kenharuの日記

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上野

2011-12-19 | 野鳥

ピント調整に出したカメラとレンズを引き取りに、上野まで出かけた。
電車を下りて、途中にある不忍池に立ち寄る。
越冬のカモたちの様子を見るためだ。

予想通り、数が少ない。
ここも冬鳥の飛来が遅れているようだ。
「鳥や魚に餌をあげないでください」という看板の近くで、並んで餌やりをしている観光客たちが居た。
不忍池の餌づけには驚かされる。

まずはスズメたち。


スズメも野生だから警戒心はある。
しかし、警戒心を抑えて人に近づいたスズメがご馳走にありつくと、それを見た他のスズメも危険を冒す。
それがだんだんエスカレートして、とうとう手乗りスズメになってしまったのだ。
なぜか、一番奥のおじさんが警戒されないようで、沢山のスズメが群がっていた。

「このおじさんは安心だから、みんなおいで!」
1羽のスズメが手招きして仲間を呼んでいる。
なるほど、集まるわけだ。

驚いたのはこれ。

慌てて撮ったからピンボケだが、オナガガモのオスが手から直接に餌をもらった瞬間だ。
ボクはオナガガモのメスに、後からズボンの裾を引かれた経験がある。
広小路の路地に入れば、袖を引く兄さん姉さんたちが居るし、さすがにここは上野だな。

地方であれば、数十メートル離れた距離でしか観察出来ない種類のカモが、足元の道端で寝ている。
羽毛に顔を埋めた寝姿を、見下ろしで撮った。

しかし流石に野生。眼だけは開けて油断無くボクをうかがっている。
ところで、これは誰?(バードウォッチャーへのクイズです)

コサギが小魚を捕っていた。

すぐ傍で見ていても、全く意に介さない。

まるで動物園のような不忍池を後にして、上野3丁目まで歩き、キャノンでレンズとカメラを引き取ると、リュックが一気に6kgも重くなった。
もう歩き回る気にはなれない。
仲御徒町駅から地下鉄に乗り、まっすぐに自宅へと向かった。

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