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■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する14 仕事の指示や依頼の心得   A726

2023-12-04 12:03:00 | 【心 de 経営】 あたりまえ経営のすすめ1 経営編

■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する14 仕事の指示や依頼の心得   A726
 


 

 日本経営士協会は、ご存知の方も多いと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。

 

 会員は、それぞれ異なった専門分野を持っていますので、経営士同士が競合するというよりは、専門外の分野で補完し合っています。これを「共業・共用・共育」といっています。

 

 コンサルティングという実務を通じて、いろいろな体験をしています。その体験を通して、みなさまに情報をお届けしています。


 

■■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する

 


 人は誰しも、諍いや争いなどのトラブルを嫌うのではないでしょうか。


 そのトラブルの多くは、ちょっとした言動が原因であったり、それが契機となって人間関係がこじれたりしているようです。


 かねてより、【心 de 経営】ということを基本に、永年コンサルティングをして参りました。「de」は、フランス語の前置詞で、英語にしますと「of」に近い意味合いであり用法であると認識しています。


「de」を、英語の「of」の意味で用いますと「心 of 経営」、すなわち「経営”の”心」となります。「de」を、そのまま、日本語の「で」に置き換えますと「心で経営」となります。


 ここでは、後者の「心で経営」に重点をおいて、経営に限らず、人間関係における「心づかいのあり方」を、平素の体験から感じるがままにを徒然に記述してまいります。それにしても、他人に優しくするには、自分に厳しくなければならないことを痛感しています。


 期せずして日本経営士協会理事長の藤原久子先生も、心を大切にすることを常々口にされています。理事長とお話している中で出てきたことを中心にまとめています。ある意味では、藤原理事長との合作といえるブログです。


 物事や人の心には多面性があります。お届けするブログが正論であるか否かは、皆様のご判断にお任せしますが、参考にして下さいますと幸いです。


 


 


14 仕事の指示や依頼の心得   A726


 ビジネスというのは、独りでやっていては効率がよくありません。たとえ、独立起業まもない頃であっても、奥様に秘書としての仕事を手伝ってもらったり、経理業務を担っていただいたりするだけでも、やりこなせる仕事量は全然異なります。


 私も経営士・コンサルタントとして独立起業したての頃は、社員を雇うには、先が読めなさすぎましたので、妻に手伝ってもらいました。


 たとえ妻であっても、協力していただいているわけですので、日常生活で亭主関白であっても、仕事の上ではパートナーという、同格の立場でいる意識を持つべきです。


 すなわち、「糟糠之妻」として、それを口に出さないまで、感謝の念を常に持っていることが肝要です。しかし、時には、感謝の言葉を発することを忘れてはならないと考えます。


 たとえ、社員を雇える身分になっても、あるいは会社の管理職として部下を持つ身になっても、人に指示・命令を出すときには、「お願いする」という気持ちを持って指示・命令を行うべきです。


 指示・命令の基本は、どの様な目的の業務なのかをキチンと理解させ、経験の浅い社員の場合には、簡単な方法や手順を示します。一方、中堅社員などの場合には、目的を説明したら、あまり細かい指示を出さない方が良いでしょう。


 いずれの場合においても、期限は明示します。期限前に、こちらから進捗状況を確認したりして、作業に首を突っ込むことは極力やらないようにします。


 しかし、経験の浅い人の場合には、それとなく進捗状況を確認するとか、中間報告をさせるとかして、方向違いの作業をしないようにチェックしなければなりません。


 結果報告や成果物の提出があった時には、まずは感謝の言葉を発することです。そして、是々非々の観点で確認し、場合によっては部分訂正をしてもらいます。


 私自身は、部下から、「平素は、やさしいけれど、仕事となると厳しく、ケアレスミスなどを起こしたときには怖い人」と陰口をたたかれていました。しかし、社内でのミスは許されても、顧客・顧問先に対しては、常に100満点の作業を行うことを基本とすべきです。


 一方、目上の人に対して、お願いするときには、相手の都合のよい時間帯に、都合のよい場所で会うのが原則です。熱意を持って、語りますと、こちらの依頼を引き受けて下さる確率は高くなります。


  (ドアノブ)

 



 

 

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