kenharuの日記

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標高2156mからの絶景

2010-04-10 | 旅行記
道の駅「風穴の里」の朝。
見事に晴れ上がり、雪のアルプスがクッキリと美しい。

北アルプスを越え、岐阜県側へ。
残雪の安房峠を抜けて国道158を右折、新穂高温泉へ向かった。
午後は雲が出るというので、急いで新穂高ロープウェーに乗り、標高2156メートルまで上った。


晴天無風で暖かい。
空気が澄んでいるから、どこまでも見通せる。
西穂高口駅の屋上展望台に立った人たちは、みな歓声をあげていた。
この小さな繋ぎ写真では、迫力が伝わらないのが残念。



目の前に笠ヶ岳がそびえ、その右に槍ヶ岳がクッキリ。
双眼鏡を覗くと、奥穂高の頂上を目指す登山者の人数が数えられる。
遥か遠方には、少しだけ雲のかかった白山。
面白いことに、諏訪の「木落とし」見物をあきらめたから、この絶景が見られたということになる。

カミさんと、駅周辺の雪道を散歩してから、帰りのロープウェーに乗った。


次は奥穂高温泉の露天風呂へ。
真昼なので、客は我々だけ、女風呂のカミさんと塀越しに会話しながら入浴した。


国道158に戻り、高山市の道の駅「ななもり清見」に入った。
今日はここでP泊だ。
途中の道端で摘んだフキノトウを豚肉と炒め、春の香りプンプンのオカズを作った。
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戦わずに敵前逃亡

2010-04-09 | 旅行記
今日は午後1時から、御柱を山の急斜面から落とす「木落とし」がある。
それを見物するために、諏訪湖のP泊を一日延長した。

かなり早めの8時に、湖畔の臨時駐車場(一日券500円)にクルマを入れた。
木落とし会場行きのシャトルバス乗り場を見ると、早くも長蛇の列。
駐車場の仮設トイレにも長蛇の列。
ただ事ではない雰囲気だ。

昨日は「木落とし」の現地を下見に行った。

写真は下見で撮った木落としの斜面だ。
斜面の下は国道で、すぐその下は深い渓流になっている。
川を挟んだ対岸に、観客席が造成されているが、予約が無ければ対岸に渡れない。
この狭隘な渓谷に10万人もの観光客が集中するらしい。

一般客が木落としを見るには、国道か、狭い斜面の裾に立たなければならないが、斜面を見通せる場所は狭くて、そのエリアに入り混むのは不可能に近いだろう。
路上は満員電車並の人混みになり、身動きがとれないまま、木落としが終わってしまいそうだ。
ネット検索すると「一般客が木落としを見ることが出来たら尊敬します」という書き込みがあった。

家族会議(二人)の結論は「見物中止、即時撤退」。
見物をあきらめて、入ったばかりの駐車場を出た。

国道19号を北上して松本市へ。
桜が咲き始めた松本城と旧開智学校を見物した。

木落としとは違って、のどかなものだ。


昼食は松本名物の山賊焼き。
山賊焼きというのは、簡単に言えば「鳥の大きなカラアゲ」。
なかなか美味しいが、味もカラアゲだ。
元祖を自称する河昌で食べた。


市内でブラブラ時間つぶしをしてから、浅間温泉の共同浴場「仙気の湯」に入浴。
入浴料金は、銭湯よりも安い250円。


P泊は、松本から高山へ向かう国道158号の途中にある、道の駅「風穴の里」。
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愛嬌ある石仏

2010-04-08 | 旅行記
これは諏訪大社春宮近くにある、万治の石仏。
大きな丸い岩を仏の身体に見立てて、その上に頭を載せただけの、粗末というか、素朴な仏像だ。
愛嬌があり、眺めていると心が安らぐのが好ましい。

350年も前に作られたもので、一時は大社の鳥居の石材にされそうになったこともあるそうだが、岡本太郎が絶賛してから有名になったらしい。
太郎氏は自分の同類を褒めたんじゃないかな。

看板を読むと、願い事をつぶやきながら石仏のまわりを3回まわり、合掌して「よろず治めました」と唱えれば、願い事が叶うと書いてある。
「今年は運が悪いから」と、カミさんがグルグル回り始めた。
そういえば今年は、年初からツキが無い。
家族の健康面でも不安なことが続いたし、細かなことで「ツイてないな~」というのが随分と多い。
不信心なボクも、カミさんを追いかけるように歩きだして、3回まわってワン!とやった。


ところが・・・
夕方、すわっこランドに入浴しようとしたら休館日。
それなら「日本で唯一の、百貨店にある温泉」だという、「なごみの湯」に入ろうと行ってみたら、駐車場の高さ制限でキャンピングカーが入らない。どうしようかとマゴマゴしているうちに、入浴受付時間が終わってしまった。
あの石仏、愛嬌はあるが力不足だ。


この写真は諏訪大社に立ててある「御柱」。
諏訪は御柱祭りの真っ最中で、7年ぶりに新しい柱が切り出され、山から運び出されている。
明日はその「木落とし」を見物するつもりでいる。
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諏訪湖へ

2010-04-07 | 旅行記
最高のP泊場所であるフルーツ公園を後にして、道の駅「にらさき」の先まで走った。
山高の神代桜を見物しようと、実相寺前の駐車場に車を入れた。
たった10分の見物のために、一日分の駐車料金500円を取られる・・いつも理不尽を感じる瞬間だ。

これが樹齢2000年、日本最長老の桜。

巨木かと思ったら、そうではなくて、ほとんど朽木。
ヒガンザクラの仲間らしいが、どうやって樹齢を推定したのだろう。
ボクの感覚では、簡単に信じられる数字ではない。

20号線を諏訪方面に走り、道の駅「はくしゅう」で名水を汲む。
ここは買い物が便利で、日帰り温泉も近いから、P泊向きの駅だ。


お次はサントリーの白洲蒸留工場の見学。

見学者にはハイボールと水割りの試飲が振舞われる。
これが目当ての観光客も多いようだ。
運転手は飲むなと言われたので、カミさんが全部飲んだ。
試飲の風景。


さらに20号を下り、諏訪湖に到着。
早速、お仲間から薦められた片倉館の千人風呂に入る。
片倉館は昭和3年に作られた、歴史的な温泉大浴場だ。
これが建物。

これが浴槽。

浴槽は単純なプール形状で、深さ120センチぐらいの立ち湯。
浴槽の底は、一面に玉石が敷き詰められている。
玉石は底に埋め込んであるのではなく、放り込んであるだけだ。
女湯の客はカミさんだけだったそうで、「水中ウォーキングしながら足裏健康法が出来た」と喜んでいた。
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花見日和

2010-04-06 | 旅行記
今日は晴天、花見日和。
地元民に教えてもらった、一宮町の花見台に登った。
平地では満開の桃が、ほんの少し標高を上げただけなのに、完全なツボミ状態で、ガッカリ。

クルマのすぐ前はツボミの桃。
遠くの平地は一面に桃色の絨毯になっているのだが、モヤのため、この写真ではわからない。

高台を降りかけると、たちまち桃花がほころびはじめる。
空き地にクルマを停め、窓に花畑とアルプスの雪山を入れて休憩。
昨日桔梗屋で買った信玄餅でお茶にした。


お次は甲府盆地の反対側の高台にある、フルーツパークへ移動。
ここからの、甲府盆地の眺望は素晴らしい。
写真が小さいのでわかりにくいが、ピンク色は桃の花だ。


甲府盆地の眺めを車窓に入れて昼食。
食後はカメラをぶら下げて、公園内を散歩した。
桃の花にとまっているモズを発見して撮影。
花見のつもりが、また鳥見になってしまった。


「新日本三大夜景」という表示があり、ここは夜景も素晴らしいようだ。
公園内には、夜景を見ながら入浴できる「プクプク温泉」がある。
予定を変更して、今夜はここに泊まることにした。

日没後はプクプク温泉に入り、露天風呂から夜景を堪能。
風呂上りには、夜景を車窓に入れて、二人で大宴会。
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終日の雨

2010-04-05 | 旅行記
今日は雨。
屋根のある所で遊ぼうと、桔梗屋の工場に行った。
観光バスが次々に入ってきて、アウトレット売り場は大混雑。
おなじみの信玄餅などが半値で売っていたが、どれも賞味期限まぎわのものばかりで、土産にはならないし、二人で食べるには多すぎる。
それよりもまず、ボクらには食べたいお菓子が無かった。

雨の日は温泉が一番だ。
石和まで走り、石和常磐ホテルで、のんびりと日帰り入浴した。
昼時なので泊り客も見当たらず、広い浴場を独り占め。

風呂上りには「小作」のほうとうで昼食にした。
スープがしょっぱかったが、まあまあ美味しかった。


車窓から見える道路わきの桃畑は、ほぼ満開になっている。
ほかにやることも無いので、釈迦堂付近の高台に登ってみたが、雨とガスとに遮られて、桃色の絨毯は全く見えない。
花は明日の楽しみに回し、再び石和温泉へ走って、本日2度目の入浴。
湯あたりしそうだ。
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富士川ふるさと工芸館

2010-04-04 | 旅行記

道の駅「しもべ」の朝。
駅舎のある駐車場をたった1台で独占し、超静かな環境で熟睡した。
夜間は導入路のゲートを半分閉めるので、車が入って来ないからだ。
もしかしたら、夜は退出しなければいけなかったのかな・・・

まずは親戚の紹介で、下部温泉旅館の朝風呂に入った。
それから道の駅「富士川ふるさと工芸館」へ。
この道の駅は、富士川を見下ろす美しい公園内にある。
日曜なので、満開の桜を見物する親子連れが多い。




公園内では切り絵のイベントがあり、親戚の案内で4ヶ所の展示館を見て回った。
薄暗い古民家を利用した展示館には、バックライトで鑑賞する切り絵があって、これがユニークだった。
バックライトが切り替わると絵が替わる、トリッキーな作品には感心。撮影禁止だったのが残念。
その後、和紙の工芸館を見学した。
いつもは花鳥風月の遊びばかりだが、今日は久し振りの文化的な遊びだったので、退化しかけている前頭葉が刺激された。

スーパーで食材を仕入れし、P泊は道の駅「とよとみ」。
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身延山周辺

2010-04-03 | 旅行記
夜通し大型車がやかましかった。
遠くのアイドリング音は、いつも寝るときに使っている空気清浄機の音に似ているから、ひどくは気にならなかったものの、何度か眼を覚ました。
眠りの浅さを長さでカバーしようと、しっかり朝寝坊をした。

今日は晴天。
8時半ごろに高速を出て、身延山の久遠寺へ。

この三門をくぐって、急勾配の石段を287段登ると境内だ。
三門と境内の高低差は100メートル以上もある。
石段がきついので、乗り合いタクシーが繁盛していた。
カミさんはタクシーに乗り、ボクは歩きで、別々に境内へ向かった。

石段の途中は、息を切らせて休んでいる参拝客がいっぱいだ。
ボクは超軽量なのでスイスイ登れる。
うっかりすると、一歩で2段登りそうになるほどだ。

今日のハイライト、樹齢400年の枝垂桜は見事だった。


道の駅「富士川ふるさと工芸館」に立ち寄る。
ここはガラス工芸や陶芸などが楽しめるから、桃の開花待ちのヒマつぶしに良さそうだ。
国道52号から、早川沿いの南アルプス街道に入った。
道沿いは桜が多いし、早川の渓流は水量が豊富で、見ごたえのあるポイントが沢山あった。


町営の共同風呂「奈良田の里」で入浴。
写真は風呂の入り口。

42度強の源泉を、加温せずに掛け流ししている。
ツルツルした良い泉質だが、ぬるいのが欠点だ。
湯に浸かると、いつまでたっても、寒くて出られない。
出るに出られないお客たちで、浴槽だけが満員だった。
従業員が「夏は大丈夫なのですが、冬はちょっとネ~」。

P泊は道の駅「しもべ」。
6時に閉門となる駐車場に入ったので、客はボクらだけ。
道路から奥まった、山ふところなので、夜は不気味なほどの静けさだ。
昨夜のP泊と違いすぎる。
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山梨へ

2010-04-02 | 旅行記
午前中は強風が吹き荒れ、電車や飛行機が止まった。
キャブコンが高速道路を走れるような日和ではない。
仕方なく自宅でゴロ寝していたら、午後になってピタリと風が止んだ。

「おお、これなら出かけられる」
明日は土曜日だから、割引き目当ての車で、高速が混むだろう。
午後2時ごろに自宅を出発した。
首都高の渋滞も無く、順調に中央高速道路に乗った。

山梨の桃は、まだ咲き始めたばかりだ。
早く着いたってしょうがない。
全部のSAとPAに立ち寄りながら、境川SAに到着した。
すぐ先の甲府南インターチェンジを出れば、道の駅「とよとみ」がある。
このSAで寝るか、それとも、道の駅で寝るか。

一番奥のコーナーに駐車してみると、意外に静かだ。
車窓の借景もまあまあなので、このままP泊することに決めた。
もし大型車がやかましくなったら、道の駅に移動することにしよう。
夕暮れの甲府盆地を眺めながらの晩餐となった。
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お花見旅の出発

2010-04-01 | その他
車内の美化運動が終了したので、今日は旅の出発準備をした。

山梨の桃と桜を見物してから、日本海側に抜けようと計画している。
日程とコースを決め、分かる範囲で、お楽しみネタとP泊地候補を集めた。
ベースプランがあれば安心である。
いつでも逃げ込めるベースプランがあれば、逆に、旅の自由度が広がるものだ。

嬉しいことに、能登でお仲間のクルマに出会えるかもしれないとわかり、お楽しみがひとつ増えた。
ただ、問題はお天気と、それによって変動する開花時期だ。

桃花の見ごろに到着したいのだが、それが良くわからない。
早めに現地入りして、車上生活しながら咲くのを待つ方法もあるが、いきなり満開を見るほうが感動するだろう。
ライブカメラでも探してみるか・・・
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