ごっとさんのブログ

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   薬と猫と時々時事

長い会議が多かったです

2014-11-10 12:38:10 | 時事
私も勤務していたころは、会議などが非常に多く、かなり長時間拘束されました。まあ私はサボることも多かったのですが。

会議については先輩の名言があり、10年以上前からですが、その名言に従うようにしてきました。
「会議の目的は2つしかなく、一つは決定事項を周知徹底させること、もう一つは出席者が自分で決めたと勘違いさせること」

つまり会議の主催者は、それだけ十分な準備とうまい運営を心掛けなければいけないということです。私は会議は2種類に分け、出席者の意見を聞くためのものと、それをもとに何かを決定する会議を区別するという方針で進めてきました。
通常は、これをいっぺんにやり、意見を聞きながら結論を出すやり方が多いような気がします。もちろん内容にもよりますが、この方法は十人十色の集まりでは時間がかかるばかりで、一つの結論にはなかなか到達しません。

企業だけではなく多くの場合は階級があり、上の人に決定権があることが多いのですが、常に上位者が決定するのであれば、会議を開く意味がほとんどなくなってしまいます。それでも主催者が結論を持って会議に臨み、決定権を持った人にそれを納得させるような運営をすれば、会議開催の意味が出てきます。

民主的に全員の話し合いで決定することがよいとされていますが、本来全員の意見を聞くことと決定することは異なり、決定者は一人であることのほうが良い結果になることが多いと思います。なにか行動を起こしたり、方向を決めたりする場合は、全員の意見が一致することが望ましいのですが、現実的には無理なことと思われます。結局誰かが決めたことを、皆が従うという形になります。このときいかに反発を少なくするかが、会議の進め方にかかっているわけです。

話し合いではよくあることですが、ある意見を述べそれが反対されると、どんどん自分の意見に執着していきます。これは多かれ少なかれほとんど人の傾向ですので、話し合いを続ければそれだけ意見の差がはっきりし、決着することが難しくなります。これが長い会議になる典型例です。こういった形にならないように運営するのが、議長や司会者、いわゆるMCの腕によるわけです。そこで私の持論として、会議を招集するのは結論を持っていなければいけないになるわけです。