そろそろ、最近読んだ本の話題で、
と思うのですが、
そうなると、村上春樹の本が
のど元に引っかかって
何故か少々腰が重くなります。
スルーして先へ進みたいのですが…。
(複雑なのですよ。)
だからちょっとだけね。
村上春樹
「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」

小説が面白い作家って、
あまりその人のエッセーは
読む気がしないし、解説本も
あまり読まないようにしています。
でも、これはインタビュー集だし、
お気楽だから読んでみました。
面白うございました。
小説だけで感じてきたことが、
色々立体化されるところもありました。
初めて知ることもたくさんあったし、
「へ~なるほどね~。」
と、思うところもたくさんありました。
(毎日のように、マラソンやってる
ということも知らなかったし。
イメージ変わったけど。)
デビュー作以来伴走するように読んできましたから、
色々な思いはありますが、
「あら、あの小説の頃は、作家としてはそういう思いだったのね。」
と思ったり、
「作家としてはそうかもしれないけど、読者としてはこうだよ。」
ということもあったり。
「ノルウェーの森」がリアリズム小説
だって言うのには正直驚きましたね。
そりゃー分類すればそうかもしれないけど。
(ちょっと違和感ね。)
「自己表現しようとする罠」なんて
「なるほどね~。」という箇所かな。
と、まあ、伴走するように読んできた
一応のファンとしては、色々思うこともありまして、
内田樹のように手離し絶賛というわけには行きませんし、
何だか、話題にするのが腰が重いのであります。
書き出すとどんどん文章長くなりそうだし。
それにしても、読みながら過去の作品の内容を
からっきし覚えていないことに
我ながらあきれてしまいました。
(少し、読み直してみますかね。)
でも、今でも最高傑作は
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」
だと思ってるんですけど。