遊びをせんとや

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本質を見抜く力

2009-01-17 08:42:53 | ブックリスト
ここに書こうと思ってなかなかすごすぎて書けなかった本。

養老孟司と竹村公太郎の対談の「本質を見抜く力」
                環境・食料・エネルギー





きっかけは2つ
一つは河合隼雄さんが亡くなってしまった。寂しい!
誰か探さねばという事で見つけた人が一人が池澤夏樹
でも彼はどちかと言えばフィクション小説家

もう一人いる。今私はフィクションよりも起きている現実の方に
眼を向けたい。

そしてもう一つは勘
本屋で眼に留まったのがこのPHP新書。


私がうすうす勘でこうじゃないかなーと思っていた事が
物を通しての資料で解明していってくれている。
竹村公太郎は元国土交通省河川局長!
もろ現場!

この本の中で養老さんは初めて物を意識して考えたとおっしゃってました。
出てくる資料(地図やグラフ)がおもしろい。
物から考えると違う歴史が見えてくるんだ。まさに文化系には
眼からうろこ
特におもしろかったのは江戸時代末期、日本の山ははげていたんだ。
木を取りつくしてもうエネルギーが枯渇していたんだ。だから
開国しなければどうしようもなかった。そうだったんだ!

その山に植林をして(杉ばかり植えたのはどうかと思うが)
今の形まで持っていった日本人はまだ捨てたもんじゃないとか

食料は減っているんだから人口は減ってちょうどいいとか

これからの日本はきちんと物を見ながら考えていけばどうにか
なるんだという前向きな意見がさわやかだった。

「水争い」とエネルギー問題は世界情勢に大きく影響するというも
よくわかった。そうなんでうよね。水なんですよねやっぱり@とさん。
『アメリカと中国は「資産慣性」は後戻りができない』
一度膨らんだ家計はもう縮小はできなの私っていうバブリーな悪妻のような見本。国土が広いとそうなるのかな?

そして最後に農業問題。
ここでは神門善久さんという農業研究家の人との対談も載せられている。
私には考えさせられる事が満載だった。
そして最後は食の問題。今手軽さに魂を売り渡し
日本人の食が危ないという事。(ずぼらな私も恐縮するが)

子供に何かを伝える時怖い。8年前、その時に13年前に作られたテレビ映像
を使って環境の授業をしていた。それが最近再放送されていた。
ある程度20年以上たつと内容が検証される。
「あの時教えた内容は本当だったんだろうか?あれでよかったんだろうか?」
といつも思う。だからできるだけマスコミに踊らされないように
本質が知りたい。事実を知りたい。現実から自分で考えなければならない。

この本の中にも昭和天皇が「うみうし」があったから
あの時代に神から人間への変貌を正気で乗り越える事ができた。
という一説がある。理科系えらい!

私もこれからきちんと現実を見て分析をして実行して行こうと
強く思った。これって勝間さんの本にもつうじるよね。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
水と食べ物 (@と)
2009-01-19 20:12:39
食って、その人の内面のバランス感覚が出ますよね
ものすごい偏食とか過食の人って、内的バランスの悪さを感じる時が多いです
私も食べ物に手抜き気味なので反省ですが。。。
あまりに安いものと、加工食品はできるだけ控えるようにしておりますが
小食を、なかなか実行でません(涙)

ところでアメリカって、絶対にジャンク&食べ過ぎだと思う
オバマ大統領の就任祝賀セレモニーをテレビで見たけど
スティービー・ワンダーも集まった聴衆も、太りすぎやわ!
(私に言われたくないと思うけど・・)
アメリカ追随はいいかげんにしとかんとあかんよねぇ~
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