遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

今年も行きました。幸兵衛窯蔵出し市

2023-04-10 07:14:47 | 旅行
風邪が治りきらないうちに週末を迎えた。
水曜日に処方された薬を飲むうちにどんどん症状はましにはなる。抗生物質が効いてきたのだろう。
鼻水があまりでなくなったが、咳は完全に止まらない。

友人3人で昨年訪れて良かった幸兵衛窯の蔵出し市に行こうということになっていたが、
そのうち友人一人が前日に「身体の調子が悪い。最後まで様子を見ていたがやめておく。」との連絡。
その前から症状を知らせる電話はもらっていたので、これは致し方ない。
かくいう私も風邪は治りきっていない。しかも突然大量の薬を飲んでいいるのでお腹の調子も悪い。
年齢がいくとこういうことがあるのね。

当日、もう一人の友人と新幹線のホームで待ち合わせ。
朝、8時頃ののぞみは空いたいた。かえって平日の方が混むのかな?

一本早い新幹線で名古屋へ。
継続で特急券を購入していたが、どうやら各駅停車の方が早く着くようだ。
多治見の駅で払い戻しを受ける。380円の乗り継ぎ特急券を払い戻し料金220円を払って払い戻し。160円返金。
当日特急券を買うと760円。悩ましいところだ。

多治見の駅から無料シャトルバス。
10分程度で着いて、幸兵衛窯にすぐに行く。このあたりでかなりの曇天。
昨年とえらい違いである。

昨年の記事はこちら

久しぶりの一泊旅行① ~多治見幸兵衛窯祭り~ - 遊びをせんとや

コロナ禍以来というか色々あったので予約した旅館をキャンセルしたりして、泊を伴う旅行は全く行ってなかった。まさに一年七か月ぶり。その時に訪れたのも多治見と常滑。今...

goo blog

 

桜が満開でしたが、今年は散ってました。
太鼓の演奏が始まるところでした。

さっそく買い物に。友人は陶芸を趣味でやっているので「陶器はたくさん持っているので私は観るだけ。」といいながら入場してすぐに瑠璃色の中皿を1枚胸に抱えていた。(笑)
まずは1枚お買い上げ。私は今年は形に残る物はリビングのラグ以外は買わないと決めているので本当に観るだけ。
昨年よりたくさん品物が出ているような気がする。

アクセサリーを観て、彼女が昔どこかの展覧会で観た六代目幸兵衛、加藤卓男さんの三彩とラスター彩の作品を観る。
ラスター彩はペルシャ・ラスター彩を技法を再現されたものである。


そして昨年私が加藤亮太郎さんのぐい飲みを買った古陶磁資料館で七代目と亮太郎さんの作品を観る。

ちょうど、亮太郎さんのトークショーが始まっていたが、私たちは座敷に展示された作品を観る。
私が買ったぐい飲みが今年もかなり購入済みになっていた。そこで友人もぐい飲みの一つに眼を止めた。

「せっかくやから買ったら。」と進める。絶妙なお値段なのである。
一瞬躊躇していた友人が「買うわ。」ということで着いて1時間足らずで2つ目のお買い上げ。
箱入りで送ってもらうことにして、予約していたランチのピザ屋さんへ。

窯焼きピザが美味しいランチをすませ、小雨も降ってきた。
工芸館でやっていた「金継ぎ〜サラーム釉花 優品展」を観る。昨年はここで刺繍展をやっていて刺繍作品を買った。
この金継作品がすごく良かった。

この志野茶碗に立ち昇るのは金の龍である。


 

  
割れた部分を木で作って継いである。
金継、漆と金箔や銀で割れた陶器を修復する方法で新たな唯一無二の作品を作りだす日本人の美意識は素晴らしいと思った。

鉄の鎹で継いである作品を興味深く観ているとそこに入る作った御本人さんかな?と思える方が説明をしてくださった。

割れた陶器に最初に穴をあけて鎹を打ち込むのだと。「そういうことなんだ。」と思った。

私がどこかの展覧会で観たのはこれだったのだ。
馬蝗絆というお茶碗

写真はWebよりお借りしました。
江戸時代の儒者伊藤東涯が記した『馬蝗絆茶甌記』によると、この茶碗は平重盛が浙江省杭州の寺院に黄金を喜捨した返礼として贈られたもので、その後、義政の手に渡った。当時、底がひび割れていたため、中国(明)に使者を送って同じ茶碗を求めたが、当時の中国にはすでにその技術はなく、鎹止めで修復し、送り返してきたというのだ。

国立文化財機構のサイト「e国宝」によると、「平重盛所持の伝承は、龍泉窯青磁の作風の変遷に照らして史実とは認めがたいものの、足利将軍家以降長く角倉家に伝えられていたことから、伝承には信憑性がある」とのことで、重要文化財に指定されている。2019年には北京故宮博物院と浙江省博物館で展示され、「里帰り」が実現した。

「人民中国」のHPより


 さかずき美術館の売店を観てさて、次は多治見に帰って「モザイクミュージアム」に行こうかとなったが、私の体調が今一悪い。
申訳ないけれど、ということで帰りは近鉄のヒノトリで帰ることにする。
名古屋への電車でスマホで予約を済ませ、のんびり帰途に着いた。
私は列車の中でも何だか気分が優れず、帰宅して血圧を計るとかなり上がっていた。
よく考えたら最初の風邪が治ってから夕方飲みにいった後にまた風邪をひいたようで、もう夜遊びが出来ない身体になってしまった。

来年、またリベンジしようねということで。

昨日の晩御飯は久しぶりにカレー


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。