【ロジカル・シンキングがよく身につく】 6-7-340 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具 フレームワーク マトリックスを使いこなす リスキリング・ミニ講座
「筋の通った人生を送るためのリスキリング」
この度、日本人の多くが不得意としている論理思考力体得のための書籍「ロジカル・シンキングがよくわかる本」を、新規書籍に匹敵するくらい大幅改訂をして上梓することになりました。
ロジカル・シンキングを身に付けて、筋の通った思考をし、説得力ある表現力を身に付け、一歩上の人生を歩んでいただくことを祈念して、本書のご紹介をして参ります。
■7-3 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具
「ロジカル・シンキング」というと難しく感じるかもしれませんが、ビジネスパーソンの皆さんは、すでに何らかのかたちでロジカル・シンキングを使っているはずです。それを更に深めて行くには、自己流では限界があります。
■7-340 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具 フレームワーク マトリックスを使いこなす
第3章 ロジカル・シンキングの思考用具
3-1 ロジカル・シンキングのツール
3-2 ヒエラルキー・ツール
3-3 フレームワークでロジカル・シンキングを進める
3-4 フレームワーク マトリックスを使いこなす
3-5 フローツールでロジカル・シンキングを進める
ロジカル・シンキングを習得するには、❶論理基本、❷論理手法、❸論理用具の3項について体得するのが近道であることはお話済みです。
頭の中だけの思考では、MECEにならなかったり、抽象的であったりしがちでず。ここでは前章で紹介した様々な思考手法を手助けするためのツールを解説します。
ツールとして、まずはロジカル・シンキングと密接に関係する「ロジックツリー」が挙げられます。その他、フレームワークの代表的なツールである「マーケティングの4P」や、各種マトリックスのロジカル・シンキング的な利用法を学びます。そのほか、ロジカル・シンキングの助けになるツールについても復習しておきましょう。
「ロジカル・シンキングを習得するには論理思考用具を征服せよ」と言っても過言ではないほど、ロジカル・シンキング・ツールは重要です。
ロジカル・シンキング・ツールは、第二章と連携し、大きく3つのグループに分けて理解しますと、ロジカル・シンキングの活用がスムーズに進むでしょう。「ヒエラルキー・ツール」、「フレームワーク・ツール」、「フロー・ツール」です。
第三章「ロジカル・シンキングの思考用具」の4節では「フレームワーク マトリックスを使いこなす」と題してご紹介します。
フレームワーク・ツールは、既述のとおりフレームとマトリックスの2つに大別されます。
マトリックスは、表形式として、利用されているでしょうし、文書を見ますと必ずといっても良いほど、表が見られます。ロジカル・シンキングでは「マトリックス」と呼ぶことが多いのですが、表側と表頭にどのような頂目を持ってくるかによって、様々な組み合わせで活用できます。
ここでは単純、コンパリスン、オプション、加重のマトリックスとして分類し、ご紹介します。
マトリックスは、あまりにも誰もが知っていることですので、PDCAなどと同様に「いまさら」とおっしゃる方が多いです。PDCAなどと同様に、自己流での使い方が多く、誤った情報を伝えかねませんし、より良い情報の伝えかたのできるマトリックスがあるかもしれません。
大半のマトリックスが「標準(単純)マトリックス」と言われます。ご自身では気がつかないうちに、その他のマトリックスを利用されていると思いますが、用途により以下のように分類されています。
異なった複数の事象を、特定の条件で比較・整理した表を「コンパリスン・マトリックス」といいます。事象同士を比較する時に便利な作表法です。その時に単に比較するだけではなく、複数の事象の中から比較・選択をするようとの表を「オプション・マトリックス」といいます。その選択を補助するためにウェイト付けをした表を「加重オプション・マトリックス」といいます。
マトリックスは、縦横に次元の表利用ではなく、複数の次元で表現することが来ます。これを「マトリックスの多次元活用」といいます。さらにそれを応用利用するのが「多要素・多次元マトリックス活用」で、これにより複合思考できます。
マトリックスの形をした定型ツールも多く、ここでは、「ABCDセグメント戦略立案表」と「PPM分析」について、利用法も含めご紹介しています。
本節では、これらについてお話します。
■自己変革体験をベースにしたロジカル・シンキング書
ビジネスに役立つ論理的思考法「ロジカル・シンキング」が図解でよくわかる入門書です。2006年に本書初版を出版してから3回の大きな改訂を含む改訂を繰り返してきたロングセラー・ビジネス書の紹介です。
これまでは、本書出版の経緯と、類似他書外床が異なるかについてお話してきました。
ここからは「論理思考の必要性が高まっている」についてお話してまいります。
■ 本書執筆の契機
筆者は、必ずしも論理思考力を駆使して、商社マン10年、経営コンサルタント約半世紀を過ごしてきたわけではありません。むしろ、論理思考の必要性を痛感してきました。
そのために、業務を通して必死に論理思考力を身に付ける努力をしました。努力をしたといいますよりは、努力をせざるを得なかったのです。
その過程で、ロジカル・シンキングやクリティカル・シンキングが、論理思考を業務に活かせることを発見しただけではなく、ロジカル・シンキングそのものが論理思考力を身に付けるための強化ツールであることも発見しました。
■ 他書とどこが異なるか
論理思考に関する書籍はコーナーがひとつできるほど、いろいろな書籍が出ています。ロジカル・シンキングは、その中でも比重が非常に高く、従って既刊書の数も他の分類よりも多くなっています。
はじめに
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/692dfe619907f019f9a684c1add0698f
本書は、大きく、次の5つの点で他書と異なっているといえます。
①論理思考を不得意としている者が執筆している
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/a2aa5c16f1b08723ddf21c8a752259fe
②講演・執筆実績から内容が進化し続けている
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/acb4602f301f23a95cbbe7e6ded381d0
③筆者自身の思考力養成体験から執筆している
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/5050541b16a5cae084f732d87fc44b5e
④ハウツー本+トレーニングブックという性格を持っている
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/dc36796bde9414e31b8fc27090b6fb57
⑤ロジカル・シンキングだけではなくコミュニケーション力も重視
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/e6d3d4bb4f9f347885f339deef1111bc
■ 本書の内容
本書の目次は、下記のようになっています。
第1章 ロジカル・シンキングの基本と本質
第2章 ロジカル・シンキングの思考手法
第3章 ロジカル・シンキングで活用する便利なツール
第4章 ちょっと高度なツールでロジカル・シンキングに挑戦
第5章 ロジカル・シンキングによるニーズ把握
第6章 ロジカル・コミュニケーションで理解を得る
本書第1章から2章までは、論理思考力を高めるために、ロジカル・シンキングに不可欠な基本的知識を応用力として活かすには、なにが基本で、どの様な思考手法を「体得」したら良いのかという観点を重視しました。
第3章では、ロジカル・シンキングを行う場合に必要なツールについて、どのようなツールがあり、それをどのように使ったらより効果を上げられるのか、利用面からの分類と特質を詳説しています。
第4章以降は、ロジカル・シンキングを実務にどの様に活かすか、とりわけコミュニケーションを効果的に進めるには、ロジカル・シンキングを通した論理思考をいかに活かすかという視点で改訂しました。
本書は、単なる読み物として、あるいは参考書としてのロジカル・シンキングではなく、実務に使いながら、論理思考力を高められるように、「思考しながら体得する」をキーワードにして追補し、改訂しました。
■ 詳細情報・ご注文
書店でご注文して下さると幸いです。
アマゾンでも購入できますので、こちらからのご注文でも結構です。
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