経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

◆【経営コンサルタントの独り言】 ■ 発展し続ける企業が辿る“秘密” の道 926

2023-09-26 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントのひとり言09

 

  【経営コンサルタントの独り言】 ■ 発展し続ける企業が辿る“秘密” の道 926

 

 

二兎を追うブログ 

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

 

■ 発展し続ける企業が辿る“秘密” の道 926


「経営に王道はない」

 経営コンサルタントの私がこのようなことを申し上げますと「それでは経営コンサルタントなど要らないのではないですか」と言われ続けてきました。

「経営者は、あたり前のことがあたり前にできるようにすることが大切です」

「それでは、ますます経営コンサルタントなど不要ではないですか」とも言われて来ました。

 その上に、さらに「経営コンサルタントが要らない企業作りをします」と言いましたら、「経営コンサルタントの仕事がなくなってしまうではないですか」と反論されます。


 でも、これが、私の、経営コンサルタントとしての信条です。

 それをもとに、40年もの長きにわたって経営コンサルティング業に携わってこられました。

「経営コンサルタント不要の企業作り」をしても、クライアントはなくならないどころか、まだ、次々と顧問契約を希望して下さる企業はあるのです。


 昨今の世の中は、独りではやって行けない時代になってきています。

 経営コンサルタントも独りではやって行けない時代なのです。

 経営者も、「社長は孤独である」などとかっこ付けていてはダメです。

 外部ブレインを使っても、なかなか成長は難しい時代です。

 かといって、社長が孤独に、一人で経営をやっていては、石ころばかりの悪路に、さすがのベンツもくたびれてエンストを起こしてしまいます。

 ベンツから降りて、外部ブレインと二人三脚に切り替えてみてはどうでしょうか。

 その、泥臭いやり方に、はじめはベンツの乗り心地良さが懐かしく思えるかもしれません。

 でも、そのうちに、社員が加わってくれるようになり、次第に企業の前に平らな道が拓けてゆけます。


 ブログ「顧問契約で企業体力アップ」を読まれて、早速数人の社長さんから相談を受けました。

 わずか数行のブログでしたが、解って下さる方には、解って下さるのだと、改めて感謝をしています。

  http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/a82a902a5c6e94358683189112cddc28

 

 

(ドアノブ)

 

◆ ツイッターでのつぶやき 

konsarutanto

 

 

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【経営コンサルタントのお勧め図書】「日本経済大復活」!? 新冷戦の勝者になるのは日本 2309

2023-09-26 12:03:00 | 経営コンサルタントの本棚

本  【経営コンサルタントのお勧め図書】「日本経済大復活」!? 新冷戦の勝者になるのは日本 2309

 

 経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。

 日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月第4火曜日にご紹介します。

 

 【経営コンサルタントの本棚】は、2012年に、経営コンサルタントがどのような書籍を読んでいるのか知りたいという、ブログ読者の声を反映して企画いたしました。

 幸い、日本で最初に創設された経営コンサルタント団体である日本経営士協会には優秀な経営士・コンサルタントがいらっしゃるので、その中のお一人である酒井闊先生にお声をかけましたところ、ご協力いただけることになりました。

 それが、今日まで継続されていますので、10年余もの長きにわたって、皆様にお届けできていることに誇りを持っています。

 

本

■    今日のおすすめ

『新冷戦の勝者になるのは日本』

                    (中島 精也著 講談社α新書)

本

■『「冷戦」「ポスト冷戦」から「新冷戦」へ』とは(はじめに)

 『「冷戦」「ポスト冷戦」を経て「新冷戦」へ』を辿ってみましょう。注目点は、「新冷戦時代」にこれから起こることは、「ポスト冷戦時代」の揺り戻しだからです。


【冷戦時代を振り返ってみよう】
 「冷戦時代」とは、簡単に言えば、アメリカを代表とする資本主義・民主主義の国が、共産主義・社会主義圏の拡大を防ぐために「封じ込め」る一方、ソ連や東ヨーロッパ諸国が、共産主義・社会主義を守るために、独裁的な支配を強め、資本主義国とは接触しないよう「閉じこもった」時代と言ってよいのではないでしょうか。
 「冷戦時代」は1945年2月の『ヤルタ会談』(ルーズベルト、スターリン、チャーチルによるドイツの東西分割を決定)に始まり、1961年8月に築かれたベルリンの壁が、1989年11月、ライプチヒのニコライ聖堂を起点とする50万人の市民革命に端を発する市民蜂起により崩壊し、そこから1か月後、ブッシュとゴルバチョフが地中海のマルタ沖のクルーズ線上で「世界は一つ」「東西関係の持続的共同関係」を確認した『マルタ会談』で終結します。
 冷戦終結(非共産化)を時系列でみると、東欧諸国(ポーランド、ハンガリー、ブルガリア、チェコ・スロバキア、ルーマニア)は1989.6~1989.12、バルト3国は1990.3~1991.8、東西ドイツ統一は1990.8、ソ連解体・崩壊は1991.12、バルカン半島東欧諸国(ユーゴスラビア、アルバニア)は1991~1992となります。
 中国における東欧革命の民主化ドミノは、政治的自由を主張した胡耀邦総書記の死去の追悼集会(1989.4.15)への抑圧を契機に、1989年6月4日天安門事件が起きます。しかし、武力で制圧され共産党政権は堅持されます。この結果、鄧小平路線はさらに「社会主義市場経済」として強化され、中国は「民主化なき経済大国」へと向かっていくこととなります。


【「ポスト冷戦時代」に起こった事と、「ポスト冷戦時代」の終わり】
 「ポスト冷戦時代」とは、資本主義・民主主義vs共産主義・社会主義のイデオロギー対立が終わり、東西冷戦で閉ざされていた東側の労働力や資源が西側に開放され、逆に西側の技術とマネーが東側に開放された結果、世界経済はBRICSを代表とする新興国の高成長と先進国の低インフレを象徴とする時代と言えます。
 これを象徴するのが、アメリカの所謂「ラストベルト」であり、日本をはじめとした先進国における「産業の空洞化」です。
 「ポスト冷戦時代」に起こったことを挙げてみましょう。
¨ 生産要素の最適化を実現するグローバル・サプライチェーンの構築の進行と構築のための投資の増加、西側の技術による生産性の向上と安い労働力と人口ボーナスを武器とした中国とインドの高成長。
¨ 日本、アメリカにおける製造業の「雇用の減少」(米国1990⇒2022・▼28%、日本92⇒21・▼34%)。
¨ 冷戦時代の軍事研究の成果を生かしたIT革命とサービス化に成功したアメリカの賃金上昇(90⇒22・2.7倍)と後塵を拝している日本の賃金低迷(92⇒22▼3.3%)。
¨ 天然資源に関するドイツ・欧州のロシア依存の高まり。
 ポスト冷戦の終わり、つまり新冷戦の始まりは、2017年10月の中国の習総書記第二期政権の始まりの第19回共産党大会における「2049年を目標年とする『社会主義現代化強国(世界覇権掌握)』宣言」と言われています。
 露骨な挑戦状を突き付けられたアメリカのトランプ政権の対応は、2018年10月のペンス副大統領のハドソン研究所における「武力を伴わない対中宣戦布告『新・鉄のカーテン』」演説に現れています。2018年7月には、対中関税引き上げを行い「米中貿易戦争」「米中デカップリング」が始まったのです。
 これに拍車をかけたのが、コロナとウクライナ戦争です。コロナにより中国の絡むグローバル・サプライチェーンのモロさが露呈し、ウクライナ戦争ではロシアの経済安全保障上のリスクが顕在化し一挙にポスト冷戦が崩壊したのです。


【「新冷戦時代」に起こる変化は?】
 ソ連崩壊で始まったポスト冷戦時代は30年を経過して幕を下ろし、民主主義と専制国家の2つのブロックに分断される「新冷戦時代」に突入します。
 「新冷戦時代」には、ポスト冷戦時代に起きたことの巻き返しが起こります。グローバリゼーションの巻き戻しにより、労働力、天然資源などの全ての生産要素価格が上昇し、ポスト冷戦時代のデフレ経済からインフレ経済に逆戻りします。
 コロナと専制国家の強権の横暴によりモロさを露呈したグローバル・サプライチェーンを見直し、リ・ショアリング(国内回帰)、ニア・ショアリング(近隣友好国への工場移転)、フレンド・ショアリング(米提唱のIPEF。同盟国や友好国間に限定した新たなサプライチェーン)が本格的に始まっています。
 「新冷戦時代」に起きている、フレンド、ショアリングから排除されるなど内憂外患の中国、中露に依存した経済の崩壊を抱える欧州、ウクライナ戦争で疲弊するロシア、ITや基軸通貨など引き続き優位性を維持するアメリカ、など世界情勢は大きく変化しています。詳しくは紹介本をお読みください。
 日本についての、「新冷戦時代」に起こることについて、次項で記してみたいと思います。

 

本

■「貧しい国」から脱却し「豊かな国」に向かうロードマップ

【目指す賃上げの水準ー年率4.2%以上-】

 著者は2種類の賃上げについて言及しています。

 一つがベース・アップ(含む初任給アップ)です。人口減少を考慮した場合、貧困化しないためには、2022年のGDPを生産年齢人口で割った一人当たり労働生産性(742万円)を2022年のGDPを2060年の生産年齢人口で割った一人当たり労働生産性(1,258万円)まで高め、GDPを2022年レベル以上とする必要があり、その為には、毎年、年率+1.4%以上〔注3〕のベース・アップと生産性の向上が必要とします。

 二つ目は定期昇給です。給与の上昇は52歳まで上昇し、年率+2.8%です(全国平均。厚労省データ)。この部分の企業の総支給額は変わりません。定年制により入れ替わるだけで企業視点での支給総面積は不変だからです。

 この二つを合わせると+4.2%です。これに実質賃金をマイナスにしないためにはインフレ率の上乗せが必要です。日銀が目指すインフレ目標2%を考慮すると+6.2%になります。

 〔注3〕著者は+1.4%の数字を算出する前提として、2060年の生産年齢人口を4,418万人(社会保障・人口問題研究所2012年1月推計〈出世中位、死亡中位〉)を使っています。2023年4月推計の5,078万人を使うと+1.1%となります(筆者コメント)。

【一人一人の行動で、給料を上げよう―従業員として取るべき行動―】

 著者は日本以外の多くの国で給与水準が上がっているのに対し、日本では30年間ほとんど上がっていない理由を2つ挙げています。一つは一人当たりの付加価値つまり労働生産性がほとんど上がっていないことです。二つ目はOECDの国では7割以上の労働者が給料を上げてもらう給料交渉をしますが、日本では給与交渉をする労働者は3割に止まっています。

 著者は、日本でも「1年に1回、経営者と社員がひざ詰めで面談し、従業員側の希望・要望・不満を聞き取り、給与の妥当性についても意見交換をすべき」と強調します。

 これからの人口減少時代には、給料を上げられない企業は、労働者から選択されず、雇用を確保できなくなると指摘します。経営者も労働者も給料を上げ続けることが出来る企業に変革する行動と実現を、真剣に求めていくべき時代なのです。

【従業員から「見限られる社長」ではなく「ついていくべき社長」になる

-経営者のとるべき行動ー】

 上述のとおり「労働者から選択される」企業でなければ、雇用を確保できない時代であることを認識し、経営者としての在り方を「ついていくべき社長の5つの特徴」として提言しています。是非、紹介本をお読み下さい。

【より付加価値の高いものをより高く売るー経営者、従業員の共通の行動-】

 経営者・従業員の共通課題は付加価値の向上です。給料の引き上げ以上の付加価値を生み出すことが必須です。「より付加価値の高いものをより高く売る」を常に考え、行動・実現していくことが必要です。真剣に取り組めば、必ず結果が出ます。

本

■「新冷戦時代」に日本で起こること

【「ポスト冷戦」時代に日本で起きたこと。】
 バブル崩壊とほぼ同時に起きた日本のポスト冷戦は、金融危機とバランスシートの悪化に伴うデフレ、異常な円高(ピークは2011年10月:1ドル75.32円)、グローバル化に伴う産業の空洞化の三重苦でした。
【「新冷戦時代」に起こること、「日本大復活の時代」がやってくる?‼。】
 「新冷戦時代」の象徴的出来事として、著者は、台湾TSMCの熊本進出による、熊本の「日本のシリコンバレー」化を挙げている。
 熊本の状況を見乍ら、著者は「日本経済大復活」の条件が整ったとして、次の4つの事項を挙げます。
  ¨ 専制国家と民主主義国家の間のブロック化が進行し、世界の生産要素の供給と価格が大きく変わり、専制国家有利・日本不利から専制国家不利・日本有利へと、オセロゲームの様に、ひっくり返る。その例がフレンド・ショアリング・サプライチェーンです。日本が信頼されるパートナーとしてサプライチェーンの一角を占めます。
  ¨ 先端技術競争では、半導体製造技術、医療などの精密機械、工作機械など国際競争力を有する技術が多い。
  ¨ 嘗て、日本企業を苦しめた円高は終了し、賃金格差も縮小し、経済安全保障の面からもリ・ショアリングが進み、国内産業復活の条件が整った。
  ¨ バブル崩壊で悪化したバランスシートが著しく改善し、賃上げの条件が整った。

本

■「日本大復活」のチャンスを生かすには!(むすび)

 「日本大復活」は自然とはやって来ません。著者が指摘するように、安倍政権が努力するも達成できなかった、農業・医療・教育・労働・エネルギー等あらゆる分野における、効率と競争力を上げる構造改革が必要です。
 また、著者が“戻りつつある”と指摘する「未来の日本の大復活」に向けた、経営者及びビジネスパーソンの、アニマル・スピリッツを一層高めようではありませんか。

本

【酒井 闊プロフィール】

 10年以上に亘り企業経営者(メガバンク関係会社社長、一部上場企業CFO)としての経験を積む。その後経営コンサルタントとして独立。
 企業経営者として培った叡智と豊富な人脈ならびに日本経営士協会の豊かな人脈を資産として、『私だけが出来るコンサルティング』をモットーに、企業経営の革新・強化を得意分野として活躍中。

  https://www.jmca.or.jp/member_meibo/2091/

  http://sakai-gm.jp/index.html

【 注 】  著者からの原稿をもとに、できる限り忠実に掲載しています。読者の皆様のご判断で、自己責任で行動してください。

本

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■■杉浦日向子の江戸塾 - 江戸情緒に学ぶ 江戸っ子と伊達 28

2023-09-26 12:03:00 | 杉浦日向子の江戸塾

■■杉浦日向子の江戸塾 - 江戸情緒に学ぶ 江戸っ子と伊達 28

 
■■杉浦日向子の江戸塾 - 江戸情緒に学ぶ 江戸女性とお酒

 江戸のエコや風俗習慣などから、現代人は、エコという観点に絞っても学ぶところが多いと思っています。杉浦日向子の江戸塾から学ぶところは多く、話のネタとなります。エッセイ風というと大げさになりますが、独断と偏見で紹介してみたいと思います。
                     
 私がはじめて杉浦日向子女史を知ったのは、「お江戸でござる」というNHKの番組でした。お酒が好きで、飾らない人柄、江戸時代に生きていたかのような話しぶり、そこから江戸のことを知ると、われわれ現代人に反省の機会が増えるような気がします。
 
 

 

■ 江戸っ子と伊達 28


 江戸では、マイナス要因だと思われることをカッコよく見せられる人が「一番粋」なのだそうです。

 例えば頭が禿げている人が、「あの人の禿はカッコいい」と言わせれば粋になるのです。マイナスをプラスにすれば良いわけで、おなじ禿げるのであれば、ユールブリンナーよろしく、つるつるの頭にしてしまうと「粋」になります。

 昨今では、背が高くてイケメンな男性が持てますが、江戸時代には、遠くから目立ってしまうので「粋」ではなく「野暮」なのです。

 「伊達男」という表現がありますが、服装が伊達であるということは、「バサラ」につながります。

 伊達になるには、手ほどき書、すなわちマニュアルがありました。それを学ぶことによって伊達になれるのですが、「粋」というわけではありません。

 やつれた感じが、逆に評価されるのが江戸の粋なのです。「滅びの美学」と言っても良いのでしょうか。

 「滅び」という観点から魚など食べ物は腐る寸前がおいしいというのです。


■ 
「杉浦日向子の江戸塾」バックナンバー ←クリック


 杉浦日向子女史の江戸塾は、江戸時代のエコ生活から飽食時代を迎えている我々に大きな示唆を与えてくれます。

 


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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月25日 張りのある声で信頼感を伝える Ac20 24

2023-09-26 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月25日 張りのある声で信頼感を伝える Ac20 24

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

 竹根の会社のクライアントに社員向けの講話をお願いしたいと言われていました。

 今日が、その日だったので、出かけてゆきました。

 

■ 24 張りのある声で信頼感を伝える Ac20

 三〇才代前半で、商社マンから経営コンサルタントに転身しました。

 経営コンサルタントというのは、経営者・管理職等に自分の考えを、キチンと伝えなければ仕事ができないと考えていましたので、心がけたことのひとつに発声のことがあります。

 私自身が、サラリーマン時代に管理職として体験したことのひとつが、声が小さいがために、損をしている部下がいました。大きな声で話してはどうかとアドバイスを何度かしたことがあります。本人は、大きな声を出そうとしているらしいのですが、それ以上大きな声が出ないのだと言っていました。

 それが念頭にありましたので、話し方教室に通うようにしました。その一環で、発声練習というのは教えられました。

 口を大きく開けて「あえおあうおあお」「かけこかくこかこ」と五十音を発声して行くのです。

 その時に、「お腹から声を出せ」という指導を受けました。平素から腹式呼吸の訓練をすることが、発声の基本なのだそうです。

 お腹から声を出しますと、声が大きくなるだけではなく、声の振動が相手に伝わり、耳だけではなく、声を体感させることに繋がるのだそうです。

 大きな声を出せるからといいましても、平素、大きな声でしゃべるわけには行きませんが、その様な発声ができるようになりますと、音量を落としても、相手に響きと兎もに伝えることができるのです。

 その様な、ゆとりのある発声法の人は、信頼感を伝えることができ、聞く側は安心感を持って聴くことができるといわれています。

 その様な効果があるとは知りませんでしたが、社員研修等では、全員に聞こえるように、しかも、時には三日間しゃべり通しというようなこともありますので、音量とともに、発声の持続力も求められます。

 私自身は、話下手な方でしたので、発声訓練のおかげで、受講者からは、わかりやすい研修でしたという、お褒めの声をいただくことがありました。

 さすがに、三日間研修の時には、のど飴をなめながらの講義となりましたが、発声訓練のおかげで、喉を痛めることが少なくなりました。

 経営コンサルタントに限らず、社員や部下に訓示をする機会の多い経営者・管理職にとりましても、顧客と話をするビジネスパーソンにとりましても、不可欠なスキルのひとつといえます。

 

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

 ■【今日は何の日】 9月26日  ■ 彼岸開け ■ 和歌山県日前神宮・国懸祭 ■ ワープロ記念日

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

 主婦の日に思う「糟糠之妻」 925

  【今日は何の日】でお伝えしまたyouに9月25日は、主婦の日だそうですが、わざわざ、この様な記念日を設けると言うことは、まだまだ主婦が大切にされていないということなのでしょうか。

 「三食昼寝つき」などと主婦の業務を軽視しがちです。私は三十代前半で、経営士・コンサルタントとして起業し、始めは自宅の離れを事務所として使っていました。起業当時は、クライアント・顧問先のところへ行くことも少なく、主婦の一日を見ることが多かったのです。

 

 ところが、当時は、子供も小さかったこともあり、主婦というのは意外とテレビを見たり、昼寝をしたりする時間がとれないことを発見しました。

 

 爾来、自分が仕事をすることができるのは、妻がいればこそと言うことを悟りました。多分、それが態度に出てきたのでしょう、妻の私の仕事への理解が深まってきて、随分と仕事を手伝ってもらうようになりました。家事に加え、私の仕事の手伝いをすることは大変だろうと思うと、「主婦」に対する見方は、益々世の男性とは違って来たのかも知れません。

 

 経営士・コンサルタントというのは、家族の理解がないとできない仕事なのです。

「糟糠之妻」という言葉を重く受けとめています。

 

■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業

 「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」から独立して、最初から発信していたします。
 
 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
 
【これまでお話】
 エピローグは、主人公である竹根好助(たけねよしすけ)の人柄を知る重要な部分でした。
 親によるある教えで、超一流ではないものの上場商社に入社した竹根の若かりし、1ドルが360円の時代でした。
 入社して、まだ1年半にも満たないときのことです。アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。社内では、誰が派遣されるのか話題沸騰です。若輩の竹根は推理小説でも読むような気持ちで、誰が選ばれるか、興味津々で推理を働かせました。
 一方、竹根の信条のひとつに「サラリーマンとしての心得のひとつとして上司からの命令には逆らうなというビジネス書の教えをかたくなに守ってい」という頑固というか、意志堅固なところがあります。
 人事というのは、競馬の予想のような下馬評が走り回るのがサラリーマン世界の常です。そのような中、トップ間での人選は進みます。角菊事業部長は、自分の推薦順位の高いものから三名のリストを福田社長に提出するのですが、福田の顔はさえません。角菊には、福田の腹の内を読めないでいます。
 角菊事業部長は、次回の福田社長との人事ミーティングで、自分の考えをキチンと伝え、自分の提案が通るように、じっくりと考えた上で資料作成をしました。

【バックナンバー】
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950

【過去のタイトル】
 1.人選 
 1ドル360円時代 鶏口牛後 竹根の人事推理 下馬評の外れと竹根の推理 事業部長の推薦と社長の思惑 人事推薦本命を確実にする資料作り

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

>> もっと見る

 


■バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db
 


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■【きょうの人】 0926 ■ 安倍 晴明 平安時代の陰陽師 ■ 藤原 定家 歌人、『小倉百人一首』の撰者

2023-09-26 06:33:00 | 【話材】 きょうの人09月

 

  【きょうの人】 0926 ■ 安倍 晴明 平安時代の陰陽師 ■ 藤原 定家 歌人、『小倉百人一首』の撰者

 

 独善的な判断で、気になる人を選んでご紹介しています。

 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取って、日々の生活やビジネスに活かしてくださると幸いです。

 

 藤原 定家 歌人、『小倉百人一首』の撰者


 ふじわら の さだいえ/ていか
 応保2年(1162年)-仁治2年8月20日(1241年9月26日)

 平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての歌人で、公家でもありました。諱は「ていか」と音読みされることが多く、『小倉百人一首』の撰者で権中納言定家を称しました。

 藤原北家御子左流で藤原俊成の二男、最終官位は、正二位権中納言です。京極殿または京極中納言とも呼ばれました。法名は、明静(みょうじょう)です。

 平安時代末期から鎌倉時代初期という激動期に、御子左家の歌道における支配的地位を確立しました。日本の代表的な歌道の宗匠として永く仰がれてきました。

 『新古今和歌集』、『新勅撰和歌集』という2つの勅撰集を撰進したことはよく知られています。

 ほかに歌論書も数冊執筆していて、本歌取りなどの技法や、心と詞との関わりを論じています。

 歌人としても卓越し、家集に、六家集のひとつに数えられる『拾遺愚草』があります。

 定家自身の作で百人一首に収められているのは、「来ぬ人を まつほの浦の夕凪に 焼くや藻塩の 身もこがれつつ」が、よく知られています。

 『源氏物語』や『土佐日記』などの古典の書写・注釈にも携わりました。この際に用いた仮名遣いが「定家仮名遣」のもととなりました。

 建仁元年(1201年)に、後鳥羽天皇の熊野行幸に随行した折に記した『熊野御幸記』(国宝)は、定家の評価を高めています。

 

■ 安倍 晴明 平安時代の陰陽師


 あべ の せいめい/ はるあき/ はるあきら
 延喜21年1月11日〈921年2月21日〉- 寛弘2年9月26日〈1005年10月31日〉

 平安時代の陰陽師で、鎌倉時代から明治時代初めまで陰陽寮を統括した安倍氏流土御門家の祖です。官位は、従四位下・播磨守です。

 幼少の頃については確かな記録はありませんが、陰陽師賀茂忠行・保憲父子に、陰陽道を学び、天文道を伝授されたといわれています。

 960年(天徳4年)40歳で天文得業生(陰陽寮に所属し天文博士から天文道を学ぶ学生の職)でありました晴明は、村上天皇に占いを命ぜられていて、出世は遅れていましたが、占いの才能は既に貴族社会で認められていました。

 979年(天元2年)、59歳の晴明は当時の皇太子師貞親王(後の花山天皇)の命で、那智山の天狗を封ずる儀式を行っています。

 このころから花山天皇の信頼を受けるようになったようで、記録にしばしば晴明が占いや陰陽道の儀式を行った様子が見られるようになりました。

 花山天皇の退位後は、一条天皇や藤原道長の信頼を集めたようです。

 

◆ 【きょうの人】 バックナンバー

 歴史上で活躍したり、仏教など宗教関係の人であったり、ジャンルはいろいろですが、彼等から、学ぶところが多々ありますので、それをご紹介します。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/b57a13cf0fc1c961c4f6eb02c2b84c9f

◆ 【今日は何の日】は、毎日発信しています。

 一年365日、毎日が何かの日です。 季節を表す日もあります。 地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。 誰かの誕生日かも知れません。 歴史上の出来事もあります。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/b980872ee9528cb93272bed4dbeb5281

◆ 【経営コンサルタントのひとり言】

 経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うコンテンツで毎日つぶやいています。 

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a0db9e97e26ce845dec545bcc5fabd4e

【 注 】

 【きょうの人】は、【Wikipedia】・当該関連サイトを参照・引用して作成しています。


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