【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 5月16日 元気な会社 「理念経営」が会社を成長させる 2a19-4516
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。
5月16日(木)
当ブログに「経営コンサルタントの本棚」というコーナーがあります。
今月の原稿が執筆を担当してくださっている酒井先生から今週初めに届いていました。
サッと目を通していましたが、本日、原稿の編集に取りかかり始めました。
私のシステム・シンキングとも無関係ではないので、興味を持って取り組み始めたのですが、その中身の濃さと執筆者の意図、先生の考え方など大変興味深いものです。
画像を組み込んだり、リンク資料のpdf加工をしたりと、いつもなら2~3時間で済む作業が、午前中で終わらず、午後までかかりました。
「大変な作業」というよりは、酒井先生の熱意の強さをヒシヒシと感じます。
4月号で、いいねがたくさんついたこともあり、このコーナーの愛読者にますます感謝、感謝です。
5月号も、是非楽しみにしていて下さい。
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私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私が企業で、何を観て、何を話すか、私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、コンサルタントとして、それを顧問先に活かしたいという考えのようです。
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竹根の部下が紹介してくれた企業は、遠方にあるので、オンラインでインタビューと社内見学をさせていただきました。
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◆【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 「理念経営」が会社を成長させる 2a19-4516
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自社の存在意義は何か。社会的な使命は何か。自社が事業を展開する目的は何か―。多くの企業が社是や社訓、経営ビジョンなどさまざまな形で、経営理念を掲げ、事業を展開している。会社を経営するうえで明確な理念を掲げることは非常に大切なことだ。日常の業務の中で、優先順位がはっきりするため、意思決定や社員の判断・行動がスピーディーになり、スムーズな経営が実現できる。顧客や従業員、株主などのステークホルダーに会社の姿勢が分かりやすく伝わり、企業価値を高める効果がある。
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理念を経営の基軸に据え、その実現を目指す経営手法を「理念経営」という。熊本市の住宅メーカー、S社は理念経営を重視し、成長した会社だ。「会社はお客様のためにある」。どこの会社にもありがちな経営理念だが、それをとことん追求し、成長の原動力にしてきた。社長のK氏は「この理念を貫いてきたからこそ今がある。守り続けることが肝心だと考えている」と強調する。
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S社は1964年、K氏の父が創業した。それから58年、熊本市内を中心に6000棟以上もの住宅を供給してきた。地元・熊本の生産者と連携し、独自の木材流通システムを構築。販売価格の適正化を実現するとともにシックハウス対策、耐震化に積極的に取り組み、顧客の高い信頼を勝ち取っている。儲けは二の次。社員の評価は受注よりも顧客満足度を重視する。他社の文句はいわない。会社の都合で契約はしない。他社から転職した社員は、"きれいごと"を本気で実践しようとする姿勢に「今でこそ当たり前になったが、最初は衝撃を受けた」と打ち明けた。
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「お客様を決して裏切らない」「損得よりも先に善悪を考える」。こうした経営姿勢は、警察官だったK氏の父親の正義感が原点となっている。契約後もアフターサービスなどで顧客との関係を継続し、熊本地震では、家屋の修復を他社に依頼せず、S社を頼りにした顧客が多くいたそうだ。ブレがない顧客重視の姿勢が評価された表れといえる。「経営理念がないと、儲けに走り、顧客を中心に物事を考えなくなる。経営をする上では、その方が楽かもしれないが、決して長続きはしない。そこで苦労をすることが成長の糧になる。あえて厳しい道を選択している」とK氏は胸を張った。
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【コメント】
「カスハラ(カスタマー・ハラスメント)」が話題となる昨今です。
「経営理念にこだわっていては激変の時代を生きていけない」という言葉も時々聞きます。
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しかし、S社は、「会社はお客様のためにある」という、あたりまえ経営が地に着いています。
「理念経営」を言葉にするのは簡単です。しかし、実践し、それを持続することは難しいことです。
時代を経て経営者や社員・従業員が代替わりしますと、それまで掲げてきた経営理念が形骸化してしまうことも少なくありません。
経営者自身が原点に立ち返り、経営理念を再確認するということがあたり前にできる価値を高く評価したいです。
時には時代にあわせてブラッシュアップすることも必要かも知れません。
社員一人一人にしっかりと理念を伝え、その理念に従って行動できるようにすることが経営者の重要な業務の一つです。
そうすることで、今まで難しかった経営課題がスムーズに解決できるようになるかもしれません。
経営理念は、経営判断の「ものさし」なのです。
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出典: e-中小企業ネットマガジン
■【今日は何の日】
当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
この欄では、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
■【今日は何の日】 5月17日 建長寺奥山半僧坊大権現大祭 ■ 三社祭は神輿の祭典 ■ 世界電気通信日 一年365日、毎日が何かの日
■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
◆ 斎藤道三の失敗から学ぶ 516
かつてある若い経営者から質問を受けたことがあります。彼の会社に近い業態の企業が倒産してしまいました。なぜ倒産してしまったのか、その原因を教えて欲しいと言う質問でした。
あまりにも安易に答えを求める、その姿勢が気に入りませんでしたが、成功事例を聞こうとするのではなく、失敗事例から学ぼうという、彼のその姿勢には共感を覚えました。後に、その経営者はわたくしのクライアントとなりました。クライアントとなってからもいろいろと質問をして来る事が多かったのですが、私はあまり直接的な答をすることをしませんでした。
彼は、私とのやりとりのやり方を次第に学び、彼は部下にもあまり答えを言わず、部下に考えさせるようになりました。しかも、成功事例よりはむしろ自分の失敗談などを社員に話すようになりました。成功事例から学ぶことも多いですが、私たちは、むしろ失敗事例から学ぶことが多いような気がします。
歴史から学ぶという言葉を聞きますが、歴史から学ぶ時に、成功事例よりもむしろ失敗事例から学ぶことの方が多いように思えます。歴史上、名将と呼ばれるような人たちも、いろいろな失敗をしてきました。そこから学ぶことは現代の私たちの経営にも繋がることが多いのです。
例えば「まむしの道三」と言われた戦国時代の名将がいます。道三は息子の義龍に家督を譲ります。しかし、家督を譲ったにもかかわらずいろいろと道三が口出しをしたり、義龍をバカにするような発言があったりしたため、義龍は道三と仲違いをすることになりました。
その結果、道三は、息子義龍と戦をすることになりました。家来達は、当主となっている義龍に味方するものが多く、最後には道三が破れてしまいます。
道三の失敗の原因として考えられることは、道三が、義龍を息子として見て、頼りなく思い、過小評価しすぎていたからではないでしょうか。
経営者は、自分の社員の評価を適切に行えなければなりません。社員の良いところを正しく評価して、働いていただかないと、社員は能力を充分に発揮することはできません。
■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17
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