「モシモシ・・・大きなサバが・・・」
昨日の午後、通信状態の良くない電話が入った。
釣りが趣味のキャンピングカー仲間が、海上からくれた電話で、外道で釣れたサバが要らないかという用件だった。
先日貰ったカワハギもそうだが、釣りたての新鮮サバはめったに手に入らない。
もちろん、二つ返事。
その数時間後、友人が生きのいいサバを届けてくれた。
弓なりに反った魚体が、カチッと固まっている
旨そうな死後硬直だ。
よし、好物のシメ鯖にしよう。
サバは硬直している間の、コリコリ食感が旨い。
人間も魚も30時間を過ぎると死後硬直が溶け始める。
すぐに食べたいので、四分の一だけ刺身にし、晩酌の肴にした。
硬すぎるほどの歯応えがたまらない。
死後硬直はおいしい。
切りはずしたアラは味噌煮。
酒とミリンだけでサッと煮て、ミソを溶かし込んだ。
これも旨い肴になった。
そして、いよいよ今朝。
酢でしめたサバを冷蔵庫から出して、皮を剥いだ。
毛抜きで細骨を抜こうとしたが抜けない。
ラジオペンチで引っ張っても、なかなか抜けない。
抜けずに、ちぎれてしまうのもある。
筋肉が固まっているのだ。
恐るべし死後硬直。
こんな風に、今日は朝っぱらから、コリコリのシメ鯖。
ごちそうさま♪
友を選ぶなら釣り人に限る(笑)