kenharuの日記

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山形県を通り抜ける

2017-10-03 | 旅行記
道の駅「あさひまち」の朝は濃霧。

外に出ると、空気が少し煙たい。
稲わら焼きのせいである。

10月上旬に国道13号を南下すると、秋田県から山形県に入ったとたんに、空気が悪くなる。
秋田は稲わら焼きが禁止されているが、山形は禁止されていないらしい。

それを知らない頃、山形入り直後にカミさんが喘息発作を起こし、真夜中に峠越えをして宮城県側へ逃げ出したことがある。
天童、山形、米沢などの盆地は、上昇気流の無くなる夕方から夜にかけて、煙が盆地内に滞留する。
喘息持ちの山形県民には気の毒なことである。
急な発作に襲われて呼吸困難に陥り、突然死する喘息持ちは、毎年2000人以上も居るらしい。

安全のため、今日は一気に秋田まで走ることにした。
国道13号は稲作地帯を通るので、山形市を迂回し、西側の国道287号を北上した。
その後は尾花沢と新庄をノンストップで通り抜け、秋田県湯沢市の駅「おがち」まで走った。

ここまで来れば、もう大丈夫である。
道の駅で一休みし、周辺を散策。
秋田美人の元祖、小野小町の生誕地だという、小町堂をお参りした。
真剣に手を合わせるカミさん。

今さら遅いぞ。

今日の温泉は羽後町の「としとらんど」。

公募で選ばれたという、ボクら向きの名前である。

おまけに、売店のお勧めは「若返りまんじゅう」。

浴室は広くて、大窓からはアルカディア公園を見下ろせる、気持ちのよい温泉だった。
入浴料金は400円だが、5時を過ぎれば300円になる。

温泉裏のアルカディア公園を散策した。
大きな蓮池には木造帆船が浮かんでいた。

朽ちかけているため乗船禁止。
進入禁止を犯して乗り込めば、船底を踏み抜いて蓮池に沈むと言われた。
アルカディアは極楽という意味らしい。

今夜のねぐらは道の駅「うご」。

ここもまた、出来立てピカピカの新駅である。
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