散歩するなべさん

しょうがなくも所在なく散歩するなべさん。近頃野鳥に目覚めて鳥見お散歩の日々。病気もしたけど時には山歩きに物思い旅ね。

何だか侘びしい杖立温泉

2012-01-09 01:16:55 | 温泉


ダム湖を経て
杖立の入り口のところで
県境を越えて、
熊本県小国町に入ります。

 

バスを降りるともう
川の両側に並んだ旅館街の
あちこちから
湯煙が上がっています。

バスを降りた所ね。 ↓

川縁まで降りていきます。 ↓

 

さすがに内陸の山間部で、
空気が冷たく、橋の上などは
凍り付いていて滑りそうです。
ザックを背負ったまま
しばし温泉街の散策でありました。

あちこちに蒸し場なるものがあります。                                   野菜など蒸したりするんでしょう。    ↓

 

路地が迷路のように入り組んでいます。                                「背戸屋」と呼んでいるようです。                                      ちょっとレトロです。    ↓

路地の真ん中からも湯煙が。 ↓

共同湯の「薬師湯」ね。 ↓

 


杖立温泉は、かのつげ義春が
「蒸発旅日記」で
ストリップ小屋のエピソードを
侘びしく残しているところ。

おそらく昭和の40年代頃
隆盛を極めたのでありましょう。
今は、湯煙の風情は充分なんですが、
何せ、人が歩いていません。
実に閑散としていて、
おそらく何ヶ月も閉じられたままの
スナックの看板やらが侘びしげであります。
かつて隆盛だった歓楽街の面影を                                    少し残している分だけ
いっそう侘びしげでありますな。
(寒いせいもあるかな~。)

 

素泊まりのお宿を取りました。
実に愛想のない女将さんが
またいっそう侘びしさを
増幅させるのでありました。

お宿の2階から。                                                温泉を通す管が網の目状です。 ↓

 

気を取り直して、                                                夜、ちょっと小増しな旅館の                                         温泉に立ち寄り湯を致しました。

米屋別荘というお宿の長寿霊泉湯です。 ↓

 

それから
夜になってようやく開いた
一軒だけの食堂で
焼きうどんの夕食でした。
お客さんは、
なべさん一人ですけど。

 

(侘びしさに溶け込んでしまいそうよ。)

 

 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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不思議 (yaasan)
2012-01-09 14:44:21
いつも思うんだが、なべさんのいくとこほとんど客がいない。ようこれでもってるな?温泉というのは一度できたら「倒産」せんの?
俗人の疑問でした。(笑)
返信する
こんなところもいいのです (なべさん)
2012-01-09 17:11:41
そうですな。そういうところをねらってるのでしょうかね?もっとも杖立は高度成長期の慰安旅行、社員旅行の団体さんが主流だったところの温泉地。時代に合わせた転身の動きもありますが、なかなかうまくいってないのか、身もだえしている感じ。沢山旅館やお店は倒産していると思いますよ。本来が侘びしい温泉地であればそれはそれなりの佇まいがあって、落ち着いた感じにもなるのでありますが。でも、こういうところもなかなか面白いのです。
返信する

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