【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月18日 25 説得の質を高めて納得に導く B101
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。
竹根の会社のクライアントに社員向けの講話をお願いしたいと言われていました。
今日が、その日だったので、出かけてゆきました。
■ 25 説得の質を高めて納得に導く B101
こちら側の主張を、相手が全て同意してくるわけではありません。説得しようとこちらが躍起になっても、相手にその気がなかったり、それなりの事情がありますと、よい提案にも耳を貸してくれません。
難しい問題ほど、1回で、同意にたどり着こうとせず、時間や場所を変えて説得に努めます。それをステップを踏んで行う手順をご紹介します。
◇ ステップ1
まずは、相手の状況を再度見直してみて、その状況次第で、対応を考えてみましょう。
◇ ステップ2
相手に特別な事情がない場合には、双方の言い分を対照表に整理してみます。各項目に重要度や緊急性の評価欄を設け、点数を記入記します。
重要度や評価欄の値をもとに、重点順位順に並べ替えます。
◇ ステップ3
両者の共通点を検討し、それに付帯する項目を追記し、次回の面談時に、それを相手にぶつけて、理解を深めます。
◇ ステップ4
一方で、相違点につきましては、下記を検討します。
なぜ、相違してしまうのか、両者に歩み寄りの余地はないのか、
当方からの歩み寄りをするとしたら、どの様に相手にぶつけたらよいのか、
先方に歩み寄りをしてもらう場合には、どの様に相手に切り込むのか
◇ ステップ5
これらを、二度・三度と繰り返しているうちに、落とし所にたどり着くでしょう。
重要なことは、説得をするだけではなく、相手の納得に至るように努力をします。
相手に自分の考えを理解していただくためには、こちらからの一方的な押しつけではなく、上述のように、フレキシビリティをもった対応が基本です。
どのようなことがあっても、感情的になり、「何で俺の言うことをわかってくれないのだろうか」といきり立ったりしては、こちらの負けです。
相手を説得することは、ゲームのようなもので、こちらの戦略・戦術がよくなければ、相手を説得し、納得していただくことは不可能です。むしろ、ゲームとして、楽しむくらいのつもりで、共通相違比較表を改善していってはいかがでしょうか。
■【今日は何の日】
当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。
■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
◆ 東京に蘆花恒春園という庭園があります 918
東京の副都心新宿から京王線という私鉄が出ています。
各駅停車で15~20分ほどで」「芦花公園」という駅で降りて徒歩15分のところに蘆花恒春園という庭園があります。
「不如帰」で知られる文豪・徳冨蘆花が晩年奥さんと過ごした住まい跡を公園として開放しています。
四季を通じて、いろいろな花が咲きます。
桜の季節に、お茶を戴くのも良いですが、私は梅の季節に訪れたことを良く覚えています。
茶室が、梅の花にマッチしていました。
蘆花恒春園
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index007.html
■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業
「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」から独立して、最初から発信していたします。
私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
【これまでお話】
エピローグは、主人公である竹根好助(たけねよしすけ)の人柄を知る重要な部分でした。
親によるある教えで、超一流ではないものの上場商社に入社した竹根の若かりし、1ドルが360円の時代でした。
入社して、まだ1年半にも満たないときのことです。アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。社内では、誰が派遣されるのか話題沸騰です。若輩の竹根は推理小説でも読むような気持ちで、誰が選ばれるか、興味津々で推理を働かせました。
一方、竹根の信条のひとつに「サラリーマンとしての心得のひとつとして上司からの命令には逆らうなというビジネス書の教えをかたくなに守ってい」という頑固というか、意志堅固なところがあります。
人事というのは、競馬の予想のような下馬評が走り回るのがサラリーマン世界の常です。そのような中、トップ間での人選は進みます。角菊事業部長は、自分の推薦順位の高いものから三名のリストを福田社長に提出するのですが、福田の顔はさえません。角菊には、福田の腹の内を読めないでいます。
【バックナンバー】 https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950
【過去のタイトル】
1.人選
1ドル360円時代 鶏口牛後 竹根の人事推理 下馬評の外れと竹根の推理 事業部長の推薦と社長の思惑
■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
◆【経営コンサルタントの独り言】 ■ 東京に蘆花恒春園という庭園があります 918 ■ 毎日100トンもの流星が降ってくる
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