日本橋を歩いていてこの看板に出会った。
富士フィルム。すすけて汚くなった看板はいまだに健在。
この数年間で全く印刷した写真を見なくなった。
子供たちの小さい頃は印刷屋さんに写真のネガを持っていって印刷してもらっていた。
最近、義実家のアルバムをデータにしてもらうサービスに出したにも関わらず古い写真も欲しいからとアルバムごと返却された物を再度ほんの少しだけ、写真をはがし、アルバムはどんどん廃棄した。義父も写真大好きだったので、かなりの冊数があった。
我が家のアルバムはもっとあるのだが、、、。
義母の独身時代のアルバムは完全にセピア色である。
義母が若い頃80年くらい前から比べたら写真を撮るという技術だけでも考えられないほどのスピードで進化してきた。
スマホで写真を撮るようになってからの様変わりは凄いもんだ。
写真だけでなく、考えてみたら、生活様式、交通、パソコン、電話と考えられないくらいの変遷があったのではないか。
私たち世代は「もはや戦後ではない。」と言われた時代に子供時代を過ごし、成人してからは日本の神話のような「バブル景気」
そしてバブルがはじけて、就職氷河期を迎え、ここに来ての少子化、人口減少。
そして20世紀から21世紀へ目まぐるしく世界も大きく変遷を遂げた。
戦中を生き抜いた方たちに比べようもないが、それなりにジェットコースターのような時代だった。
贅沢をしたから恵まれたとは言えないが、今の若い人よりは安全に自由に海外にも行くこともできた。
昔から私は古い物が好きだったが、ここへ来ての民藝ブーム、古民家、陶芸。いいことだ。やっと日本の古い物の良さに目が行くようになったのは。
ここから日本の小さく折りたたんでいくような密かに地味に撤退が上手くいけばいいなと思う。
話は飛躍するが、今、気になるのはアメリカ東部で起こったお店の集団略奪事件。ここから発展しなければいいが、
フランスでテロが起こる前にブザンソンで車の焼き討ち事件が起こったことを思い出した。テロとは直節関係ないが、なんだか不穏な空気が広がっているように感じた。
今回のアメリカの事件も「アップル」や有名スポーツブランドの靴店などが狙われたらしい。なんだか少し嫌な感じ。
富める者に妬むという形で法外な事が行われてもいいという感覚が生まれなければいいが。
昨日の晩御飯は旦那が珍しく外食だったので、実家で母と日本酒八海山の飲み比べ。作って持って行った切干大根、しいたけ、豚肉の煮物。実家で作った蓮根、ゴボウ、人参の煮物。はまち、鯛のお刺身、キュウリの千切り、トマト。小松菜のお吸い物。
母はご機嫌だった。八海山の大吟醸、純米酒を飲み比べたが、私は純米酒の方が美味しかった。
何故か実家のダイニングテーブルの上は世界地図。