経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

■■政府月例経済報告 4月13日(水)夕刊と明日の朝刊を読む経営のカンどころ

2011-04-13 16:58:14 | 【専門業】 経営コンサルタント成功法

 読売新聞によると、4月の月例経済報告で6ヵ月ぶりの下方修正と公表されました。東日本大震災直前までは景気は持ち直しているという見解でした。

 先行指標的には「当面は弱い動きが続くと見込まれる」という判断ですが、今回の震災の影響はそれほど生やさしいとは思えません。生産力の低下は、日本からの輸出だけではなく、海外の現地生産力の低下も来しています。日本以外からも調達できる部品他が、他国に顧客を奪われると、生産力が改善した時点でそれを取り戻すことは非常に困難です。

 日銀からは企業物価指数が発表されます。上記の月例経済報告と共に内容を精査したいものです。

 アメリカでは、小売業の売上高、企業在庫動向の統計値が発表となります。日本の個人消費が下方修正されている中、アメリカでの消費はどうなっているでしょうか。

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■■マーケティングで営業力アップ AIDMAの法則 Mについて

2011-04-13 14:46:27 | 【専門業】 経営コンサルタント成功法

     ■■■ 第三章 マーケティングで営業力アップ ■■■

      ~ 3-5-4 商談はAIDMAの法則 ~

■ AIDMAの法則 - 記憶させる     Memory

 多くのライバルの中から、わが社と取引したいと担当者が思ってもすぐに注文を

くれる会社はほとんどないでしょう。是非この会社と取引をしたいという欲求を

おこさせたら、それを忘れさせないようにします。相手にわが社のことを良く記

憶(Memory)していただくことです。

 このMは、Making Decision すなわち意思決定のMとも言われています。例えばブランドを記憶していただいただけではなく、このブランドの、この機種を購入しようという意思決定をしていただこうという段階でもあるのです。

 最も効果的な手段としては、商談など人的な行動によるプッシュ・マーケティン

グが挙げられます。一度の訪問で次の Action まで持ち込めると効率的です。取

扱商品や相手の性格など諸要素によりそれができたり、急いで注文を取ろうとし

て逆に商談が流れてしまう事もあります。この辺が営業活動の難しさです。

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■■連載小説 経営コンサルタント竹根好助の先見思考経営 08

2011-04-13 11:32:15 | 小説・先見思考

■■連載小説 経営コンサルタント竹根好助の先見思考経営 08

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【本書の読み方】

 この小説は、これまで経営コンサルタントが主役になった小説がなく、脇役的な存在であることが多い、経営コンサルタントが主役です。「経営コンサルタント竹根好助シリーズ」の第4作目で、400字詰め原稿用紙120枚ほどの中編経営コンサルタント小説です。

 本書は、現代情景と階層部分を並行して話が展開する新しい試みをしています。読みづらい部分もあろうかと思いますので、現代情景部分については【現代】と、また過去の回想シーンについては【回想】と表記します。

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■■ 1 親子のいさかい 4

【本書の読み方】

 本書は、現代情景と階層部分を並行して話が展開する新しい試みをしています。読みづらい部分もあろうかと思いますので、現代情景部分については【現代】と、また過去の回想シーンについては【回想】と表記します。

【回想】

「活版印刷機を買ったらどうかな。でも、金がないか。」

 いいアイディアだと思った育雄の顔が一瞬明るさを持ったがすぐにしぼんでしまった。

「いや、育雄、いや、常務、それは名案かもしれないな。」

「だって、親父、菊半裁の活版機でも相当するのじゃないかい?やっぱり無理だよ。」

「そりゃ、新品なら高いだろうけど、中古だったらどうだ?」

「ホウ、いいね。いくらくらいかね。」

「数百万円はするだろうけど、そのくらいなら銀行だって貸してくれるだろう。なにしろ終戦後すぐに銀行取引を初めて二十何年になるんだからナ。これまで、貯金はしても借りることなんか、一銭たりともなかったんだから。」

「だけどさ、親父、機械だけ買っても、うちで印刷機を使えるやつは誰もいないよ。活版機となると謄写輪転機っていうわけには行かないからな。」

「なあに、カナさんなら、何とかするさ。あの人の技術は天下一品だよ。機械が調子悪いときでも、なだめながら使い始めて、いつの間にか本調子にさせてしまうんだからな。」

 工場長の金山は、育太郎が会社を起こして数年たった時に、手刷りの謄写版印刷をさせるために雇って以来、印刷機とつきあってきている。

 育太郎は、後ろ向きなことをいう育雄をしかりつけながらも育雄の活版印刷に目をつけるなどの斬新な発想は自分にないよいモノを持っていると思った。

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■■ 21世紀勝ち残りの文化産業への期待 クールジャパンに乗り遅れるな No.8

2011-04-13 11:26:06 | 【専門業】 経営コンサルタント成功法

■■ 21世紀勝ち残りの文化産業への期待 クールジャパンに乗り遅れるな No.

【クールジャパン連載】

 日本の企業が21世紀に勝ち残って行くための戦略を、日本政府が標榜する「文化産業立国に向けて ~文化産業を21世紀のリーディング産業に~」という課題である「クールジャパン」に見てみようと思います。

 東日本大震災からの早い回復を願う経営者・管理職として、経営士・コンサルタントとして、あなたの生きる道が拓けるかもしれません。

1.「文化産業立国」「クールジャパン」のねらい

1-2 「文化産業立国」「クールジャパン」のねらい

1-2-3 新内需想像・雇用創出の可能性 2-2

「住」の分野は、日本の木造建築の技術は注目できそうです。これまで木工製品や嗅ぐなどは「北欧」というイメージが強かったですが、その分野での日本人の器用さはまだまだ発揮されていず、評価はあまり出ていません。運慶作の仏像がオークションで高額落札されたというニュースがありましたが、今後のクールジャパンにプラスの効果として活かすべきではないでしょうか。

「観光」の分野は、海外からの観光客数にはかつてほどの勢いは見られません。国民感情の問題が絡んだりしますが、中国からの観光客は多くの観光地で期待されています。観光地だけではなく、東京・秋葉原の電気街なども外国人で賑わっています。LCC(格安航空会社)は、海外からの観光客誘致に大きく影響してきそうです。一方で、海外からの観光客誘致だけではなく、海外への展開ももっと考えて行かないとクールジャパンの本来の目的を満たすことにはなりません。例えば、マレーシアに見る日本人のシルバー世代の長期滞在などが話題になっていますが、工夫次第で日本文化の海外紹介にも繋がるような動きも必要ではないでしょうか。

 工夫次第で、まだまだクールジャパンのまな板にのぼっていないテーマが散在しているようです。

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■■東京大学と世界ランキング 4月12日(火)経営士・コンサルタント日記

2011-04-13 09:09:38 | 新米コンサルタントの日記

 1877年(明治10年)412日、東京大学が日本最初の官立大学として設立されました。日本の最高学府として、一握りの人達のみが入学を許されていません。一方で、国際的にみて世界ランキングは十指に入らないという情報はさみしいですね。

 今朝の読売新聞に韓国のエリート大学学生の自殺が相次いでいるというショッキングな記事が掲載されていました。ランキングが高まるにつれ、成績不良学生への圧力が高まっているそうです。その重圧に絶えられない学生が悲劇の道を歩んでしまうというのは、将来ある身ですので、気の毒というか、悲しくなってしまいますね。

 東日本大震災による日本の経済への影響から、日本の国際地位低下が懸念されます。その中で経産省が中心になって動いている、クールジャパン、日本の文化戦略について、これまで書いて来た論文を見直し、新たな戦略へと内容の転換を考えています。

 現在、当ブログで連載をしていますが、このことを考えると筆が進まず、原稿量が少ない状態で掲載していて、読者の皆様には申し訳ないと思っています。「がんばれ日本!」という見地で見て行くと、そこに日本が目指す新しい道が見えてくるような気がします。いましばらくスローテンポになってしまいますが、その後は予定しているペースで書いてゆくつもりです。長い目で見てくださると幸いです。

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■■4月12日(火)夕刊と明日の朝刊を読む経営のカンどころ

2011-04-12 17:38:56 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言

 IMFの世界経済見通しで日本の成長率予測を下方修正したことは予測されているとは言え、さみしい気がしました。今年1月の予測値から0.2ポイント下げ、1.4%になりました。

 今回の東日本大震災による影響をどのように読むかで、この数値が妥当と診る人もいるかもしれませんが、この程度の下方修正で納まってくれることを願っています。

 一方、世界全体の成長率もアジア経済の好調さと東日本大震災の影響は小さいという読みから、前回の予測値を据え置き、4.4%としています。日本からの輸出の減少や現地生産への影響で、日本の国際的な地位の低下は否めないような心配をしています。

 今日は、日銀からは3月度の貸出・資金吸収動向やマネーストックが発表されます。同友会の桜井代表喚起の会見、経済企画協会からはESPフォーキャストの調査値が発表されますが、震災の影響をどう盛り込むのか、エコノミストの見方に興味があります。

日本工作機械工業会は3月度の受注実績速報値を、電子情報技術産業協会からは携帯電話・PHS国内出荷実数が発表されます。

アメリカでは財務収支、貿易収支の統計値が発表されます。

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■■ 経営コンサルタントを目指す人の“秘密”の近道

2011-04-12 16:17:57 | 【専門業】 経営コンサルタント成功法

■ 経営コンサルタントになる前に考えよう 

 

 経営コンサルタントになる方法は、経営コンサルタントとして何をやりたいかによって選択が異なると思います。

  まずは、経営コンサルタントとしてのドメインを明確にしましょう。

「経営コンサルタントという仕事はかっこよさそう」という理由だけで経営コンサルタントになろうとする人はいないかもしれませんが、はじめはそこから始まることも多いようです。

 しかし、決して安易にできる仕事ではないことを理解してください。経営コンサルタントといわれる人の半数は、年収が1000万円に満たないという統計があります。

 では、経営コンサルタントになる前にまず考えるべきことは何かというと・・・・・ <続


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■■連載小説 経営コンサルタント竹根好助の先見思考経営 07

2011-04-12 12:06:25 | 小説・先見思考

■■連載小説 経営コンサルタント竹根好助の先見思考経営 07

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【本書の読み方】

 この小説は、これまで経営コンサルタントが主役になった小説がなく、脇役的な存在であることが多い、経営コンサルタントが主役です。「経営コンサルタント竹根好助シリーズ」の第4作目で、400字詰め原稿用紙120枚ほどの中編経営コンサルタント小説です。

 本書は、現代情景と階層部分を並行して話が展開する新しい試みをしています。読みづらい部分もあろうかと思いますので、現代情景部分については【現代】と、また過去の回想シーンについては【回想】と表記します。

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■■ 1 親子のいさかい 3

【回想】

 育太郎は考え込んでしまった。育雄は、育太郎のそんな姿を見るのは久しぶりである。無言が何分続いただろうか、やおら育太郎が口を開いた。

「おまえ、何か考えはあるか?グタグタ言うのなら、何か建設的な提案でもしてみろ。」

 いきなりの反撃の言葉に育雄はたじろいだ。

「そりゃ、俺だって考えていないわけではない。親父が印刷にそんなにこだわるなら、俺だってアパート経営に切り替えるなんて、負け犬的な発想を貫きたくない。」

 なんだかだと言っている育雄であるが、具体策を持っていないことはお見通しである。育雄は苦し紛れに言葉を継いだ。

「例えばだよ、ゼログラフィー方式のコピー機を入れて、小ロット印刷をするとか・・・」

 アイディアに取り組むということは、たとえそれが思いつきであっても口に出しているうちに、いろいろな発想に繋がってくる。それが具体的になんなのかわからなくて歯がゆい気持ちにもなるが、何か出てきそうだ、という明るい気持ちになってきた。だんだんと育雄の気持ちが高揚してくるのを感じた。

「小ロット印刷で思いついたのだけど、親父は神田の出版社と付き合いがある。少部数の書籍の印刷なんてどうだろう。」

「昔ならともかく、今の時代大手の出版社がガリ版印刷の本を出すとは思わないよ。」

「それなら、大手ではなくてさ、ちっちゃな出版会社だっていいじゃないか。」

 育太郎は、育雄の発想を中断させないようにできるだけ言葉を出さないようにしている。

「そうだよな、これからはお客も昔みたいにガリ版刷りの印刷物なんか読まないよな。だからこそ、俺も親父に反発してきたのだ。これじゃ、堂々巡りか。」

 育雄も考え込んでしまった。

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■■パソコンの春モデル選び 4月11日(月)経営士・コンサルタント日記

2011-04-12 09:15:56 | 新米コンサルタントの日記

 中国で、日本製品が品薄感から値上がりしているというニュースがありました。電子部品不足から日本製品の輸入量が減少するだろうという読みからの動向のようです。

 それに対して、秋葉原を歩いて気になるのですが、日本のパソコン市場の動向はちょっと異なるように見えます。

 毎年、今の時期は新社会人や新しく大学生になった人で秋葉原は賑わうのですが、その賑わいが少ないように思えます。東日本大震災の影響か、不況の影響か、iPhoneなどの普及でパソコンニーズが少なくなっているのか、そこまではわかりません。

 一方で、今年の春モデルは、同等機能であれば昨年機種に比べてだいぶ安く感じます。社会人は、仕事に持ち歩くということもあり、ノ一トPCディスプレイがB5サイズから13インチくらいまでの選択が多いのですが、今年の春モデルではラインアップは、高機能低価格傾向にあるように思えます。メモリーも標準で2Gが装備されているのが当たり前なようです。

 デスクトップPCでは当たり前というか、もう少し上を検討するようなCPUコアi3など昨年では上位機種と思われていたものが安価に入手できる時代になって来たように思えます。

 今日は、出張中に溜まった業務を処理するのに追われてしまいました。その一環として嬉しいニュースがありました。大学生からメールが来て、経営コンサルタントになりたいのだが、という質問です。

 同じような質問は、ウェブサイトのQ&Aに掲載するほど過去にも何度もありました。だいたいが、質問事項を疑問文として投げかけて来るだけなのですが、今回の大学生はきちんと私のウェブサイトを読み、理解をした上で自分の考えを述べ、その上で私の意見を求めてきています。文章もきちんとしていて、好感を持てました。

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■■4月11日(月)夕刊と明日の朝刊を読む経営のカンどころ

2011-04-11 17:36:37 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言

 今日のカンどころは日銀支店長会議での白川総裁あいさつと経団連の米倉会長の会見でしょう。

 日本銀行の白川総裁は定例支店長会議のあいさつで、「日本経済は、震災の影響により、生産面を中心に下押し圧力の強い状態にある」と発言しました。経済は、生産面を中心に下押し圧力の強い状態が続くと厳しい見方をした反面、供給面制約の緩和が期待され、生産回復に繋がり、輸出増などから穏やかな回復に移行するだろうという、ホッとするような発言がありました。

 一方、政府の電力使用25%削減案に真っ向から反対している米倉経団連会長は、今日の会見で何を言うかにも興味があります。また、2月の機械受注統計が発表となり、白川総裁の上記の話のように3月11日以降の様変わりの基準値として、回復基調であっただけにキーとなる数値です。

 変わりダネのとしては、インドの鉱工業生産指数が発表となります。インドの製鉄業をベースにした鉱工業の直近の動向を知ることになります。

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■■ 一押しセミナー 経営コンサルタントになる“秘密”の道(大阪)

2011-04-11 14:44:58 | ◇経営特訓教室

■■ 一押しセミナー 経営コンサルタントになる“秘密”の道(大阪)

「経営コンサルタントになるのは難しい」「中小企業診断士に合格しないと経営コンサルタントにはなれない」「自分には、経営コンサルタントになるような力がない」などなどの理由から経営コンサルタント業が敬遠されがちです。

 経営コンサルタントという仕事は、決して楽な仕事ではありません。「経営コンサルタントになるには資金はいらない」という人がいますが、資金は必要です。では「どのような資金」がいるのでしょうか?

 経営コンサルタントになるには、何を準備すれば良いのだろうか、どのようにクライアントを集めるのか、顧問料はいくらくらいもらったら良いのだろうか、等々いろいろな疑問もおありでしょう。

 経営コンサルタント歴35年の経験から、経営コンサルタントになる近道、経営コンサルタントとして成功する方法などをわかりやすくご紹介します。しかし、それを知ったからと言って、明日から経営コンサルタントとしてバリバリできるわけではありません。

 それでもよろしければ、足を運んでください。

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■■連載小説 経営コンサルタント竹根好助の先見思考経営 06

2011-04-11 12:09:51 | 小説・先見思考

■■連載小説 経営コンサルタント竹根好助の先見思考経営 06

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【本書の読み方】

 この小説は、これまで経営コンサルタントが主役になった小説がなく、脇役的な存在であることが多い、経営コンサルタントが主役です。「経営コンサルタント竹根好助シリーズ」の第4作目で、400字詰め原稿用紙120枚ほどの中編経営コンサルタント小説です。

 本書は、現代情景と階層部分を並行して話が展開する新しい試みをしています。読みづらい部分もあろうかと思いますので、現代情景部分については【現代】と、また過去の回想シーンについては【回想】と表記します。

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■■ 1 親子のいさかい 2

【回想】

 時代も流れ、一九七〇年代に育太郎の会社に入社したての頃の育雄は、大手印刷会社での三年の経験と自分の会社とのギャップの大きさに辟易していた。育太郎が創業したラッキーは戦後二十五年以上がたったというのに、ガリ版刷り一本である。ガリ版印刷と言っても、さすがに創業時のように鉄筆で手書きというものではなく、文字はタイプ用原紙に、和文タイプライターで打って原盤を作成し、電動の謄写輪転機という機械で印刷する。時代遅れも甚だしく、国民の生活レベルが向上するにつれ需要も急速に落ちていった。

 育雄常務の問題に加え、育太郎は売上の減少にも頭を抱えていた。起死回生といわないまでも、従業員を養うだけの売上はなんとしても確保したいと考えていた。

 頭ごなしに怒鳴られた育雄であるが、戦後の混乱期に育太郎が不自由ない生活を家族にさせてきたことについては感謝をしているし、敬意も払っている。怒鳴られたとはいえ、感情的になっては、どんな方向に発展してしまうかわからないと懸念をした育雄は抑え気味に言った。

「親父、このままではいずれ倒産だよ。」

 怒鳴り声を上げた育太郎であるが、さすが年を重ねているだけあって自分の気持ちをコントロールすることができる。

「印刷は、日本の文化を支える重要な産業だ。そう簡単に会社を倒産させてはならない。」

「だけど、売上は落ちているし、このままじゃ絶対に生き残れないよ。一層のこと工場をつぶしてアパートにでもした方が親父の老後は安泰だろう。」

「印刷屋をやめて、おまえは何をするつもりだ。」

「俺か、俺はまたサラリーマンに戻るさ。」

「一旦会社を辞めて、履歴書に傷がついた人間なんて、おいそれと雇ってくれるところなんて見つからないよ。それが日本の社会構造なのだ。」

「社会構造とは、大げさだな。とにかく、このままじゃだめだ。親父の印刷に対する文化論は、俺も賛成だ。だけど、これからどうする気なのだ。」

「まだまだお客さんだって、うちの仕事に満足している。その気になって探せば新規のお客さんだって開拓できる。」

「何言ってんだよ、親父、これからはお客さん自身が、簡単な印刷物は内製化していくよ。」

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■■ 21世紀勝ち残りの文化産業への期待 クールジャパンに乗り遅れるな No.6

2011-04-11 10:31:28 | 【専門業】 経営コンサルタント成功法

■■ 21世紀勝ち残りの文化産業への期待 クールジャパンに乗り遅れるな No.

【クールジャパン連載】

 日本の企業が21世紀に勝ち残って行くための戦略を、日本政府が標榜する「文化産業立国に向けて ~文化産業を21世紀のリーディング産業に~」という課題である「クールジャパン」に見てみようと思います。

 東日本大震災からの早い回復を願う経営者・管理職として、経営士・コンサルタントとして、あなたの生きる道が拓けるかもしれません。

1.「文化産業立国」「クールジャパン」のねらい

1-2 「文化産業立国」「クールジャパン」のねらい

1-2-2 新内需想像・雇用創出の可能性 1

 政府の見解によると、文化産業による新たな内需創造・雇用創出の可能性はあると考えているようです。衣・食・住・観光をはじめ国民生活に関わりの深い分野への波及効果は大きく、新たな内需創造・雇用創出の可能性があるという見解です。政府見解を以下に紹介しておきます。

「衣」の分野では、不況下にもかかわらず若者ファッション、女性ファッションは活況です。今後は、若者を中心に消費が拡大します。

「食」の分野では、日本食レストランが成長すれば、海外でも日本の食材、食器などにも大きな波及効果が望めます。

「住」の分野では、省エネ・耐震性に優れた日本の住宅産業の成長は、多くの建材住宅設備メーカーにも波及効果があると考えられます。

「観光」の分野では、地域のエッジの立ったコンテンツ(食など)で観光客にアッピールし、地域経済の活性化に繋がると考えられます。

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■■ブログは毎日書く 4月10日(日)経営士・コンサルタント日記

2011-04-11 09:04:13 | 新米コンサルタントの日記

 内閣府認証特定非営利活動法人・日本経営士協会・九州支部での仕事を終わり、早朝のフライトで東京に帰るために福岡空港にきました。多少時間があり、前日の日記をブログに投稿しました。

 まだまだ固定的な読者を獲得して切れていないこともあり、投稿数が少ないと訪問者の数も減ってしまうことを実感しました。平素のペースより30%以上もページビューが減ってしまいます。ブログを投稿しなくても70%近くの方が訪問してくださると言うことはありがたいことです。

 反面、ブログを書いていれば見てくださる率も高いことがわかります。楽しみにしてくださっている読者の方にできる限り今後もブログを書き続けたいと、読者への感謝を込めて再認識しました。

 ところで、1946年(昭和21年)の410日に、はじめて日本女性が参政権を獲得しました。それを記念して1949年に「婦人の日」が定められました。1998年(平成10年)には、その名所が「女性の日」に改められ、この日から1週間を「女性週間」と呼びます。女性の社会的地位の向上と意識変革のための運動が開催されます。

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■■ パソコントラブル解決ヒント 普段からの心得 はじめに

2011-04-10 12:10:06 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言

   ・・・ 当ブログの発行ポリシー ・・・

 日本製のパソコンが生まれていない時代に、アメリカからパソコンを担いで帰国しました。文系出身の私ですが、市販書もなく、試行錯誤でパソコンをいじったのがきっかけで、ソフトバンク様を始め、日経BP様など多数からパソコン関連書籍を出版してきました。

 自慢話をしたいのではありません。むしろパソコン利用面での失敗経験は、多分読者の誰よりも長く、また誰よりも多いのではないでしょうか。その恥ずかしい経験をさらしながら、皆様に私と同じような失敗をして欲しくないという強い思いから執筆をしてゆきます。

 初心者にわかりやすく説明するために、「厳密な意味では正しくない」というようなことでも書いて行きたいと思います。また、もっと詳しく書くべきところでも、混乱を避けるために、独断と偏見で判断して必要以上のことを書かないこともあるでしょう。

 おしかりを受けながら、継続して行きたいと思っています。皆様の温かい心で見守ってくだされば幸いです。

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