さて、去年の6月、
社会保険事務所であります。
出かけると、
相談窓口は特別にこしらえてあって、
事務所の、道路をはさんだ向かいのビルの、
多分3フロアーぐらいをごっそり
借り切っているものでありました。
おそるおそる覗いてみると、
受付で整理券を渡されて、
通された待合いフロアーは
お年寄りで
いっぱいだったのであります。
気を利かせたつもりなのか、
テレビがどかんと真ん中にすえられていました。
「気長に待ってね。」
ということでありましょう。
さすがにさもありなんという有様ですよ。
「これはどうにもなりませんな~」と
暗い気持ちにもなったのでありますが、
でもこちらは歴然とした証拠があるもんね、
とも思い直すのでした。
すこし出足が遅れたようでありました。
結局待ちに待って、半日以上の仕事と
なってしまったのです。
(ひどいでしょう)
順番がようやく回ってきたときは、
「しまった、ボイスレコーダーでも持って来れば良かった。」
と思ったりもしたのです。
係の人に年金手帳と領収書を見せると、
コピーをとられました。
曰く「これから元をたどって調べてみます。」
(えー、、即訂正にならないの?こんなにはっきりしてるのに。)
(調べるって、結局わからなかったらどうなるの。)
曰く「そうなると第三者委員会に行くことになりますかね。」
(え、え、えっ!?)
(それで、調べた結果はいつ頃わかるの?)
曰く「半年ぐらいかかるかと思います。」
あれま、
こんなにはっきりと年金手帳の記録があるのに、
結局お役人さんは自分ではマチガイが
訂正できないってことなのね、
と実に唖然としたのでありました。
ボイスレコーダーを持ってこようが
これはらちがあきそうにありませんね、
とやっぱり暗いあきらめ気持ちになって
とぼとぼと帰途についたのであります。
どんなにたくさんのお年寄りが
同じような目にあって
暗然たる気持ちでいることでしょうね。
怒りに根気のないなべさんでありました。
しかしストレスフルなことでありました。
案の定、それから1年過ぎても
なんの音沙汰もなかったのであります。
(この稿、続くのであります。)
社会保険事務所であります。
出かけると、
相談窓口は特別にこしらえてあって、
事務所の、道路をはさんだ向かいのビルの、
多分3フロアーぐらいをごっそり
借り切っているものでありました。
おそるおそる覗いてみると、
受付で整理券を渡されて、
通された待合いフロアーは
お年寄りで
いっぱいだったのであります。
気を利かせたつもりなのか、
テレビがどかんと真ん中にすえられていました。
「気長に待ってね。」
ということでありましょう。
さすがにさもありなんという有様ですよ。
「これはどうにもなりませんな~」と
暗い気持ちにもなったのでありますが、
でもこちらは歴然とした証拠があるもんね、
とも思い直すのでした。
すこし出足が遅れたようでありました。
結局待ちに待って、半日以上の仕事と
なってしまったのです。
(ひどいでしょう)
順番がようやく回ってきたときは、
「しまった、ボイスレコーダーでも持って来れば良かった。」
と思ったりもしたのです。
係の人に年金手帳と領収書を見せると、
コピーをとられました。
曰く「これから元をたどって調べてみます。」
(えー、、即訂正にならないの?こんなにはっきりしてるのに。)
(調べるって、結局わからなかったらどうなるの。)
曰く「そうなると第三者委員会に行くことになりますかね。」
(え、え、えっ!?)
(それで、調べた結果はいつ頃わかるの?)
曰く「半年ぐらいかかるかと思います。」
あれま、
こんなにはっきりと年金手帳の記録があるのに、
結局お役人さんは自分ではマチガイが
訂正できないってことなのね、
と実に唖然としたのでありました。
ボイスレコーダーを持ってこようが
これはらちがあきそうにありませんね、
とやっぱり暗いあきらめ気持ちになって
とぼとぼと帰途についたのであります。
どんなにたくさんのお年寄りが
同じような目にあって
暗然たる気持ちでいることでしょうね。
怒りに根気のないなべさんでありました。
しかしストレスフルなことでありました。
案の定、それから1年過ぎても
なんの音沙汰もなかったのであります。
(この稿、続くのであります。)