【カシャリ!ひとり旅】 清水園庭園4 清水谷御殿 庭園園路 新潟県新発田市の名園
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが<笑い>、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
下手の横好きで続けていますが、その一環で訪れた名所旧跡・庭園等を順次紹介してまいりたいと思います。
清水園は、新潟県新発田市にある池泉廻遊式日本庭園です。新発田駅西口から、徒歩で10分ほどのところにあります。
清水園は、江戸時代に新発田藩により造られた庭園です。近江八景を取り入れ、中央には草書体の「水」の字をかたどった、大きな池があります。
池の周囲には、五つの茶室が点在しています。園内の中心となる建物である「清水谷御殿」は、約80坪もありますが、簡素な数寄屋造りの書院ですが、重厚感があります。これは庭園よりも歴史が古いそうです。
2003年に「旧新発田藩下屋敷庭園および五十公野御茶屋庭園」の名称で、国の名勝に指定されました。
清水園の庭園は、近江八景を表現した池泉廻遊式日本庭園です。池は、珍しい形をしています。心字池などと言われ、「心」という字をかたどったものが多いですが、ここは、『水』という字の草書体で描かれています。
四代藩主・溝口重雄(しげかつ)の時代に、幕府庭方であった茶人・縣宗知(あがたそうち)を招きまして、ここに庭園を造営しました。
池泉の周辺には、5つの茶屋があり、四阿はありませんが、腰掛待合がその代わりをしています。洲浜や中島、小滝など日本庭園に欠かせないものも揃っています。
新潟を代表する大名庭園のひとつといえ、下越を訪れる機会がありましたらお寄りすることをお薦めします。
【アクセス】
〒957-0056 新潟県新発田市大栄町7丁目9-32
JR白新線・羽越線 新発田駅より徒歩10分
開園時間:[3〜10月] 9:00〜17:00・[11〜2月] 9:00〜16:30
入園料: 大人 700円 小中学生 300円
清水園の中心的な建物が「清水谷御殿」です。寄棟造杮葺き平屋建ての極めて簡素な数寄屋風の書院で、約80坪あります。
江戸幕府に対する政治的な配慮から、簡素を旨としたと考えられます。当時の下屋敷の面影が色濃く残っているといえます。
清水園の庭園は、近江八景を表現しています。池は、珍しい形をしています。心字池などと言われ、「心」という字をかたどったものが多いですが、ここは、『水』という字の草書体で描かれています。
四代藩主・溝口重雄(しげかつ)の時代に、幕府庭方であった茶人・縣宗知(あがたそうち)を招きまして、ここに庭園を造営しました。
1946年に、北方文化博物館の分館となった時に、豪農・伊藤文吉により、全体的な修復が行われ、庭師・田中泰阿弥が庭園を復元しました。田中は、新潟県出身で、京都の世界遺産『銀閣寺』の出入り庭師でした。
清水園を復元した田中泰阿弥自筆の歌碑です。清水園修復に十年かかりましたが、その間に、蛙の鳴き声を詠んだものです。
2003年に国指定名勝に指定されたときに、五十公野御茶屋庭園とともに、「越後を代表する大名庭園である」と評価されました。
池泉を中心に、庭園内には遠路が続いています。
園路の飛石などが、庭園にアクセントをつけてくれています。
清水谷御殿 庭園園路
https://youtu.be/1gC3rzQ34_o 23分25秒
苑路(園路) えんろ
通路のことを「苑路(園路)」といいます。苑路を歩くことで、苑内を周遊できる庭園を「廻遊式庭園」といいます。桂離宮などがその最も速い時期に作られた例です。
身分の高い公家や天皇などの行幸のために特別に設けた苑路のことを「御幸道(みゆきみち)」といいます。茶亭への露地を兼ねて、途中に待合腰掛を設けたり、橋をかけたりすることもあります。
苑路の地面には、砂利や砂が敷かれたり、土表面をつき固めたりしたものがあります。飛び石や延段(のべだん)、階段などを使ったものなど、さまざまな彩りの植栽や灯籠、手水鉢を道の左右にしつらえ、四季折々のさまざまな変化をつけることもあります。見た目だけではなく、足触りにも変化をつけて、苑内周遊をより楽しいものにすることにも繋がります。
道の中央を蒲鉾(かまぼこ)のように盛り上げて水はけを考慮したり、高低差をつけたり、あるいは苑内での方向を変えたりして、変化を導き出す役割もしています。
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