地震が止みません。現地の不安は増大するばかりで、なかなか深刻です。
とりわけ暗い夜に起こる余震はどれだけ恐怖でありましょうか、想像に余りあります。
土砂崩れの起こった南阿蘇の映像は、この付近をかつて歩いたこともあって、
(その場所そのものではないですけど。)何だかいっそういたたまれない気分になります。
遠く離れて地域を故郷とする人達にとってはなおさら胸をかきむしられる思いでしょう。
(募金を呼びかけるロッテ伊東監督の男泣きが印象的でありました。)
もう15年ほども前になります。
阿蘇の草千里から山道に入り烏帽子岳を登って南へ下っていきました。
下りおりた所に垂玉温泉があり、この滝見の露天風呂で山道の汗を流しました。
さらに坂道を少しだけ上がったところに地獄温泉があります。ここに一泊でしたね。
地獄温泉は私の温泉巡りの中でもベスト3に入る印象深いところ。
まだ4月に入ったばかりの春休みでしたが、時期としては珍しく雪が降ったことでもあり
温泉の風情もさることながら、印象深い旅なのでありました。
(今回、地獄温泉の客が孤立してヘリで救出されていました。そして
土砂崩れの起こった火の鳥温泉はこのすぐ西側付近のようであります。)
翌日、山を下り、南阿蘇鉄道で、立野を経て熊本市内へ。そして熊本城見学。
今回の熊本城の瓦や石垣崩壊の姿は何とも無残ですね。
土地のシンボルであるだけに地元はもとよりお城ファンの人も沢山いるはずですから
何ともいたたまれない気持ちでありましょう。
ともあれ、まずは地震が早くおさまることを願って止みませんね。