散歩するなべさん

しょうがなくも所在なく散歩するなべさん。近頃野鳥に目覚めて鳥見お散歩の日々。病気もしたけど時には山歩きに物思い旅ね。

「あら、珍しかぁ~」、長崎帰郷篇

2014-11-01 23:47:26 | 旅行

 

昨年の今頃、母親が仏壇に蝋燭を上げる際、
袖口に火が燃え移って大やけどを負ってしまいました。
手術を何度か繰り返し、今は元気になっていますが、
病院を転々としながら、ようやく今の施設に落ち着いたのが
今年の1月でありました。(御歳、92ね。)

大やけどのあとは一挙に認知症もすすんで、車椅子状態にもなり、
自宅に戻れるという状態ではなかったわけであります。

その折、ケアマネージャーの方に本当に頑張っていただいて、
現在の施設に入所出来ることができました。(感謝しているのです。)

 

28日、休みを利用して施設を訪問。今回はなべ嫁さんも同行です。
娘、息子達はさすがにまだわかるのですが、
孫ということになると、もう判然としなくなっております。
でもって、久しぶりのなべ嫁さんは、やや不安げであったのですが。


部屋へ入るなり、母親の目は、なべ嫁さんに注がれ、
突然きらきらしたかと思うと、

「あらぁ、ノブエさん、珍しかぁ~!!」

と、いっぺんに母の目がうるうるとして、涙ぐんでしまいました。

普段面倒を見ている妹も「いやぁ、ふしぎなこと~。」
と、これにはびっくりであったのです。


朝、何を食べたかもわからない母親ですが、
この時は、何だか大やけどをする前の母に戻ったような感じで、
表情もつやっぽくありまして、一同なかなかの感激でありました。

でも、すぐ近くのお見舞いの他人様を指さして、
「あれ、私の弟ですよ。」
と、なべ嫁さんに説明したりするのでありますが。
(ありゃりゃ!?ですけどね。)


母の入院・手術以来、自宅は1年以上空き家同然になっております。
(妹や兄嫁が時折り、仏壇のお供えや、片づけを行っています。)
帰郷のとき、一人であれば、妹のうちに泊まるのですが、
今回はなべ嫁さん同行ですので、駅前に宿を取りました。  

長崎駅前の電車通り。  ↓


でもって、29日早朝、駅前を散策。

山よりの方へ行くと、26聖人殉教の西坂の丘があって、
その手前に本蓮寺というお寺があります。
海軍伝習所時代の勝海舟が宿所にしたところです。

 

           

 

また、わたくしの浪人時代、予備校に通った辺りですので、
色々懐かしかったりするのでありました。

 

さて、休みを終えて久々お仕事に戻ると、
生徒達も修学旅行を終えて久々の登校でした。
沖縄を随分楽しんだようです。代休があったはずですが、
授業はあちらの席、こちらの席と居眠りばかり。
エネルギーを出し切ってしまったのでしょう。

一人の生徒からお土産をいただきました。 ↓

 


なかなか、ええ子ですなぁ。

でも、授業中ふと眺めると、
この子も居眠り、爆睡中でありましたな。

 

 


 

コメント (2)
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