■■【元気な会社】 「企画提案型」の包装資材商社 [もりや産業]
製本と同時取り付けのCD・DVDパッケージがヒット
もりや産業は、物流包装資材などを扱う商社で1960年に創業した。オリジナル商品を開発するメーカーとしての面も併せ持つ"企画提案型"商社だ。製造工場を持たず資金を研究開発にまわすことで、市場開発部門を強化してきた。開発費は年間1億円から3億円に達するという。これまで商品化したものは、万能カッターや段ボール用S型さげ手などの日用品をはじめ、2005年度に開発したトラックの日よけ雨よけテントなど数えきれない。
市場ニーズに合ったものしかつくらないのが商品開発のコンセプト。ユーザーからニーズを吸い上げて開発に生かす。また、メーカー側から技術や素材の提供、協力があったものだけをマッチングさせて製品化することに徹してきた。
例えば書籍に添付されているCD・DVDパッケージは従来、自動製本の後に取り付ける方法が多く、手間がかかっていた。同社が製本と同時に取り付けられる技術を開発したことで、CD・DVDを書籍の付録に添付するケースが増え、パッケージ需要も急速に伸びている。
同社のもう一つの特徴は環境関連の設備や機器、資材に強いことだ。全社の売り上げ構成比は、主力の包装資材関係が約45%、オリジナル品が約30%、環境関連が約20%となり、経営の3本柱の1つをなしている。
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資料出典: J-NET21