ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

不思議猫の不思議な病気

2014-11-21 11:17:51 | 
以前不思議猫ファーが、行方不明になった話を書きました。実はその続きがありました。ファーはまだ子猫の性質が残っているようで、起きているときは家じゅうを駆け回っています。それが行方不明になった次の日も、寝室の毛布にくるまってほとんど動きません。それでも餌を持っていくと、もぞもぞ起き出し少しは食べていました。しかしどう見ても様子が変で、かみさんとどこかが悪いのではと、熱を測ったりしましたが、猫としては平熱ぐらいでした。いろいろ体を点検しましたが、素人が見ても何もわからず、肉球が普段はきれいなピンクなのに、色があせた感じがする程度でした。

かみさんと貧血の症状があるのかなどと言っていましたが、3日目になってもじっとしたままです。それでもある程度は食べているし、何か苦しそうな様子もないのですが、猫じゃらしなど持って行っても全く反応しません。やはり獣医さんに連れて行かないといけないということになりましたが、この日はいろいろ用事があり、もう少し様子を見ることにしました。ところが次の日も同じで、全く動かないのですが、この日は獣医さんがお休みでした。まあ急に何かなりそうな気配はないので、時々見にいき観察していました。この日は夕方起きだしてきたのですが、餌を少し食べ居間のお気に入りの場所で寝てしまいました。

次の日は朝起きだしたのですが、捕まえて獣医さんに連れていきました。獣医さんに事情を話し、いろいろ診察してもらったのですが、特に異常はないようです。結局血液検査をしてもらい、結果が出るまで待っていましたが、ファーはすっかり元気になっていました。血液監査の結果も、貧血などもなく、他の臓器の数値もすべて正常でした。よかったことは、白血病と猫エイズの検査もしましたが、これも陰性でした。普通こういった検査は、たとえ陽性でも治療法がないのでやらないのですが、ファーは3匹の赤ちゃんを里親に出しているので、やや心配していました。結局すべての検査が異常なしで、獣医さんも何の処置もなく帰ってきました。

家に帰ると、何もなかったかのように、家の中を駆け回っており、いつものファーに戻っていました。あの動かない4日間は何だったのでしょうか。
やはり何らかの病気になり、どんな症状が出たのかわかりませんが、じっとしていることで治してしまったようです。
猫の自己治癒力がしっかりしていることもありますが、たぶん人間もどこか調子が悪くなった場合は、じっと寝ていることが最大の治療になることを示しているような気がします。