FIAT500の左右のワイパーの干渉の対策をしました。
(以前から気になって考えていました。)
もともと、イタリアの車ですから、基本設計は左ハンドルです。
右ハンドルは、日本、イギリス、オーストラリアだけですから
イタリア本国では、右ハンドルのワイパーのことは、どうでも良いのかも?。
並行物のFIAT500(左ハンドル)は、右から左に動き、
ワイパーの長さは日本仕様と同じで問題は発生しません。
しかし日本仕様は、ワイパーの動きが左ハンドルと逆で、
左から右に動きます。
ここで注目すべき点が、運転席側のワイパー拭取り部が
異様に長く(61cm)、助手席が短い(35cm)です。
(コレは、対策後の写真ですがワイパーの長さを表しています。)
訂正(20200702):60cm
しかも、左右のワイパーが干渉するのは、雨が少ない時です。
動作を少し分析すると、ワイパースイッチを"ON"すると
左右同時に動き始めるが、運転席側の長いワイパーの方が
摩擦が大きく少し遅れる。助手席のワイパーは短いので
摩擦は少なく、素直に動くが、少し上がったところで
小さいワイパーが、大きなワイパーに接触することになる。
ですから、小さい助手席を外すか、少し遅れるようにすれば
問題は解決します。
車検を通したばかりだから、助手席のワイパーを外しても
視界は十分確保できると思い、分解しました。
すると、ワイパー取付部のセレーションを1クリック ズラしても
なんとか取付られる事が解り、助手席のワイパーが遅れる方向
に取付ける。
ここまでやったら、雨も上がり確認ができませんでした(笑)。
その後、雨が降ってきたので早速実験。
想定通りにうまくいきました。