ごっとさんのブログ

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錦織選手最終戦で準決勝進出

2014-11-14 15:38:45 | 時事
昨日は私も夜テニススクールに行き、1時間半のレッスンを受けてきましたが、コーチやテニス仲間はあまり錦織で盛り上がっていませんでした。昨日のファイナルのリーグ戦最終試合に勝てば、錦織の準決勝進出がほぼ決まりますので、楽しみに観戦しようとしていました。

前に錦織が1勝したとこのブログで書きましたが、2戦目のフェデラー戦は、決して調子が悪かったわけではないのに完敗でした。やはりこういった特別な試合では、ちょっとした力の差がスコア的には大きな差として出てしまうようです。錦織以外もスコア的にはすべて一方的で、フルセットまでいった試合は一つもありません。フェデラー戦では、サーブの調子が悪かったのですが、すばらしいストローク戦でほぼ互角のようでしたが、やはり王者フェデラーが強かったという結果でした。

幸いまた11時からでしたので、ゆっくり見るため先に風呂に入っていると、かみさんの叫び声が聞こえました。開始前にネットをチェックしたところ、なんと対戦相手のラオニッチが故障のため棄権してしまったのです。もう試合がないのかと思っていたら、補欠のフェレール戦を行うというのです。わたしはこれを聞いたとき、錦織は不戦勝で2勝だと思っていました。ところがなんとこの試合の結果が正式な勝利数となり、フェレールに勝たないと準決勝に行けないようなのです。まあルールですからやむを得ないのですが、こんなドラマのようなことが起きるとは!。

これはファイナル直前のパリでのマスターズで、錦織とフェレールが当たりました。この時錦織は負けるとファイナル出場が他の選手の結果次第となり、フェレールは負けると出場が難しくなります。両者ともに絶対に勝ちたい試合だったのですが、フルセットの激闘の結果なんとか錦織が勝利しました。そのためフェレールは9位となり補欠になってしまい、ラオニッチが8位で出場権を得たのです。そのラオニッチが棄権し、フェレールが代わりに錦織と対戦するとは!。フェレールにとっては、リベンジのこの上ない舞台となったのです。

錦織は試合開始1時間半前に、この交代を知ったようですが、どんな気持ちだったのでしょうか。ラオニッチはビッグサーバーで、短時間で決着がつくタイプで、フェレールはどんな球でも拾い捲り、相手のミスを待つという全く逆のタイプです。こうなると過去の戦績などまったく参考にならず、かみさんと緊張しながら観戦しました。

予想通り1ポイントが非常に長い試合となりました。フェレールはこのような舞台に緊張している様子もなく、決まったと思うボールを返し、結局1セットとってしまいました。しかしさすがに錦織で、2セット目からはより厳しいストロークになり、セットを奪い返しました。
このファイナル初めてのフルセットになりましたが、錦織の強さが出てあっさり勝利しました。試合時間も2時間以上になり、次のフェデラーが1時間もかからず勝ったのと対照的でした。

次の準決勝は、たぶん世界No1のジョコビッチになるでしょう。もう勝ち負けは気にせず、試合を楽しみたいと思います。もちろん希望としては、決勝でもう一度フェデラーに挑戦してほしいのですが。