしてます。是非、2月の義経千本桜は彼で観たいものだ。
それにしても最近娘道成寺を東京で踊った壱太郎がなんとかここまで物にしたのには感心した(上から目線、あくまで素人の感想です)

最後のぢいさんばあさん、市川中車(香川智之)の伊織、扇雀のるん。

森鴎外の短編を宇野信夫の作、演出したそうだ。
37年の歳月を経て再会する老夫婦をしっとり表現した。近代歌舞伎は中車のお手の物。上手かった。
ばあさんのなっての扇雀も美しく、心情が籠っていたし、明るくたくましく生き抜いたるんという女性の人生が浮かびあがる。
甥夫婦を虎之助、壱太郎。清涼感のある若夫婦だった。
最後の幕切れに思わず涙がこぼれた。

さすが、顔見世の昼の部を見終えて、帰りは暖かった。

昨日の晩御飯は中華丼、おでんの残り。





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