ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

新宿に行ってきました

2016-06-25 10:34:04 | 日記
昨日かみさんのサックスの調整・修理の時期が遅れてしまったので、新宿の楽器店に行き、私も付き合って行ってきました。

なにしろ自宅からはドアツードアでは1時間半以上かかりますので、久しぶりの上京というイメージです。予約が2時でしたのでそれに合わせていったのですが、楽器店は新宿3丁目で歩いてもそれほど距離はないのですが、何しろお上りさんですので、新宿から地下鉄で行きました。

それにしても昨日は平日の1時半過ぎという時間なのに、駅から地下鉄までは人の波でした。まあ私たちもその一員ですが、この人たちはどういう人種なのでしょうか。それでもなんとか時間通りに楽器店に行き、預けることができました。

その後遅い昼食をと思ったのですが、近くのビルの中の店はすべてランチタイムが終わっていました。かみさんが靴を買いたいというので、そのまま伊勢丹まで行き、その上のレストラン街に行きましたが、どこが個人消費が落ち込んでいるのかと思うくらい混んでいました。それでもやや高かったのですが、ビールを少し飲みながらおいしいそばを食べることができました。

そのまま婦人靴売り場に行きましたが、広いスペースに一面の靴というすごい売り場でした。ここはほとんどがいわゆるブランド物の靴なのか、私の感覚から言うと異様に高い靴ばかりでした。見た感じでは特に素敵な靴というわけではないのに、数万円が普通で、中には10万を超えるようなものまでありました。誰がこんな靴を買うのかと思っていましたが、かなり大勢いた客はどう見ても普通の若い人から年寄りまでで、何となく異次元の世界に来たような感じでした。

かみさんはこれからはくサンダルのような簡単なものを探していましたが、この中では比較的安いものが気に入ったようで、購入しました。ついでに私もこれからはくサンダル(車の運転が可能なかかと付きです)を買うため隣のメンズビルに行きましたが、気に入ったものや私の足に合うものがなく買わずに帰りました。

それにしてもここでも値段には驚きました。どうもこういった一流デパートというのは、庶民の感覚とは違っているようです。

楽器店に戻ったところ、もう調整が終わっていましたが、やはり部品の何点かは交換したようで、半年に1回くらいは調整したほうが良いようです。とはいっても1年に1回が良いところのような気がします。

これで新宿駅に戻りましたが、かみさんはデパートで買い物をしたかったようですが、二人とも疲れ切ってしまい、結局そのまま帰ってきました。やはり田舎者は人ごみの中を歩くだけで疲れてしまうようです。

マイクロソフトの蚊取り器

2016-06-24 10:36:18 | 文化
マイクロソフトが開発した蚊取り器を、アメリカテキサス州の南部に設置するという記事を読みました。

マイクロソフトと蚊取り器というと何となくそぐわない感じがしますが、今やマイクロソフトはソフトウエアの開発だけではなく、ハード面や周辺機器も含めた一大メーカとなっていますので、何を作っても不思議はないのかもしれません。

蚊取り器というと蚊取り線香に含まれている菊酸を思い浮かべますが、現在でもこの菊酸の類似化合物が蚊取り器の主流になっているようです。菊酸類は蚊やハエなどの衛生害虫を特異的に殺し、哺乳類はもちろん他の生物には全く害を与えないという優れた性質を持っています。

もともとはやや不安定な物質でしたが、現在は化学合成され安定なものとなっています。代表的な電気蚊取り器は、弱い熱によってこの菊酸類縁体を揮発させるものや、マイクロカプセルに封入し、高分子の中に練りこみ徐々にカプセルが壊れていく、つまり窓の外につるしておくだけでもよいタイプなど出ています。

しかしマイクソフトの開発した蚊取り器は当然ですが全く異なった、いわば電子機器のようです。高さ30センチほどの蚊取り容器は三脚の上に設置され、内部は64の小部屋に分かれて蚊をとらえます。二酸化炭素を放出して蚊を引き寄せ、いずれは中に入った蚊に赤外線を照射して反射具合によって蚊の種類を識別できるようになるようです。

特定種の蚊が入るとばね仕掛けの扉が自動的に閉まり、目的の蚊ではないと分かれば扉は開いたまま蚊を逃がすという装置です。マイクロソフトの研究部門は、エボラ熱が流行していた2015年からこの装置の開発に着手したようです。当面の課題はジカ熱対策に充てるようですが、確かにこの装置を使えば、どんな蚊が分布しているかなどの情報がリアルタイムに集まりそうです。

蚊の種類は3000から4000種とされていますが、赤外線照射ですべての蚊の種類が判別できるようになれば、こういった蚊が媒介するいろいろな病気の対策に役立ちそうです。こういった蚊の情報は、瞬時に公衆衛生局に集まるようですので、生物学的な蚊の生態観察といった観点からも、今までできなかった情報が集まりそうです。

実際にジカ熱やデング熱などを媒介する蚊の生態は、ほとんどわかっておらず、本当に特殊な蚊だけが媒介するのか、それとも何種類かの蚊も宿主となりうるのかといった研究はほとんど進んでいません。今回の蚊取り器のような電子機器はどこまで進歩するのかわかりませんが、こういった方面からのデータでいろいろ面白いものが出てきそうな気もします。

老化の3大要因と老けない体 その2

2016-06-23 10:35:27 | 健康・医療
前回タイトルの記事をみて、あまり納得できる内容ではないが、批判的に取り上げてみました。

この3大要因の一つが活性酸素で、歳をとると活性酸素を分解する酵素の働きが悪くなり、いろいろ悪さをすることが老化の一因ということを書きました。これについてはあり得ることだと思っていますが、そのための対処法は全く意味がないでしょう。

余談ですが先日テレビでがんの予防という話をやっており、ガンの原因のひとつがこの活性酸素なので、血液の還元力を上げる食材を紹介していました。どうもこのところ活性酸素が諸悪の根源的な取り上げられ方をしていますが、それほど悪ものではないと思います。血液の還元力(何を測定しているのかわかりませんが)を上げればガンが予防できるというのは、あまりに短絡的なような気がします。

さて老化の話に戻りますが、3大要因の2番目は「タンパク質の糖化」としています。体内のタンパク質が糖によって変化し、細胞や酵素の働きが悪くなるとしています。これは初めて聞く老化の現象でした。確かにタンパク質のあるものは、末端の水酸基に糖が結合し、糖タンパクとなることは知られています。しかしこれはタンパク質が機能を発揮するために必要なことであり、体内のいろいろなタンパク質に糖が結合していくとは考えにくいような気もします。

この記事ではなぜ老化によってこのような反応が進むかは触れていませんが、新しい学説かもしれません。この対処法として、糖をあまり過剰に摂取しない、たれをつけて焼いた肉の焦げ目などを食べないとしていますが、どこがタンパク質の糖化と関連しているのかよくわかりません。

3大要因の最後が「ホルモンの分泌の変化」としています。免疫力を維持するDHEAや筋肉量や筋力の維持に関係する男性ホルモン、セロトニンなどの睡眠に関係するホルモンなどが歳とともに減少するとしています。これはたぶん確かのことと思われます。加齢によってこういったホルモンの生産量自身が落ちてきますし、必要に応じで分泌するタイミングがずれてくるようです。

私はこれは自然現象であり、避けることはできないものと思っていましたが、この記事では質の良い睡眠で回復するとしています。確かに人の体や脳は、眠っている間にホルモンが分泌され、いわばメンテナンスされていますので、ある意味正しいのかもしれません。正しい睡眠としては11時前に眠り、7時間程度の睡眠がよいようです。

結局3大要素の対する老化防止は、タンパク質を多くし糖分を少なめとして、早寝するという普通の生活をすればよいということになります。この程度で老化防止ができるとは思われませんが、特に変えることもないので実践するのは簡単かもしれません。

正社員という働き方 その3

2016-06-22 11:00:06 | 時事
新聞は5回連載されてこのシリーズも終わりました。その基調としては、正社員という制度は高度経済成長や多数の労働人口がある過去のもので、これからは変わらないといけないという物でした。

私がこのブログに書いたのは、1回目がこの正社員という仕組みは、新卒の一括採用に始まる、社内教育システムに支えられているので、これに代わるものがなく続くであろうということで、2回目が企業にとっては優秀な人材を社内に囲い込むための制度で、無くならないであろうと書きました。

つまりこの正社員という働き方は、働く側にとっても企業側にも都合のよいところがある制度といえます。これが現代社会に合わなくなったといっても、どう変えるかの具体策など全くなく、単なる評論に過ぎないような気がします。

但し新聞でもたびたび取り上げているように、長時間労働というのが最大の問題であると思います。この原因は仕事の量に比べて、正社員の数が不足しているとよく言われます。確かにこれも一因ではあるのですが、もっと根本的な問題のような気がします。

企業が利益を追求し、さらなる発展を目指しているのはどこも変わらないと思われます。会社内に一定の仕事があり、それをこなせば終わりという体質であれば、色々な工夫によって残業などの必要がなくなります。またこういった形でも伸びていく企業はあるのかもしれません。しかし通常はいかに業績を伸ばすか、会社として発展していくかを経営者だけではなく、いわゆる正社員も考えながら仕事をしているはずです。

私の場合はかなり特殊な職種ですのであまり参考になりませんが、主任研究員(いわゆる管理職です)としての仕事は、必ずやらなければいけないものというのはそれほど多くありませんでした。しかしやった方が良い仕事というのが山のようにありました。これをどこまでやるかは自分で決めるもので、ある意味楽な環境でしたが、これは当然人によって異なっていました。

私は率先してなるべく早く帰るようにしていましたが、こういう行動の人は少数派でした。一応私としてはグループ内のメンバーが長時間労働にならないよう、最低限の配慮をしていたつもりです。それでもあまり残業は少なくならなかったような気がします。

このように長時間勤務という問題は、昔からの企業社会が抱える根本的なものと思われます。ですから一部の人の意識が変わったからといって解決することは難しく、かなりの長期間にわたり、少しずつ意識改革を進めていくといった課題のような気がします。

宅地造成の色々な問題

2016-06-21 10:44:15 | その他
私の家の周りはかなりの速度で宅地化が進み、家の前の少し奥まったところも長年駐車場だったのですが、ついにワンルームのアパートとなるようで、現在建築が進んでいます。

何かの時に書いたような気もしますが、私がこの地に引っ越したときは、まわりは一面の田んぼでこういった梅雨時はカエルの鳴き声がうるさいほどでしたが、当然今は全く聞こえなくなりました。また近くに小さな川がありますが、この川は水が伏流水として川の下を流れていますので、普段はほとんど水が流れないような川です。このようにこの辺りは地下に水脈などもあり、あまり宅地に適していないような気もします。

かなり前ですが、最寄り駅の商店街にビルを建てるために基礎工事をやっていました。買い物か何かで出かけしばらく見ていましたが、あの長いコンクリートパイルが1回がしゃんと力を加えると、1本が見えなくなるくらい入っていました。そのくらい表面は軟らかい土地のようです。

ただゼネコンに勤めていた友人に言わせると、表面は柔らくても地下の岩盤までパイルを打ち込み、その上に立てれば安全上は問題ないようです。それでもあまり家を建てたいとは思えない気がします。ちなみに私の家は、元丘だった土地を削って平らにしたところですので、強度には問題ありません。

この田んぼを埋め立てて宅地開発をしたわけですが、大きな問題が発生しました。私の従兄弟が地主の一人で、いろいろ聞いた話です。元が田んぼでしたので、当然土や砂を入れて埋めようとしたのですが、表面から何メートルかが非常に柔らかく固まらないようでした。農業用の水路を埋め直したり、当初の予定の何倍かの砂や土を入れても、全くダメだったようです。

そこで造成のプロも交えて対策を練ったところ、地主が均等に出資し、いわゆるため池を掘ることになったようです。結局かなり広いため池を作り、地下水をここに集めるという方策で、何とかほかの土地を固めることができたようです。ため池は当然フェンスで囲ってありますが、本当に広くこれが必要とされる面積や深さなのでしょうが、かなりの無駄になったことは確かです。

まだどんどん家などが建っている状況ですが、自治体主導の開発ではないためか、スーパーやドラッグストア、ホームセンターなどの商店と、アパートやマンション個人住宅までが混在した奇妙な街並みなってきました。

私としては道路も整備され、商店が増えて歩いて買い物に行けるという、便利さも出てきましたので特に不満もないのですが、開発の経緯を知っているとあまり家を建てたくないことは確かです。