散歩するなべさん

しょうがなくも所在なく散歩するなべさん。近頃野鳥に目覚めて鳥見お散歩の日々。病気もしたけど時には山歩きに物思い旅ね。

村上春樹のことね

2010-12-19 17:52:42 | 


そろそろ、最近読んだ本の話題で、
と思うのですが、
そうなると、村上春樹の本が
のど元に引っかかって
何故か少々腰が重くなります。
スルーして先へ進みたいのですが…。
(複雑なのですよ。)

だからちょっとだけね。


村上春樹
「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」





小説が面白い作家って、
あまりその人のエッセーは
読む気がしないし、解説本も
あまり読まないようにしています。
でも、これはインタビュー集だし、
お気楽だから読んでみました。
面白うございました。
小説だけで感じてきたことが、
色々立体化されるところもありました。

初めて知ることもたくさんあったし、
「へ~なるほどね~。」
と、思うところもたくさんありました。

(毎日のように、マラソンやってる
ということも知らなかったし。
イメージ変わったけど。)

デビュー作以来伴走するように読んできましたから、
色々な思いはありますが、
「あら、あの小説の頃は、作家としてはそういう思いだったのね。」
と思ったり、
「作家としてはそうかもしれないけど、読者としてはこうだよ。」
ということもあったり。

「ノルウェーの森」がリアリズム小説
だって言うのには正直驚きましたね。
そりゃー分類すればそうかもしれないけど。
(ちょっと違和感ね。)

「自己表現しようとする罠」なんて
「なるほどね~。」という箇所かな。


と、まあ、伴走するように読んできた
一応のファンとしては、色々思うこともありまして、
内田樹のように手離し絶賛というわけには行きませんし、
何だか、話題にするのが腰が重いのであります。
書き出すとどんどん文章長くなりそうだし。

それにしても、読みながら過去の作品の内容を
からっきし覚えていないことに
我ながらあきれてしまいました。
(少し、読み直してみますかね。)



でも、今でも最高傑作は
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」
だと思ってるんですけど。




コメント
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