土日はどうやら天気が大荒れとの予想なので、
天気が良いうちにと思って、奈良大宇陀方面へ。
桜巡りをかねて山里の春景色を味わっておきたいところです。
大宇陀の又兵衛桜。
例年ちょっと遅かったりしてはずしていたのですが、
今回はどうやら満開時期に当たったようです。
又兵衛桜、豪快で男性的なんですが、
すぐ近くの北向き地蔵桜もお気に入りです。
榛原から曽爾村へ行くルートの途中に仏隆寺があって
谷筋の道をさかのぼっていった所、長い石段の上に
お寺があり、その石段の途中に千年桜があります。
こちらにも回ってみました。これはまだ3分咲きというところ。
さすがに樹齢900年を越えると標榜するだけに
中々の堂々たる老木です。
でもまあ、こうして桜をネタにしながらも、
野山を彩る山桜や山ツツジやらを眺めつつ、
大宇陀の山里をあちこち経巡っていくのが、
何とも春を感じていいものであります。
車でありながらもハイキング気分にもなりまする。
そして、もちろん曽爾高原の温泉立ち寄りもね。
湯浴みで一休みした後、序でですので、
もう少し野山を越えて、東吉野村へ回って宝蔵寺へ。
ここにも静かにひっそりと見事な枝垂桜があります。
「いや~こんなところに、こんな桜が、、、」
と、同じように桜巡りをされている
ご高齢者の方がため息をついておりましたね。
思わず二人で並んで、佇んでしまいましたが。
中々女性的で、ひっそりとしている分、風情があります。
そうして、高見川に沿って、吉野へ出、
帰路についたのはもう日暮れ時でありました。
自宅へ戻ると、またまた、福島原発使用済み燃料プールの
冷却停止のニュースが流れておりました。
世間様の時間は一時も休まず流れているようでございますね。