14日の植物公園。フジバカマの花壇があります。
バタフライガーデンという標識が立てられていました。
たくさんのアサギマダラがその花のまわりにひらひらと舞っておりました。
鳥さんばかりを追っかけておりますので、それほど蝶には興味もないのですが、
でもアサギマダラというと、2000キロもの旅をするというあの蝶であります。
珍しいことですから、しばし観察しながらシャッターをきらせてもらいました。
秋口に、本州から九州、南西諸島を経て台湾へ渡るとか。
1980年以来、マーキング調査が盛んなようで、
2000キロ以上の距離を飛んでいるというのが確認されています。
まだわからないことがたくさんあるようですが、
鳥さんの渡りと並んで、不思議で、すごいことですね。
今、繁殖地の高原から渡りの時期で、平地のここは通過地点だということです。
でも、蝶の寿命って、5,6ヶ月とありました。
だとすると、羽化して海を渡ってそれだけで生涯を終えるということですね。
そして、春から初夏にかけて北上してくるのはまた別の個体です。
「海を渡るアサギマダラ」と聞けば、一片の詩が想起されます。
「 てふてふが一匹韃靼海峡を渡って行った 」
安西冬衛の鮮烈なイメージをはなつ詩です。
はて、この蝶はアサギマダラかどうかわかりませんが、
ひらひらとしたか細い蝶がはるかに海を越えていくという大胆さが目に浮かんできます。
ちなみに「春」と題されたたった一行だけの詩なんですよ。
貴重なものを見たんだという思いでしたが、さてこの日の鳥さんは
シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、コゲラさんなどお馴染みの鳥さんばかりでありました。
コゲラさんね。↓
しばらく雨が続くお天気のようです。気温も下がって、秋も深まるようです。
お互い体調を崩さないように致しましょう。
清滝はかつて手術後の身体慣らしに歩いた記憶があります。懐かしいです。