小高い山から温泉街へ降りて
きたところに、老舗の大丸旅館があって、
その向かいに茶房川端家というお店があります。
このお店へ入って、小休憩ね。
ちょっと大正レトロな上品なお店であります。
お正月も3が日済むと
ぜんざいでも食べたくなりますよね。
温泉水を使った名物ぜんざいね。 ↓
しばし、ウィンドウからの
明るい日差しにゆったりしながらも
まだまだ、時間がありますので、
もう一度「温泉館、御前湯」
に、入ることにしました。
温泉館のフロントの方が、昨年の
豪雨災害の様子を話してくれました。
竹田の方だけでなく、ここの芹川も大洪水で、
源泉口が流されて、復旧が大変であったそうです。
源泉の取り入れ口が流されて、
源泉が轟々と吹き上がる有様であったとか。
何だかもっと話したい風でありましたが、
なべさんはザックを預けて
浴場のほうへ入ってしまいましたね。
ぬるめのぶんだけ、いつまでも
入っていられるので
「それで、長湯と言うんですかね。」
と、夕べだんご汁の
お店のおばちゃんに聞いたら、
「そうですね~。そうだろうね~。」
と愛想返事でありましたが、
やっぱり、湯につかりながら、
そうにちがいないと思うのでありました。
(結局、この御前湯が一番庶民的で、
くつろげて、落ち着くようであります。
お気に入りね。)
この地域のローカルバスは数年前に
大手の子会社になったようです。
田舎の赤字路線ばかりで経営も難しいのでしょう。
大分駅への直通バスが一日2便あります。
7時20分と午後1時であります。
(往路は時間が合わず利用できなかったのね。)
この路線も赤字路線で廃止寸前のところ
市の補助が入ってコミュニティバスとしての
運営になっているとのこと。
バス通りでバスを待ちます。 ↓
さて、ようやくバスに乗って
帰途に着くのであります。
再び野を越え山を越え、
いくつもの集落をまわっていくのでありますが、
乗降客は一人もおらず、
バス停の名前がむなしく
アナウンスされながら、通過していきます。
窓の外はのどかな野山の風景であります。
時々、廃屋も見えたりしますが。
そうして、大分駅へ至るまで、1時間30分。
この間終始お客さんはなべさん一人でありました。
(さすがに赤字路線、厳しいよね。)
でも行過ぎる野山や集落の風景は
のどかなものです。
過疎化していく集落ですが、
何とかこのまま残していく知恵はないものかと
思ったりもするのですが。
まあ、中々遠いところで、
またいつ来られるかわからないところを、
ようやく訪れることが出来て
とりあえず、なべさんは満足なのでありました。
せっかくですので、大分駅で
大分名物のとり天に挑戦。 ↓
(やっぱり完食は無理でしたけど。)
ところで、どこにいっても、アジア系の人の多いこと。特に、湯布院は、人、人、人です。教えていただいた天井桟敷には、さすがに、アジア系の団体さんは、いなくて、ゆっくり休憩できました。
湯布院の宿では、温泉に入ったところ、パンツをはいたままの若い女の人がいて、ビックリです。そのまま、湯船にはいったら、私のたどたどしいハングルと英語で、ぜったい注意してやらなくてはねと、思っているうちに、お風呂からあがってしまいました。由布岳も久住の山並みも、雪をかぶり、なかなかきれいでした。
ガニ湯はちょっとぬるすぎて入れる湯ではなかったと思います。おそらく入る人もあまりいないでしょう。でも充分シンボルとしての役割を担っているのでしょう。
長湯温泉はその山里のたたずまいがなかなか宜しいですね。またいつか行ってみたいと思っております。