【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月27日 1-04 経営資源の良質化が企業を拡大スパイラルに繋げる A719
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。
老いぼれコンサルタントの日記にとっては、以前ほど、研修講師をする機会が多くはなくなりました。
反面、自分の意思で決められる時間も多くなり、コンサルタントや企業経営者・管理職などを相手にミニセミナーを開いたり、オンライセミナーを開催する機会が増えました。
いよいよ日本経営士協会主催の「生成AI時代におけるコンサルタント・士業勝ち残り戦略 〜 流れに逆らわず味方に付けるノウハウ 〜」の研修会が今週末に迫ってきました。
今回は、日本経営士協会の伝統をいかに活かすか、生成AI時代に相応しい活かし方を核にお話するつもりです。講習会担当理事が、日本経営士協会の伝統を重んじてくれ、是非、全会員に受講して欲しいと考え、「会員限定 無料」という打ち出し方をしてくれました。
パワーポイントの準備は出来ていますので、あとは流れがスムーズに行くように、アニメーション機能を中心にチェックを進めています。
今日のオンライン・ミニ・セミナーでは、次のようなお話をしました。
■1-04 経営資源の良質化が企業を拡大スパイラルに繋げる A719
企業が、生きていくためには、経営資源を充分に活用すると共に、外部からの経営資源の移入がよく行われます。
経営資源は、有限ですので、必要なときに、必要なだけ取り入れるという、バブル時代のやり方は通用しません。たとえ、それが可能であっても、経営の見通しと、現状とのバランスを考慮に入れなければなりません。
限られた経営資源を有効に活用することが不可欠です。
たとえば、人材ですが、ある部門や業務を遂行する上において現有人材では充分ではない面があるとします。右肩上がりの経営環境下であれば、人材募集を行い、外部からの人材資源を移入することができます。
しかし、昨今のように、経営環境の変化が激しい時代には、固定費の増加は極力抑えなければなりません。その様な部門や業務の穴埋めを、まずは現有人材で、何とかしようという努力から始めるべきです。安易に、雇用という手段で、対処することは、好ましい経営のあり方とは言えません。
「ヒト・モノ・カネ」という経営資源の中の一つ、人材という経営資源を、教育や人事管理法などを通じて「良質化」をはかりますと、そこで良質化が図れた人材が、良質化された「モノ(サービスなども含む)」を産出してくれます。それにより、収益が増大しますと、金融機関が黙っていません。そこで「良質化されたカネ」が入るようになります。
「良質化されたカネ」が入るようになりますと、良質化された人材を獲得できるようになります。このようにして、「ヒト・モノ・カネ」という経営資源が良質化します。また、それに伴い、良質化された労働力により、良質化された時間や、情報の良質化など,その他の経営資源も良質化される、善循環(好循環)が起こります。
この一連の状況を「経営資源の良質化循環」といいます。
【関連情報】 「経営資源の良質化循環を引き起こす社員の動機付け」を参照
■【今日は何の日】
当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。
■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
■ 自動運転が現実のものに 927
「自動運転」が、現実のものになってきました。
人間が運転操作を行わなくとも、自動で走行でき、目的地まで連れて行ってくれるのです。
カーナビだけでもありがたいと思っているうちに、技術革新のスピードが上がっているのでしょうか。
1970年代、アメリカに住んでいた頃、地方に行きますとレンタカーをしました。
レンタルした車が、「オートドライブ機能つき」、今日の自動運転とは大違い。
アクセルを踏まなくても、所定の速度で走行してくれる機能です。
日本ではあまり必要性はないかもしれませんが、地平線の彼方までまっすぐ続く高速道路では、非常にありがたい思いをしました。
ところが、人間というのは、微妙にアクセルをコントロールしているのですね。
例えば、下り坂やカーブに入る前に、意識はしていませんがアクセルを緩めてスピードを落としているのですね。
ところが、この機能が付いていると一定のスピードですので、坂やカーブではスピードが上がってしまう感覚を持ちます。
「自動運転車」は、その様なことはないと思いますが、始めはそのような違和感を持つこともあるかもしれませんね。
因みに、自動運転車は、英語では下記のように言うそうです。(【Wikipedia】)
autonomous car Robot car UGY (unmanned ground vehicle)」 driverless car self-driving car
まだ、ディファクトスタンダードになっていないのですね。
■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業
「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」から独立して、最初から発信していたします。
私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
【これまでお話】
エピローグは、主人公である竹根好助(たけねよしすけ)の人柄を知る重要な部分でした。
親によるある教えで、超一流ではないものの上場商社に入社した竹根の若かりし、1ドルが360円の時代でした。
入社して、まだ1年半にも満たないときのことです。アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。社内では、誰が派遣されるのか話題沸騰です。若輩の竹根は推理小説でも読むような気持ちで、誰が選ばれるか、興味津々で推理を働かせました。
一方、竹根の信条のひとつに「サラリーマンとしての心得のひとつとして上司からの命令には逆らうなというビジネス書の教えをかたくなに守ってい」という頑固というか、意志堅固なところがあります。
人事というのは、競馬の予想のような下馬評が走り回るのがサラリーマン世界の常です。そのような中、トップ間での人選は進みます。角菊事業部長は、自分の推薦順位の高いものから三名のリストを福田社長に提出するのですが、福田の顔はさえません。角菊には、福田の腹の内を読めないでいます。
角菊事業部長は、次回の福田社長との人事ミーティングで、自分の考えをキチンと伝え、自分の提案が通るように、じっくりと考えた上で資料作成をしました。
最新号 https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/81fe333822b22a5c6af6e7ef64eb4a63<続く> 次号は金曜日正午頃発信予定
【バックナンバー】
■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
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