経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

■【経営四字熟語で目から鱗が落ちる】5ー05 一目瞭然 見せ方で結果が大きく変わる ~ 一見するだけで、誰でもがはっきり解る ~

2025-01-25 12:03:00 | 【心 de 経営】 経営四字熟語・名言

  ■【経営四字熟語で目から鱗が落ちる】5ー05 一目瞭然    見せ方で結果が大きく変わる ~ 一見するだけで、誰でもがはっきり解る ~   


 
  四字熟語というのは、漢字四文字で構成された熟語であることはよく知られています。お恥ずかしいながら、その四字熟語というのは、すべてが中国の故事に基づくものとばかり思っていましたが、実はそうではないことを発見しました。
 経営コンサルタントという仕事をしていますが、その立場や経営という視点で四字熟語を”診る”と、今までとは異なった点で示唆を得られることが多のです。「目から鱗が落ちる」という言葉がありますが、四字熟語を講演や研修の場で用いたり、自分の仕事や日常会話に活かしたりするようにしましたら、他の人が私を尊敬といいますとオーバーですが、自分を見てくれる目が変わってきたように思えたことがあります。
 四字熟語の含蓄を、またそこから得られる意味合いを噛みしめますと、示唆が多いですので、企業経営に活かせるのではないかと考えるようにもなりました。これを「目鱗経営」と勝手に造語し、命名しました。
 以前にも四字熟語をご紹介していましたが、一般的な意味合いを中心にお話しました。このシリーズでは、四字熟語を経営の視点で診て、つぶやいてみます。以前の四字熟語ブログもよろしくお願いします。

第5章 表現上手で説得力を向上
 世の中には、作家でなくても美しい文章を書いて、読者を魅了できる人がいます。アナウンサーでなくても、話し上手な人もいます。プロのナレーターでありませんのに、聞いているだけでほれぼれするような声や話方の人もいます。パワーポイントを使って、難しいことをわかりやすく説明してくれる人もいます。
 「話し上手は、聞き上手」という言葉を良く聞きます。「一を聞いて十を知る」という理解力の高い人もたくさんいらっしゃいます。一方、相手の言うことを充分に理解できなかったり、誤解したり、時には曲解したりして人間関係をこじらせてしまう人もいます。
 情報提供側として、上手な文章を書いたり、話したり、パワーポイントなどの作図技術など表現力を豊にしたいと願う一方、それとは別の立場で聴取する側におかれたときに、傾聴力をフルに活用し、相手の言いたいことを正確に聞き取れることは、私たちの日常に不可欠です。コミュニケーション上達法を四字熟語から感じ取りましょう。
 5ー05 一目瞭然    見せ方で結果が大きく変わる
      ~ 一見するだけで、誰でもがはっきり解る ~


「疑心暗鬼」は、人間関係を悪化しかねません。その対策の一つが「一目瞭然(いちもくりょうぜん)」です。「瞭」は、「明瞭」という熟語からも解りますように「はっきりしている様」を指します。「然」は、「自然」という熟語からも「ぜん」と読むのが一般的で、前に来る言葉をあわせて「状態を表す語」です。「紳士然としている」というような用例に見られる使い方です。因みに「然」を「ねん」と読むのは呉音読みです。「一目」は、そのまま「一目見て」という意味ですので、「一目瞭然」というのは「一目見ただけで、誰でもがはっきり解る」ことを指します。
 近年は、セミナーなどに行きますと必ずと言っても良いほど、プレゼンテーション・ソフトを利用している場に臨みますし、プレゼンテーションをする機会も多くなっていると思います。「一目瞭然」としたパワーポイント制作もあれば、わかりづらいものもあります。
 用いる言葉も、親しみやすい言葉を使い、難しい専門用語や横文字はできる限り控えます。幼稚園の子供でも解る言葉ということをしばしば私は使いますが、そのくらいやさしいことばでという意味で、内容やレベルを軽視しろというのではありません。
 あまり受けが良くなかったセミナー等の経験では、受講者と講師側が言いたいことにずれがあるときです。事前に打ち合わせをしていても、お恥ずかしながら、このようなことが起こってしまうことがあります。受講者の多くが事例紹介を求めています。自分の体験から紹介するようにします。受講者に合わせてるためには、パワーポイントはシンプルに作っておくと良いでしょう。単純で要旨を理解されやすいというメリットもありますが、受講者にあわせてレベルを変更したり、内容を雰囲気に合うように変えながら話をしたりしやすいからです。
 反応が良くない場合に、こちらに注意を強く引くためには、意外性ある事例を紹介したり、体験談を挿入したりして関心を引きつけるようにしてみてはどうでしょうか。反応が今ひとつ好ましくないときには、途中であっても、この後のストーリー展開を話してしまう方法があります。それにより、次のどの様な話の展開になるのかに関心を持ってもらえますと、目先の話がこれからどうなるのか、耳を傾けてくれます。
 セミナーなどでは、主催者が最後にアンケートを採りますが、印象的なクロージングを用意しておきます。大きな声では言えませんが、それにより最後は拍手喝采となり、アンケートのポイントも上がるかもしれません。その結果、次の講演依頼に繋がる確率が高くなります。
 昨今、セミナーでパワーポイントが使われないことはないと言えるほど、定着しています。私も職業柄、パワーポイントなしでは仕事になりません。一方、パワーポイントなしでも上手に人前で話のできる人に出会いますと、それだけで敬意を払いたいほどの感動を覚えることがあります。他方、セミナー等では、いろいろなレベルの人が受講されますので、できる限り多数の人に、多くを理解してもらうことを最重要課題の一つと考えています。
 相手の心に届くプレゼンテーションといいますと、二〇二〇年オリンピック招致の開催を勝ち取った東京の招致チームが活躍したことはまだ記憶に新しいです。スピーチライターに、ニック・バーレーを、プレゼンテーションにマーティン・ニューマンが起用され、聴衆に訴えかける伝え方が功を奏しました。
 プレゼンテーションとは異なりますが、裁判で、誰が見ても有罪判決が出るだろうと思っているにもかかわらず、予想外の判決が出ることがあります。弁護士の入念な準備と雄弁さが、このような結果を導く例と考えます。とりわけ印象的だったのが、片足を失った女性アスリートの感動的なスピーチでした。「癌で脚を失った」という言葉の後に四秒の沈黙があり、「絶望しました」と続きました。沈黙は金という言葉がありますが、スピーチとしては、ベストな仕上がりであったと思いました。
 因みに、雄弁な人を形容する言葉として「懸河之弁(かんがのべん)」という言葉があります。「懸河」は、「つるし懸けたように水が奔流する川。急な早瀬の川(広辞苑第六版)」という意味ですので、「とうとうと流れる大河のように、よどみなくスラスラと話す」という意味です。「一瀉千里(いっしゃせんり)」という類語もあります。「文章や弁舌にすぐれ、よどみなくスラスラと行く」という意味です。
「瀉(しゃ)」という字は「水の流れ」あるいは「水が流れる」とか「水が注ぐ」という意味です。土砂災害などで、「あっという間に泥水が流れてきた」などと被災者が良く言いますが、このように一気に流れ出す様子を「一瀉千里」と言います。これが転じて「ものごとが非常に早く進み、はかどる」という意味でも使われます。こちらは「一気呵成(いっきかせい)」という類語があり、やはり「素早くものごとを成し遂げる」という場合に用います。
 経営者の集まりなどで、自己紹介をする機会があると思います。与えられた時間内に、自社の概要、特徴、強味など自社商品・サービスを要領よく、懸河之弁のごとく説明する人が多いのに驚きます。そのような人というのは、与えられた時間が、一分の時にはこのように話す、三分や五分の時にはそれぞれ何処まで話すかということが身についているのです。
 いずれにせよ、事前準備が不可欠です。私は、「1:2:3:4」の割合で準備をします。コンセプトづくりに10%の時間をじっくりかけます。ストーリー作りに20%、パワーポイント制作に30%をかけ、残りの40%をリハーサルに投じます。制作したパワーポイントをストーリー展開に合わせてアニメーションで構成し、リハーサルをしながら、動作確認をするのです。この過程がストーリーが記憶に焼き付けることに繋がりますので、赤面症の私でも人前で堂々と話すことができるのではないかと思います。
 事前準備の一つとして、配付資料があります。資料と話す順序が一致しますと、プレゼンターも受講者も安心していられます。事前準備ができていますので話し始める前に「準備万端」と自分に言い聞かせ、「失敗しないか」という気持ちを起こさせないようにします。リラックスした姿勢で、脚を肩幅に拡げて立ち、身体を安定させて話し出しますと気持ちが落ち着きます。その後は、息をゆっくり吐きながら話すと喉の準備状態が万全となり酸素が自然と取り込めるようです。
 早口にならず、ソフトな声を出すようにしますと、自然とジェスチャーが出てきましたり、直立していた姿勢が、動きと共になめらかになってきたりします。自分が重要だと思うところは、パワーポイントもズームアップする動きにしておけば、自然と声も大きくなります。時には、やや音量を下げて、ささやくようにしますと、受講者が身を乗り出してきます。このようにして、パワーポイントとシンクロして、発声をして行きますと、話下手な私でも「大変よく理解できました」「わかりやすかったです」というような賛辞をいただけます。
 上手に話そうとか、見栄えのするパワーポイントを制作するなど、技に走らず、自分の思いを熱く語り、思いを届けるという気持ちを忘れて欲しくないのです。
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■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 1月24日 ◇年収3000万円 ◇「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 4-03 コンサルタントのタイプを知って依頼する ◇経営トップの変身術

2025-01-25 08:03:00 | 【小説風老いぼれコンサルタントの日記】

 

  ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 1月24日 ◇年収3000万円 ◇「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 4-03 コンサルタントのタイプを知って依頼する ◇経営トップは、このようにして変身せよ  

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。 

1月24日

 デロイト トーマツ グループは、過去3四半期決算の収益に基づいて算出した、2024年度における売上成長率の高かった日本のテクノロジー関連企業、上位50社をランキング形式で発表しました。
 第一位は、オンラインでのピルの診療・処方サービスなどを手掛けるmederi(東京都目黒区)でした。
 2位:人工衛星や人工衛星に搭載する精密機器、関連するソフトウェアの開発のQPS研究所(福岡県福岡市)、3位:電動キックボードのシェアリングサービスで知られるLuup社でした。
 その分野では、素晴らしい功績を上げている企業ですが、一部の人にしか知られていない点では共通しています。
 コンサルタント・士業でも、有能なコンサルタントと有名なコンサルタントは異なると平素、私が言っていることにも通ずるところがあるような気がします。
  出処: ITmedia NEWS

 若手を中心とした経営者・管理職の集まりに招聘されました。

 下記のようなテーマでお話しました。

 

■第4部 【あたりまえ経営のすすめ 経営支援編編】 コンサルタントを知る 1章 外部ブレインを使いこなせなくて経営者・管理職といえるか

 半世紀にわたる経営コンサルタント経験から、いろいろな事を体験し、コンサルティング現場で活かしてきました。
 士業・コンサルタントは、経営者・管理職に対して、いろいろな局面からの支援をしていくべきです。そのためには、経営者・管理職の立場も理解をしていなければなりません。
 経営者・管理職向けの情報に対して、「俺は、コンサルタントだ。経営者・管理職向けの情報など必要がない」という姿勢でよいのでしょうか。「裏を返せばコンサルティングに通じる」という発想を士業・コンサルタントがしますと、視野が広がると考えています。
 士業・コンサルタントも経営者・管理職も、フレキシビリティを持った発想が必要なのですね。
 このような視点で、第4部をお届けします。

 1章は、コンサルタントとは何をしてくれる職業なのかという視点で、士業・コンサルタントの本質を経営者・管理職に知っていただきたいと思います。

 裏を返しますと、それを理解でき、行動に移せる士業・コンサルタントがホンモノのプロといえるのではないでしょうか。

■ 第4部1章 3 コンサルタントのタイプを知って依頼する

 経営コンサルタントという職業があることは知っていますが、果たして経営コンサルタントというのは何をしてくれる人なのでしょうか?

 ここでは、これまでに経営コンサルタントを利用したことがない経営者・管理職向けにわかりやすく解説いたしました。

 一方で、すでに経営コンサルタントを利用しているがなかなか成果が上がらない経営者・管理職もいると思います。その様な人達の多くが経営コンサルタントの利用方法を間違えているからです。

 ここでは失敗しない経営コンサルタントの利用方法について考えてみましょう。


 まず、そのまえに、なぜ経営コンサルタントなど、経営の専門家と言われます外部のプロの力が必要なのか、再度整理してみましょう。

 グローバル化の時代とかスピード経営などと言われて久しくなりますが、この間の大きな変化は顧客ニーズの多様化とそれに対応できる経営の高度化の必要性に顕著に表れてきています。

 経営者のカリスマ性が叫ばれたこともありますが、経営の高度化に伴い経営の舵取りはますます難しくなってきています。

 経営者が描いている夢の実現には、一層高度な経営技術が求められてきて、スーパーマン的な一人の経営者だけでは持続的な企業作り(ゴーイングコンサーン)は、一部の例外を除くと不可能と言っても過言ではありません。

 一方で、バブルがはじけ、リーマンショック、コロナウィルス禍などを経験して以来、日本の経営者は、成果主義とか○○経営とかという最新の経営技術を取り入れようと一所懸命に努力をしてきました。

 ところが、その努力に反して、思わしい結果を得ることができず、日本全体の相対的な国力低下からグローバル市場での競争力低下などに繋がっています。多くの経営管理が、自信を喪失してしまっていて、日本そのものが萎縮傾向にあります。

 その様な中でも、元気な会社もあります。

 元気な会社に共通しているのは、目的達成のためのビジョンや理念が明確で、その達成のための計画とアクションプランがあり、それを使いながらノウハウの蓄積をし、そのノウハウを使ってさらに上を目指せる体質や風土といったものが定着しています。

 これを「持続できる仕組み」とか「温かい管理設備」といいます。

 企業が変革を行おうことを考えて、いろいろな書物を読んだり講演会などで話を聴いたりして、見よう見まねでやっても持続できなかったり、うまくいかなかったりします。

 見よう見まねで導入した仕組み・設備は、形だけの導入、すなわち「ハードウェア的導入」といえ、その運用である「ソフトウェア」が伴っていないからです。

 すなわち、仕組みや設備の導入は、知識ではなく利用・活用ノウハウが求められるのです。

 それを内部の社員だけで行おうとしますと、ノウハウが欠如しているだけではなく、企業にはびこっている企業風土や人間関係のしがらみという呪文に縛られてうまく機能しないのです。

 若手の社員が変革の良い提案をしたとします。経営者もそれは良い考えとその提案を受け入れようとして、その社員を含めたプロジェクト・チームを作り、いざ変革を始めてみました。

 ところが、提案した若手のやり方がその企業にとっては斬新すぎて、その会社ではやったことがないことから「前例がないから」とプロジェクト・リーダーに受け入れられないかもしれません。

 別の提案をしますと、「それは製造部門では受け入れられない」「○○常務の管轄ですので、われわれが口を挟むべきではない」などとまたしても人間的なしがらみが障壁となってしまいます。

 これではいけないとワンマン経営者が号令をかけても、社員のところまでその真意が伝わらず、社員が動かず、管理職は上と下との間に挟まれて身動きができません。

 このようなことがあってはならないのですが、経営コンサルタントなど外部の人間の言うことには意外と耳を貸すのです。

 いろいろな業界のいろいろな局面で鍛えられ、第三者的な中立的な意見を述べることが、経営コンサルタントの存在意義なのです。

 経営コンサルタントは、企業が持つ経営資源の有効活用を、企業の人達とともに進め、業績という結果に結びつけ、企業の持続的成長につなげます。

 

■【あたりまえ経営のすすめ】 バックナンバー

 あたり前の重要性を知る ←クリック

■【今日のおすすめ】

 【お節介焼き情報】 会議で反対する場合の代案の考え方

 「文章を書くことは、脳の活性化に繋がる」ということを聞いたことがあります。
 それを信じて、お節介焼き精神がうずき、毎日複数回、つぶやきとしてSNSに書くことにしています。
 老いぼれコンサルタントが、心も頭も老いぼれないように願って・・・

■【今日のおすすめ】

 【きょうのおすすめ】 あたりまえ経営のきょうか書 1 経営トップは、このようにして変身せよ

 情報過多の時代、自分が関心を持っているジャンルの情報だけでも多量であり、すべての情報に目を通すのは不可能です。
 自分にマッチしたブログで、さらにその中が細分化されていますと、欲しい情報にたどり着きやすいですし、新たな発見も得やすいですね。
 そのような情報を、発信することを続けたいと思っています。

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

  ■【今日は何の日】 1月25日 第一回冬季オリンピック開催 主婦休みの日

  ■【きょうの人】 0125 ■ 松平 定信  江戸幕府8代将軍・徳川吉宗の孫、寛政の改革 ■ 法然上人忌 「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば・・・ ■ 徳富 蘇峰 明治から昭和のジャーナリスト 蘆花の兄

■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業
 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
【最新号】
  【連載小説】竹根好助の経営コンサルタント起業7章 誘惑と模索 2 東京での仕事に復帰
【これまでお話】 バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

■ 年間報酬3千万円越が10年続くコンサルタント 124

「経営コンサルタントはどのように勉強するの?」「経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。

 毎月第4火曜日に「経営コンサルタントの本棚」という、日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍紹介のブログをお届けしています。

 いつぞやネットサーフィン(最近、この言葉もあまり使われなくなりました)をしていましたら、「コンサルタントで飯が食えている人はほとんどいない」という言葉を見て、ガックリしました。

 それもコンサルタントをめざす人に対して、コンサルタントでない人が書いているのです。

「世の中には、キチと仕事をして、きちんと収入を上げているコンサルタントもたくさんいるのですよ」とその方に教えて差し上げたい気持ちになりました。

 まじめなコンサルタントに対する侮辱のようにもとれました。

 自分の少ない体験が、すべてであるかのような言い方をする人が、残念ながら多い昨今ですね。

 「経営コンサルタントの本棚」で「コンサルタントの教科書」という、年間3千万円を稼いでいるコンサルタントの書いた本を紹介しています。

  http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/6e7e928c05d23faa00dd021ac17695e7

【経営コンサルタントの独り言】

 不況時には、中小企業だけではなく、大企業まで、苦戦を強いられます。

 そのような中でも、頑張っている企業もあります。

 年収3000万円も稼ぐコンサルタントもいます。

 このような時期には、経営者がひとりでもがいてもなかなか泥沼から這い出すことは困難です。

 外からロープを投げ入れてくれる人が必要です。

 コンサルタントなど経営の専門家の支援を仰ぐことも一策です。

 ただし、投資対効果、いわゆる投資パフォーマンスの良いコンサルタントの選別が必要です。

 適切なコンサルタントであれば、投資対効果が見合う、支援をしてくれるでしょう。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

  >> もっと見る

■バックナンバー   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db


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■【きょうの人】 0125 ■ 松平 定信  江戸幕府8代将軍・徳川吉宗の孫、寛政の改革 ■ 法然上人忌 「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば・・・ ■ 徳富 蘇峰 明治から昭和のジャーナリスト 蘆花の兄

2025-01-25 06:33:00 | 【話材】 きょうの人01月

 

  【きょうの人】 0125 ■ 松平 定信  江戸幕府8代将軍・徳川吉宗の孫、寛政の改革 ■ 法然上人忌 「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば・・・ ■ 徳富 蘇峰 明治から昭和のジャーナリスト 蘆花の兄

 

 独善的な判断で、気になる人を選んでご紹介しています。

 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取って、日々の生活やビジネスに活かしてくださると幸いです。

 

■ 法然上人忌 「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば・・・


 ほうねん
 長承2年4月7日(1133年)-建暦2年1月25日(1212年2月29日)


 法然は房号です。諱は源空(げんくう)、幼名は勢至丸、通称は「黒谷上人」・「吉水上人」、諡号は「慧光菩薩」・「華頂尊者」・「通明国師」・「天下上人無極道心者」・「光照大士」

 平安時代末期から鎌倉時代初期の日本の僧で、4月7日に現代の岡山県美作で生まれました。80歳で1月25日に歿しました。

 はじめ山門(比叡山)で天台宗の教学を学び、43歳の折、善導の観経疏によって開眼して浄土宗を開きました。

『選択本願念仏集』(『選択集』)を著述したりして、念仏を体系化しました。日本における称名念仏の元祖といえます。

 承安5年(1175年)、専ら阿弥陀仏の誓いを信じ「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば、死後は平等に往生できるという専修念仏の教えを説きました。

 浄土宗では、善導を高祖とし、法然を元祖と崇めている。

 浄土真宗では、法然を七高僧の第七祖とし、法然上人・源空上人と称し、元祖と位置付けています。親鸞は、『正信念仏偈』や『高僧和讃』などにおいて、法然を「本師源空」や「源空聖人」と称し、師事できたことを生涯の喜びとしていると言っています。

 

■ 松平 定信  江戸幕府8代将軍・徳川吉宗の孫、寛政の改革


 まつだいら さだのぶ
 宝暦8年12月27日(1759年1月25日)-文政12年5月13日(1829年6月14日)


 江戸時代中期の大名、陸奥国白河藩3代藩主で、老中を務めました。江戸幕府8代将軍・徳川吉宗の孫に当たります。

 1787年から1793年まで寛政の改革を行いました。定信は、田沼の政策の経済政策をことごとく覆したとしばし言われます。

 天明の大飢饉における藩政の建て直しの手腕を認められた定信は、天明6年(1786年)に家治が死去して家斉の代となりました。田沼意次が失脚した後の、天明7年(1787年)、徳川御三家の推挙を受けて、少年期の第11代将軍・徳川家斉のもとで老中首座・将軍輔佐となります。

 田沼意次の政治により、武士の世界は金とコネによる出世が跳梁しており、農村では貧富の差が激しくなり没落する貧農が続出していました。

 天明の打ちこわしを期に、幕閣から旧田沼系を一掃粛清し、祖父・吉宗の享保の改革を手本に寛政の改革を行い、幕政再建を目指しました。

 幕府財政の再建の為に、大胆な財政緊縮政策を行いました。田沼時代の運上金、冥加金の上納を引き換えとして特権を与えるなどといった商業資本重視の政策は、下層への搾取を生み、富商・富農の誕生を促進させたと判断した対応でした。

 一方で、農村で大量離村が発生したりして苦慮しました。対策として倹約や風紀粛清に尽力しました。福祉政策として、飢餓に備えて各藩で「社倉」「義倉」に穀物を備蓄するよう命じたりもしています。

 教育政策では、朱子学による学問吟味=官吏登用試験を行うことによって、幕府に忠実な封建官僚群を育成しようとしました。

 ヨーロッパの情勢が変化する中、定信は消極的開国政策を示し、ロシアなどの対外政策を実施しました。

 松平定信の改革は、一定の成果をあげましたが、その厳粛な厳しい政治に対する反発から失脚しました。

 

■ 徳富 蘇峰 明治から昭和のジャーナリスト 蘆花の兄

 とくとみ そほう
 1863年3月14日(文久3年1月25日)-1957年(昭和32年)11月2日)

 明治から昭和戦後期にかけての日本のジャーナリスト、思想家、歴史家、評論家。『國民新聞(現東京新聞)』を主宰し、大著『近世日本国民史』を著したことで知られる。

 平民の目線で政治に切り込むジャーナリズムは画期的と言えます。一方で、山縣有朋、桂太郎ら、当時の政治家とも密接な関係にあったといわれています。

 根津美術館の根津嘉一郎も、國民新聞の経営に参画していました。

 京王線沿線にある『蘆花恒春園』は、実弟である小説家・徳冨蘆花の旧居です。

山王草堂記念館
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/adb4e888e2e1d9e1e369cf8372c0e7a4

山王草堂庭園
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/4d832d9fa8e8d532216951ce6b812db7

 

◆ 【きょうの人】 バックナンバー

 歴史上で活躍したり、仏教など宗教関係の人であったり、ジャンルはいろいろですが、彼等から、学ぶところが多々ありますので、それをご紹介します。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/b57a13cf0fc1c961c4f6eb02c2b84c9f

◆ 【今日は何の日】は、毎日発信しています。

 一年365日、毎日が何かの日です。 季節を表す日もあります。 地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。 誰かの誕生日かも知れません。 歴史上の出来事もあります。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/b980872ee9528cb93272bed4dbeb5281

◆ 【経営コンサルタントのひとり言】

 経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うコンテンツで毎日つぶやいています。 

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a0db9e97e26ce845dec545bcc5fabd4e

【 注 】

 【きょうの人】は、【Wikipedia】・当該関連サイトを参照・引用して作成しています。


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■【今日は何の日】 1月25日 第一回冬季オリンピック開催 主婦休みの日

2025-01-25 00:03:00 | 【今日は何の日01月

 

  【今日は何の日】 1月25日 第一回冬季オリンピック開催 主婦休みの日

 


 

 一年365日、毎日が何かの日です。

  季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

  これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

 主婦休みの日

 1月25日は「主婦休みの日」だそうです。

  「三食昼寝つき」などと悪口を言われる主婦ですが、主婦には休日がないことを認めないと主婦がかわいそうです。「主婦の元気がニッポンの元気になれば」と女性のための生活情報紙を発行するサンケイリビング新聞社が、2009年に制定したそうです。

 因みに産経リビング新聞社がアンケートで調査をし、1月25日、5月25日、9月25日の三日間を「主婦休みの日」としているそうです。

 

 第一回冬季オリンピック開催

 今から90年近く前、1924年の1月25日は、第一回冬期オリンピックがフランスのシャモニーで開幕しました。

 冬のオリンピックで思い出されるのは平成10年の長野オリンピック。スキーのジャンプ団体戦で日本チームは金メダルを獲得しました。

 この時、選手ではなく裏で支えたジャンパーの存在をご存じでしょうか。西方仁也選手。前回のオリンピックに出場し、団体で銀メダルでした。長野県出身でもあり、何とか長野の代表になろうと努力しますが、選考大会では腰痛もあり夢が叶いませんでした。

 長野で与えられた役割はテストジャンパー。試験的に飛んでジャンプ台の安全を確かめるのが仕事です。「自分でなくてもいいじゃないか」複雑な思いを胸に長野入りします。

 団体戦の当日は早朝から大雪。1本目の競技は何とか行われましたが、雪が激しくなり、日本は4位と出遅れます。このまま競技が終了すれば、メダルには届きません。2本目の競技を行うかどうかは、テストジャンパーを飛ばして判断するとされました。

 テストジャンパーたちは「前回も悔しい思いをした、このまま終わらせてはいけない」「助走路の雪を固めるために早く次々に飛ぼう」「選手と同じ距離を飛ばないと安全確認できない」。それぞれ胸に秘め、飛んでいきました。

 最後のテストジャンパーは西方選手。「ここまで、みんなつないでくれた。今までで最も重いジャンプ」という想いを胸にゲートから飛び出しました。記録は123m、K点を超える大ジャンプでした。観客からの拍手は全くありませんでしたが、大きな仕事でした。2本目の競技を中止する理由は一切なくなったのでした。

  資料出典: J-NET21  

 

 その他

◇ 法然上人忌   ◇ 東京・亀戸天神うそ替え

 

(ドアノブ)

 

 


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